京都 嵐山-高雄パークウェイ 紅葉ツーリング

嵐山-高雄パークウェイ 旅・ツーリング
嵐山-高雄パークウェイ

先月11月の終わり頃に急遽平日のお休みが取れたので、何か平日しかできない事をやろうと考えていたところ、京都の奥座敷を駆け抜ける「嵐山-高雄パークウェイ」という観光道路があった事を思い出しました。

この道路は、土日祝日は二輪通行禁止という何ともバイク乗りに厳しい道路なのですが、一度でいいから平日に休みが取れたらバイクで走ってみたいと思っていました。

しかもこの時は紅葉シーズン真っ只中という事もあり、この絶好の機会を逃したら間違いなく後悔すると思い、気づけばバイクに乗って紅葉に染まる嵐山方面を目指していました。

という訳で、今回は久々にツーリングの記事になりますが、その嵐山-高雄パークウェイを走った時の様子を書いてみようと思います。

嵐山・清滝口ゲート

滋賀の自宅を出てから観光客で溢れかえる嵐山を横目に、嵐山-高雄パークウェイを目指します。

更に山の方に向かってしばらく走ると、嵐山側の入口となる清滝口ゲートの料金所が見えてきたので、ここで料金を支払います。料金の支払いは現金のみの観光道路が多いイメージですが、ここはクレジットカードやICOCA、Suicaなどの交通系ICカードも使えるのが何気にありがたいです。

料金所のゲートをくぐり、いざ出発です。

嵐山-高雄パークウェイ 嵐山・清滝口ゲート付近

ゲートを抜けると、木々の間を縫うように道が続き、これから始まる絶景への期待が高まります。

序盤から赤や黄色に色づく紅葉の景色が現れ、爽快な気分でツーリングが始まりました。

嵐山-高雄パークウェイ道中

小倉山展望台・小倉山Cafe

最初の目的地は小倉山展望台です。清滝口ゲートから割とすぐの所にあります。ちなみに、小倉百人一首はこの展望台のある小倉山が命名由来だそうです。

駐車場に到着した時点で真っ赤に色づく紅葉が視界に入ってくるので、バイクを停めてからもしばらく眺め入ってしまいました。

小倉山展望台

まずは展望ポイントまで行って、景色を楽しんでみる事にします。

小倉山展望台

紅葉越しに広がる山々や、京都市街の景色はまさに絶景でした。遠くの山々まで見渡せる開放感はたまりません。

小倉山展望台からの眺め

景色を堪能した後は、併設されているカフェ「小倉山Cafe」に向かいます。

小倉山展望台

この時は午前11時をちょっと過ぎた所だったので、まだちょっと早いかなと思ったのですが、営業開始していてほっとしました。ちなみに、12月~翌3月中旬は冬季休業となる様で、まさにギリギリ休業に入る前の訪問でした。

小倉山Cafe入口

階段を上がると、お店の建物とその脇に眺めの良さそうなテラス席があります。さすがにテラス席は寒そうなので、お客はいません。

小倉山Cafe

お店の中に入ってみると、木の温もりを感じる落ち着いた空間でした。

券売機があるので食券制の様です。現金以外の決済方法も豊富で、クレジットカード、QRコードなどの電子マネーによる決済も可能です。

お腹が空いていたので、一番惹かれた「焦がしチーズカレー」と「コーヒー」のホットの食券を購入して店員さんに渡して席を探します。

小倉山Cafe店内

この時はお客が一組しかおらず、席が選び放題だったので、眺めの良さそうなカウンター席に座りました。

期待した通り眺めが良く、何を食べても何割り増しか美味しく感じそうです。外にもカウンター席が見えたので、料理を待っている間に、ちょっと外に出てみる事にします。

小倉山Cafe店内

秋の澄んだ空気をたっぷり感じながら景色を堪能できる気持ちの良い場所です。もう少し暖かい日なら快適に食事が出来そうです。

小倉山Cafeからの眺め

再びお店の中に入り、卓上にあったメニューを眺めてみると、お食事メニューはカレー以外にもパスタや焼きおにぎりもある様です。カフェというだけあって、やはりスイーツ系のメニューも色々取り揃えています。

小倉山Cafeメニュー

しばらくすると、注文した焦がしチーズカレーとコーヒーが同時に運ばれてきました。

チーズについた焦げ目がなかなか食欲をそそります。

焦がしチーズカレー・コーヒー(ホット)

カレー自体はドロッとした感じの子供でも食べやすそうな優しい味で、カレー単体でも美味しいです。

チーズは焦げ目をつけたためか、やや表面が固まっている感じなのでトローン感は少な目ですが、味自体はカレーにコクとマイルドさを追加してくれる感じで、相性も申し分なかったです。

焦がしチーズカレー

カレーを食べ終え、コーヒーを飲みながら卓上にあった嵐山-高雄パークウェイのパンフレットを広げて、道路全体のマップを眺めながら、この後訪れるスポットの目星をつけておきます。

現在地を確認してみると、まだほんの序盤にすぎない位置なので、この後まだまだ楽しみが残っていると思うと、更に気持ちが盛り上がってきます。

嵐山-高雄パークウェイ パンフレット

保津峡展望台

続いて向かったのは保津峡展望台です。保津川の流れと周囲の山々が織りなす渓谷美は圧巻でした。

山々が紅葉で染まっているこの時期のためか、なおさら美しく感じます。しばし時間を忘れ、景色に見入ってしまいました。

保津峡展望台
保津峡展望台案内板
保津峡展望台からの眺め
保津峡展望台からの眺め

保津峡展望台からの眺めを存分に堪能した後、再びバイクを走らせて次の目的地に向かう間も、色とりどりに紅葉した木々に囲まれた、心地よいワインディングが続きます。

嵐山-高雄パークウェイ道中
嵐山-高雄パークウェイ道中

愛宕前展望台

次の目的地、愛宕前展望台に到着しました。

ここから見渡せる雄大な景色はなかなか迫力があります。

愛宕前展望台
愛宕前展望台案内板
愛宕前展望台からの眺め

展望台から見える愛宕山(下の写真の右上)は古くから信仰の対象とされているそうで、頂上には全国に多くの分社をもつ「愛宕神社」の総本宮あるそうです。いつか登ってみたいです。

愛宕前展望台からの眺め

再びバイクを走らせて次のスポットに向かいます。

嵐山-高雄パークウェイ道中

観空台遊園地周辺

観空台遊園地前の駐車場に到着しました。

駐車場は広々としており、ここから観空台遊園地とフラワーパークの入口が見えます。

フラワーパークはゲートにロープが張られて中に入れなかったので、遊園地の方に行ってみます。

観空台遊園地・フラワーパーク前駐車場

今日は遊園地がお休みなのか人っ子一人いません。

遊園地の入口前には、「CARNIVAL PAO」と書かれたテントの様な建物があり、その中にはコインを入れると動く感じのやや古めかしい遊具が見えます。これらが普段現役で稼働しているのかちょっとあやしい感じがします。(ちゃんと稼働していたらごめんなさい)

観空台遊園地 カーニバルパオ

遊園地の入口ゲートに入ってみると、こじんまりとした昭和の遊園地という感じです。

こういう遊園地は全国各地でどんどん無くなっており、まだ営業しているここは貴重かもしれません。

やはりこの日は休園日の様で、稼働している遊具は無く、当然人もいないので、このレトロな佇まいも重なり、余計に場末の遊園地を感じてしまいます。

観空台遊園地

菖蒲ヶ丘展望台

続いて、菖蒲ヶ丘(しょうぶがおか)展望台下の駐車場に到着しました。

ここにバイクを停め、階段を登って展望台まで行ってみます。

菖蒲ヶ丘展望台入口付近

しばらく登って行くと、展望台の広場が見えてきました。

菖蒲ヶ丘展望台

広場にある展望台の建物は老朽化のためか何かで残念ながら立ち入り禁止でした。

菖蒲ヶ丘展望台

しかし、そこに登らなくても、十分に絶景を眺める事ができます。

山々の向こうに京都の街並みを見渡せるので、夜景が素晴らしそうです。そういえば、この広場にはデートスポットで良く見る鐘が設置されているので、夜景と組み合わせればいい感じの雰囲気を演出できそうです。

菖蒲ヶ丘展望台からの眺め
菖蒲ヶ丘展望台からの眺め(京都市街)
菖蒲ヶ丘展望台からの眺め(菖蒲谷池周辺)

ドッグラン ワン遊ランド・菖蒲谷池遊園地周辺

次は、ドッグラン ワン遊ランドと、菖蒲谷池遊園地が見渡せる駐車場に到着しました。

駐車場を取り囲んでいる紅葉した木々が何気に素晴らしく、眼下に目を移してもドッグランの広場や菖蒲谷池の眺めもなかなか良いです。

広場は平日という事もあり、ほとんど人がいませんでしたが、それでも1組の親子が広場で遊んでおり、昼下がりの平和な光景にちょっと癒されます。

ドッグラン ワン遊ランド・菖蒲谷池遊園地付近

菖蒲谷池大駐車場・嵐山フィッシングエリア周辺

更に先に進み、先ほど眼下に見えていた菖蒲谷池に隣接する駐車場まできました。

菖蒲谷池大駐車場付近

菖蒲谷池のこの付近は釣りができるエリアの様です。

池に浮かべられた桟橋に、ちらほらと釣り人がいましたが、紅葉の木々に囲まれながら釣りをする人々というのも、なかなか風流な光景です。

嵐山フィッシングエリア

この駐車場付近には、他にもせせらぎガーデンというちょっとした庭や、屋根付きのバーベキュー場があったりします。紅葉を見ながらのBBQというのも結構盛り上がりそうです。

せせらぎガーデン・木立ちのBBQ
菖蒲谷池大駐車場付近

高雄大駐車場・高雄口ゲート

いよいよパークウェイの終盤に差し掛かってきました。高雄口ゲート近くの高雄大駐車場に到着です。

やはりここも停まっている車や人がほとんどおらず、広い駐車場だけに寂しさを余計に感じます。

高雄大駐車場

しばらくここで最後の紅葉を目に焼き付けながら休憩を取った後、高雄口ゲートをくぐり今回のツーリングは終了です。

高雄大駐車場・高雄口ゲート

まとめ

今回は、紅葉の見頃を迎えた嵐山-高雄パークウェイをバイクで走りました。

この道路は変化に富んだ景色と快適な道が魅力のツーリングコースでした。特に紅葉の時期は、山々が色鮮やかに染まり、まさに絶景です。

各展望台からの眺めはもちろんのこと、小倉山Cafeでのゆったりとしたランチタイムも日々の疲れを忘れさせてくれる様でした。

今回は紅葉シーズンでしたが、新緑の季節を走るのもきっと素晴らしいと思います。平日お休みを取れる関西のバイク乗りに是非お勧めしたい道路です。

住所高雄事務所:
〒616-8285 京都市右京区梅ケ畑檜社町11番地
電話番号075-871-1221(高雄事務所 受付時間: 9:00~17:00)
営業時間(道路)4月~11月:8:00~19:00(入場は18:00まで)
12月~3月:9:00~18:00(入場は17:00まで)
※年中無休
営業時間(小倉山Cafe)平日:11:00~16:00
土日祝:10:00~16:00
(いずれの日もラストオーダー15:30)
定休日:火・水・木
・11月、GWの平日は毎日営業 営業時間10時~16時
12月中旬~3月中旬は冬季休業
※営業時間・定休日は変更となる場合あり
最寄り駅
最寄りIC嵐山・清滝口ゲート:名神高速道路 京都南ICから車で約40分
高雄口ゲート:名神高速道路 大崎ICから車で約45分
駐車場あり(域内の展望台や施設に併設。合計約1,000台)
公式ホームページhttps://www.parkway-hankyu.com/
公式SNSアカウント嵐山-高雄パークウェイ:
(X)https://x.com/takao_parkway
(Instagram)https://www.instagram.com/takao_parkway/
(LINE)https://page.line.me/064imtoc
(YouTube)https://www.youtube.com/channel/UC35nOPh-0c9fnb55Iglmfdw
小倉山カフェ:
(Instagram)https://www.instagram.com/ogurayamacafe/
その他情報・嵐山-高雄パークウェイは歩行者・自転車は通行不可の有料道路(料金は公式ホームページ参照)
二輪車は土・日・祝日通行不可。125cc以下は通行不可
嵐山-高雄パークウェイ(2024年11月時点)
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