滋賀の二郎系ラーメン事情(夢を語れ滋賀・加藤屋にぼ次郎)

滋賀の二郎系ラーメン グルメ
滋賀の二郎系ラーメン

滋賀のラーメン環境

私は結構いい歳なんですが、ラーメンが好きでよく食べます。
週1回は食べないと落ち着かないので、ちょっとしたラーメン依存体質になってしまっています。

首都圏に住んでいた頃は、ふらっと行ける距離に人気店が数多くあり、美味しいラーメン屋が選び放題だったのですが、残念ながら滋賀に来てからは、ラーメン環境に関して言えば不便になった感があります。

ただ、狭い地域に美味しいお店が密集していないだけで、探せば地元滋賀の名店や大阪・京都の有名店の系列店があったりと、ラーメンについては他県に比べて決して悪くない環境だと思っています。

滋賀に移住する前から関東各地でもよく目にしていた、黄色い看板のラーメンチェーン店「来来亭」の本店も実は滋賀県野洲市にある事を割と最近知り驚きました。

滋賀の二郎系ラーメン

そんなラーメン環境には結構恵まれている滋賀ですが、私がたまに無性に食べたくなる二郎系ラーメンがあるのか探してみたところ、ちゃんとありました。

滋賀に移住してから二郎系とされるラーメン店をいくつか開拓してきたのですが、最終的に私の好みのお店はだいたい以下の2店に絞られてきた感があります。

1店目は「夢を語れ 滋賀」(草津市)
滋賀県の二郎系ラーメンを食べつくした訳ではないですが、私が食べてきた中では最も本家二郎に近いスタイルのラーメンだと感じています。

2店目は「幻の中華そば加藤屋 にぼ次郎」(草津市)
オーソドックスな二郎系のスタイルを残しながら、煮干しを全面に押し出したお店独自のアレンジもあって本家二郎とはまた違ったラーメンに仕上がっています。

もちろんこの他にも数多く美味しいと感じた二郎系ラーメン店が県内にありますが、特に自分の好みにフィットしたのはこの2店でした。

たまたま草津市に集中していますが、同市には大学のキャンパスや大規模な工場もある事から、学生や工場勤務者が利用しやすいラーメン店が多くあるため、ある意味必然なのかもしれません。

夢を語れ滋賀

「夢を語れ」は京都を中心に関西等で二郎系ラーメンを展開するラーメン荘グループ系列のお店で、夢を語れと名の付く店舗は関西以外にも広島、大分、福岡、東京などに店舗があるそうです。

2020年9月3日に開店したのですが、なんとすでに2023年9月閉店する事を決めているとの事。どうやら3年で閉店するのが「夢を語れ」グループの決まりらしいです。

先ほども書きましたが、このお店は滋賀県内では本家二郎系に最も忠実な二郎系ラーメンを出すお店だと思っています。

私はオリジナルの二郎系が好みなので、結果的にこのお店が県内で最も来店回数が高い二郎系ラーメン店になっています。

実は先日もこのお店に行ってきましたので、その様子を紹介します。

夢を語れ滋賀へのアクセスですが、最寄りのJR南草津駅からは遠く、頑張れば歩けない事はないですが、基本的には車やバイク、もしくはバスで来店する事になると思います。

駐車場はお店正面から向かって右側に未舗装の細長い駐車場エリアがあり、車で来店した場合はそこに停めます。お店には近くのコンビニには絶対車を停めないよう注意書きもあるので、絶対にやめましょう。

ちなみに、私はバイクで来店して、先ほどの未舗装の駐車場に停めようとしたところ店員に注意され、お店の裏手にある二輪専用の駐車場に停めるよう指示されました。
ですので、バイクでお店に行く方は停める場所にご注意ください。

夢を語れ滋賀
夢を語れ滋賀

お店の前まで来ると、閉店に近い遅い時間帯に来店したためか、行列ができてなく、すぐにお店の中に入れましたが、店内には5名ほど待っているお客がいました。

客層を見てみると、お店の付近に立命館大学や龍谷大学などのキャンパスがあるためか、店内は学生風の若者客が多く、私の様なおっさんの客はごく少数派です。

夢を語れの各店舗では、その名の通りみんなの前で夢を語れるというユニークなシステムがあります。

滋賀のお店も同様で、券売機には各種ラーメンのメニューに混ざって「夢を語る 0円」という発券ボタンがあり、これを購入(?)すれば誰でも夢を語れるそうです。

ただ、まだ一度も誰かが夢を語っている場面に遭遇した事がありませんが…。

ラーメンのサイズは、大(麺400g、950円)、並(麺300g、900円)、小(麺200g、850円)と3段階あります。(2022年3月時点の税込価格)

さらに、これら基本のラーメンにチャーシューを上乗せした「豚」、「豚ダブル」などのバリエーションがそれぞれのサイズ毎にあります。

おっさんにとって、お腹の調子が良い時でないと並すら食べきれないので、おとなしくノーマル小ラーメンの食券を購入し、待ち行列の最後尾につきます。ただ、小といっても結構なボリュームがあります。

自分の番が来たので、店員に案内されカウンター席に移動します。
ちなみに、このお店は立ち食いスタイルで椅子が無いため、座って食べたいという方にはお勧めできません。

いよいよラーメンが出来上がり、お好み等を聞かれるので、今回はスタミナ補給をしたかった事もあり「ニンニクマシマシ」とコールしました。

すると、今回は写真の様にニンニクがこれまで見たことない量で盛られていました。明らかにいつものマシマシより多いような気がしましたが、ニンニク好きの私としてはサービスだと思って有難くいただきました。

夢を語れ滋賀ラーメン
小ラーメン

あと、別の日に来店した時に限定提供されていた自然薯のとろろをトッピングした時の写真も掲載しておきます。

とろろと一緒に食べる二郎系は初でしたが、脂っこさが軽減されて食べやすくなり、いつも以上にお腹にするっと入っていく感じがする意外な組み合わせでした。

ニンニクも自然薯も精の付く食べ物なので、相当なスタミナ補給になったと思います。

夢を語れ滋賀ラーメンとろろ
とろろトッピング

2023年7月6日追記
夢を語れ滋賀は2023年9月2日に閉店する事が決まっていますが、気が付けば閉店まであと残り2か月弱となりました。

個人的に、滋賀で最も本格的な二郎系ラーメンと思っているお店が閉店してしまうのは本当に寂しいと思っていたところ、朗報がありました。

なんと、現在の夢を語れ滋賀の店長タロウ(江波大朗)さんが独立して、2023年10月1日に同じ場所に新店を立ち上げるという、うれしい情報がありました。詳しくは、お店の公式Twitterでの投稿をご覧ください。

独立後も、引き続き本格的な二郎系ラーメンを提供してくれるとの事で、期待が高まります。

また、こちらのクラウドファンディング(CAMP FIRE)で、7月7日の7時7分より開店資金の応援を募る様なので、滋賀県の二郎系ラーメン好きの方は是非とも応援をお願いします。私もささやかな額ですが、必ず応援させていただこうと思います。

【2023年8月31日追記】

9月2日の閉店が目前に迫ってきたため、8月最後の週末に食べ納めをしてきました。

最後の一杯は、小ラーメン、ニンニクマシ、野菜マシで締めくくりました。

ちょうど私が滋賀に移住した最初の年に開店したお店だったため、結構思い入れもありました。3年間本当にお疲れさまでした。閉店後、店長が独立してこの地にオープンする新店「ラーメン マルタ」も楽しみにしています。

小ラーメン(ニンニクマシ・野菜マシ)
小ラーメン(ニンニクマシ・野菜マシ)

【2023年10月11日追記】

夢を語れ滋賀の跡地に新たにオープンした二郎系ラーメン店「ラーメン マルタ」に初訪問してきました。
その時の様子を、「滋賀 草津の本格的二郎系ラーメンの新店(ラーメン マルタ)」という記事に書きましたので、よろしかったらご覧ください。

幻の中華そば加藤屋 にぼ次郎

「幻の中華そば加藤屋 にぼ次郎」は滋賀の有名店で、煮干しを全面に押し出したラーメンを二郎スタイルで提供しています。

JR南草津駅から徒歩圏内のため、電車や徒歩で来店できる場所にあってアクセスしやすいと思います。

今回私はバイクで来店したのですが、お店の前にバイクや自転車を停める駐輪スペースがあるため、混んでなければここに停められます。
ただ、車の場合は駐車できないので、近隣のコインパーキングなどを利用する必要があります。

加藤屋にぼ次郎
加藤屋にぼ次郎

このお店も人気店なので普段は混んでおり、閉店に近い比較的空いてそうな時間を狙って行くことにしました。

お店の前にバイクを停めて周囲を見回してみると、店の外で待っているお客がおらず、そのまま店内に入れました。

店内に入ると2席ぐらい空いており、券売機でチケットを買ってすぐに席に座る事ができました。

メニューは麺の量に応じて名前が異なっており、
100gなら、にぼ一郎
200gなら、にぼ次郎
300gなら、にぼ三郎
といった感じで500gまでありました。300gまでは一律800円で、それ以上は段階的に値段が上がっていきます。(2022年3月時点 税込価格)

また、ノーマルの煮干し系スープ以外に豚骨系もあり、汁なし油そば、つけ麺のバリエーションもあったりして、同様に麺100~500gまでの種類があります。

今回は200gのノーマルラーメン「にぼ次郎」を選択しました。
煮干し系スープの場合はややあっさり目のためかニンニクが入っていませんが、食券を渡す時などにニンニク追加の旨を伝えれば、別途出してくれます。

しばらく待つとラーメンが目の前に置かれました。並のサイズといえ、高さのあるなかなかのビジュアルです。

加藤屋にぼ次郎ラーメン
にぼ次郎(麺200g)

食べてみると、本家二郎系と異なり、ベースは煮干しをふんだんに使用したスープのため、見た目ほど脂っぽくなく、おっさんの私でも食べやすいラーメンになっています。
それでいてあっさり過ぎず、適度に背油が入っており、二郎系特有のジャンク感は残っています。

ただ、麺や具のボリュームについては二郎級なので、調子に乗って麺の量を多くしすぎると後悔する事も。

トッピングにカリカリの煮干しがそのまま乗っているというのも変わっていて、このお店独自の特色が出ていると思います。

私は、このお店にも定期的に来店しており、本家二郎系ほどの重さは必要ないが、いつもよりお腹が空いていて、二郎感を味わいたいという微妙な腹具合の時にも応えてくれるため、よく利用しています。

ちなみに、別の日に来店した時に食べた、つけ麺バージョンの写真も掲載しておきます。
つけ麺にすると、麺の量が少し多めでもスルスルっと入っていくので、麺300g程度ならペロっといけます。

加藤屋にぼ次郎つけ麺
つけ麺

まとめ

滋賀県内の二郎系ラーメンの中で、私のお気に入りの2店を紹介しました。

この2店は私個人のお気に入り以前に元々人気のあるお店ですので、最近滋賀に引っ越して来て二郎系ラーメンが食べたいんだけど、どこに行ったら良いかわからない、という方にもおすすめできるお店です。

そんな滋賀に住み始めて間もない二郎系ラーメンを愛する方(ジロリアン)のために、本記事が参考になればうれしいです。

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