地元で人気の屋台発祥ラーメン店(滋賀県守山市 山さんラーメン)

山さんラーメン グルメ
山さんラーメン

みなさんは、とりわけ目を引く個性がある訳でもなく、飛びぬけて感動するほどの味の料理を提供する訳ではないのに、何故か通ってしまうお店はありませんか?

私の場合はそんな感じでついつい定期的に訪問したくなってしまうラーメン店があります。

それは、滋賀県守山市にある「山さんラーメン」という地元で長年愛される屋台発祥のラーメン屋です。

元々、京都の岩倉で営業していた人気の屋台ラーメン店だったそうで、滋賀に移転して店舗を構えてからも変わらぬ屋台風の味を守っている様です。

奇をてらうメニューは一切なく、シンプルにラーメンとチャーハン(やきめし)に絞って勝負する潔さが、むしろ魅力的だったりします。

という事で、今回は私の大好きな山さんラーメンについて書こうと思いますが、滋賀や京都のラーメン好き界隈以外には全く刺さらない内容の記事になる事必至ですので、少しでもご関心を持たれた方は読んでいただけると嬉しいです。

到着~入店

今月のとある週末に、久々に山さんラーメン補給をしようと思い、バイクを走らせて約1か月ぶりに訪問しました。

週末お昼のピーク時は、10台程度停められる駐車場が全て埋まっている事も多いので、ピークをちょっと外した時間を狙って来店しました。

この日は私の他にもバイク勢がいたようで、私のバイクもその隣に停めさせていただきました。このラーメン店は意外とバイク乗りのお客も多く、私が訪問する時はだいたい1、2台のバイク勢に遭遇している気がします。

山さんラーメン 外観

店構えは、ザ・ラーメン屋という感じで、誰がどこからどう見てもラーメン店以外の業態はありえないと言いそうな感じの外観です。

そういえば、以前の記事「昔ながらのラーメン店でチャーシュー麺(滋賀八日市 大島軒)」で紹介したラーメン大島軒も同じく屋台発祥だった事を思い出しました。

そのお店も山さんラーメンと似たような雰囲気を感じる佇まいで、地元民に愛され、私もいつのまにかリピーターになっている所までそっくりだと今更ながら思いました。

ピーク時間を外したとはいえ、3人ほど並んでいたので、バイクを停めてから列の最後尾に並びます。

山さんラーメン 外観

並び始めてから割と待たずにあっさり店内に入る事ができました。

店内に入るとカウンター席があり、奥の方にお座敷の席がちらっと見えます。

外観から受ける印象通りの店内で、古き良き地元のラーメン店という雰囲気が漂っているので、とても落ち着きます。

山さんラーメン 店内

案内されたカウンター席に座ると、最初に目に飛び込んできたのは調味料群です。ちなみに、一番右の壺みたいな容器に入っているのは辛味噌です。後で味変を試してみようと思います。

山さんラーメン 調味料

店頭にもメニューがありましたが、卓上メニューを改めて見てみると、やはりシンプルですがすがしいラインナップです。

ラーメン3種、サイドメニューはやきめし、ライス、キムチ、生たまごのみ。餃子すらないその潔さは、ラーメンとやきめしで勝負するというお店の意思表示にも思えます。

今回も特に迷う事無く、いつものラーメン(並)と、やきめし(小)のセット(単品で別々に注文するよりも200円引き!)を注文しました。

私に限らずですが、このお店に来るお客はかなりの高確率で、ラーメンとやきめしのセットを注文している気がします。

山さんラーメン メニュー

食事(ラーメン並・やきめし小)

しばらく待っていると、先にやきめし、少し後にラーメンが運ばれてきました。

やっぱりいつ見てもこの眺めはいいもんです。

ラーメン(並)・やきめし(小)

ラーメンは鶏ガラ主体のスープに背脂が浮き、九条ネギがたっぷり乗っている所など、京都ラーメンといわれるタイプの王道といった感じのビジュアルです。

明確に京都ラーメンとはこうだという定義は無い様ですが、関西以外に展開するチェーン店に例えると来来亭のラーメンに近いイメージかもしれません。ちなみに私は来来亭も好きで、よく通ってます。

ラーメン(並)

スープは鶏ガラ豚骨で、レンゲですくってみると背脂がたっぷり入ってきます。あっさりしすぎず、脂っこすぎないこの絶妙な塩梅のスープは癖になります。

スープ

麺は低加水の細麺ストレート。麺のゆで加減も気持ち硬めで個人的には大好きなコンディションでした。スープの絡み具合もちょうど良く、するする入っていきます。

チャーシューは薄目で見た目がごく普通ですが、ホロホロでやわらかく、脂身もほどよくあるので、これも絶妙なバランスの美味しさです。

チャーシュー

メンマの大きさや食感もバランス良く、麺とスープの往復という単調なルーチンにはまりそうな所を、チャーシューと共に時々いい意味で崩してくれます。

メンマ

十分ラーメンを楽しんだところで、そろそろやきめしの方にいってみます。

見た目は至って普通のチャーハンです。

やきめし(小)

しかし、一口食べると二口目も、三口目もと止まらなくなる、安定感ある美味しさが魅力のやきめしです。

しっかりとした味付けで、炒め具合も適度なパラパラ感があって私のツボにヒットする名脇役です。もしかしたら、ラーメンよりこちらを目当てに来るお客がいるかもしれず、脇役と言うのはちょっと失礼だったかもしれません。

やきめし(小)

ラーメンもだいぶ食べ進み、そろそろ味変を試してみる事にしました。まずは、一味をひとかけしてちょっとだけ味を変えてみます。

ほんのりピリッとしつつも、いままでの鶏ガラ豚骨スープの風味も引き続き楽しめるライトな味変です。

味変(一味唐辛子)

更にラーメンを食べ進めた後、もっとしっかり味変を試してみる事にします。

最初に調味料の並びを見て気になっていた、辛味噌の壺から一匙すくってラーメンに投入し、スープに溶いてみます。

すると、スープがほんのり朱く染まり、味の方も辛味噌のコクが加わって別物のスープに生まれ変わります。

味変(辛味噌)

味変で舌がリフレッシュしたおかげで、一気に畳みかける感じで完食してしまいました。

いつも同じメニューなのですが、今日も期待通りお腹も心も満たす事ができました。

完食

まとめ

今回は滋賀県守山市にある、地元に愛されるラーメン店「山さんラーメン」で食事をしてきました。

このお店は屋台発祥のお店というだけあって、シンプルなメニューと温かい雰囲気が魅力で、提供されるラーメンとやきめしの素朴で力強い味わいが受けて、常にお客が絶えない人気のお店です。

バイク乗りも結構訪れるので、琵琶湖方面をツーリングする事があれば、ふらっと寄ってみるのも良いかもしれません。

私もすっかりこのお店のリピーターになり、今後もずっと山さんラーメン詣でが続きそうです。

住所〒524-0044 滋賀県守山市古高町622-4
電話番号077-583-7073
営業時間水・木・金:11:00~18:00
土・日:11:00~17:00
定休日:月・火
最寄り駅JR守山駅より 近江鉄道バス杉江循環線 乗車約15分 古高バス停下車すぐ
または
JR守山駅より 徒歩約30分
最寄りIC名神高速道路 栗東ICから車で約15分
駐車場あり
公式ホームページ
公式SNSアカウント(X)https://x.com/yamasan_siga
山さんラーメン(2025年2月時点)
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