京都一人飲み散歩#2(居酒屋 たつみ)

居酒屋 たつみ グルメ
居酒屋 たつみ

前回、「京都一人飲み散歩#1(立ち呑み 庶民 四条大宮店)」という記事で始めた、京都の街をただ一人で飲み歩くシリーズですが、その後も気になるお店があり、昼間から飲みに行ってきました。

そのお店は、京都の酒場通の間ではかなり有名な、河原町の「たつみ」という居酒屋で、私の好きな、昭和の雰囲気が懐かしい大衆酒場という情報もあったので、期待に胸を膨らませて立ち寄りました。

実際に行って見ると、また訪れたくなるほど個人的に気に入ってしまいましたので、今回はこのお店で昼飲みをした時の様子を書いてみようと思います。

到着〜入店

目的のお店「たつみ」は阪急の京都河原町駅近くにある裏寺町通の南端に位置しており、この付近は、他にも「百錬」という私の気になっている居酒屋があったり、いつも行列ができている人気のレストラン「サラダの店 サンチョ」があったりと、なかなか魅力的なお店の集まるエリアです。

たつみに到着したのは、開店時刻の正午を大きく外した15時近くという空いてそうな時間をねらって行きましたが、それでも数人の行列ができていました。

居酒屋 たつみ

たつみ前に並んでいるお酒好きのおじさん達の客層と、すぐ隣のサンチョ前に並ぶ、観光客や女性客多めの客層のコントラストがちょっと面白かったです。

もちろん、お酒好きおじさんの私は、たつみの列の方に並びますが、並んでしばらくすると、いかにも常連さんの様な方が来て私の後ろに並ぶやいなや、「前は並ばなくても入れたのになあ」と一人でボヤき始めました。

聞いてみると、行列ができるほど混むようになったのは割と最近との事で、新参のお客が以前よりも多く来る様になった様です。

私もそんな新参者の一人なので、若干申し訳ない気がしましたが、馴染みの店が人気になり客で溢れる様になる複雑な気持ちは私も良くわかります。

居酒屋 たつみ(入店待ち行列)

私の前に並んでいたのは4名だけだったので、割とすぐ入れそうと期待したのですが、居酒屋なので回転が遅いのか列の進みは遅く、結局30分近く並んで入店できた気がします。

居酒屋たつみ 入口

店内に入ると、一気に昭和の時代にタイムスリップした様な雰囲気に包まれます。

あちこちに貼り出されている、料理やお酒のメニューが書かれた短冊も良い味を出しており、酒飲みのテーマパーク感を演出しています。

私は立ち飲みのカウンター席に通されましたが、同じカウンター席の中でも椅子に座れる席があったり、奥の方にテーブル席があったりと、席の種類や数は割と多そうです。

数人で訪れて酌み交わしているお客も、一人で静かに飲んでいるお客も、違和感なく溶け込めるこの空間は、本当に居心地が良いです。

居酒屋 たつみ 店内

昼飲み開始

さて、そんな素晴らしい環境の中で、いよいよ宴の開始です。

最初はやっぱりビールですが、サッポロの赤星があるという事なので、すかさずその大瓶を注文しました。

お店に赤星が置いてあると、何故かいつも注文してしまいます。

瓶ビール(大瓶) サッポロ赤星

料理は卓上にメニューが無く、店内に貼り出されたメニューの短冊を見て選ぶ事になります。

白地に赤枠の短冊は常設メニューで、黄色い短冊は季節モノで時々入れ替わるメニューの様です。ただ、貼り出された短冊の枚数が多すぎて、選ぶのも一苦労です。

まずは第一陣として、すぐ出てきそうな品を3つほど選び注文しました。

まずは、牛すじどて焼きですが、牛すじやコンニャクなどが味噌味で煮込まれており、味も染みていて美味しいです。

牛すじどて焼き

生のトマトは時々食べたくなります。口の中をさわやかにリセットしてくれます。

トマト

わかさぎの天ぷらもカリッカリで美味しいです。これはビールが進みます。

わかさぎ天ぷら

第一陣の料理でビールがあっという間に無くなったので、次は何を飲もうかと店内を見渡してみると、他のお客の多くが注文していたハイリキレモンを、私も注文する事にしました。

最近発売のチューハイ銘柄ではなく、昔からある銘柄のハイリキを置いているあたり、レトロな雰囲気にマッチしていてグッときます。

ハイリキレモン(1本目)

同時に料理も補充します。

店内のメニューを見渡してすぐに目に留まった、生麩と豆腐の揚げだしを追加注文しました。

しっとりとした豆腐に、だしの効いたタレが外側の衣によく絡んでいて安定の美味しさです。

生麩と豆腐揚げだし

ハイリキレモンを飲んでいたら、揚げ物を補充したくなったので、串カツを注文しました。

思った通り、串カツはハイリキレモンに良く合います。

串カツ

揚げ物を補給したので、ハイリキレモンが一気に進み、今度はハイリキレモンをもう一本補充する事にしました。

ハイリキレモン(2本目)

そして、再び揚げ物補給のため、ごぼうの天ぷらを追加注文しました。

ごぼうスナックといった感じの食感で、これもまたハイリキレモンが進みます。

ごぼう天ぷら

揚げ物とハイリキレモンの無限ループ状態になりつつあるので、それを断ち切るため、次はちょっと路線を変えてみて、鯖へしこチーズを注文しました。

へしことは、塩漬けした後、米ぬかに長期間漬けこんで熟成させた保存食の事らしいのですが、この鯖のへしこも熟成されていて、濃厚な味わいになっていました。

意外な組み合わせのチーズとも相性が良く、お酒が進む味です。

鯖へしこチーズ

2本目のハイリキレモンが無くなり、そろそろ最後の一杯にしようと、今度は日本酒を常温でいただく事にしました。

日本酒銘柄は色々ありましたが、私は特にこだわりが無いので、このお店で一番安い銘柄「黄桜」を注文しました。

日本酒(黄桜)

先ほどの、鯖へしこチーズも残り少なくなっていたため、日本酒に合いそうな一品が無いか店内のメニューを見渡していたところ、かにみそが目に留まったので、すかさず注文しました。

量は少ないですが、これを少しずつ箸の先につけて舐めながら、日本酒をちびちびやるのもまた良いです。

かにみそ

日本酒も無くなり、そろそろ〆に何か汁物が欲しいと思って店内のメニューを見渡してみると、粕汁の文字が目に留まりました。

粕汁は、前回立ち寄ったお店「立ち呑み 庶民」で飲んだ時も〆に注文したので被ってしまいますが、今の時期しか飲めない季節モノなので、今回も注文する事にしました。

やはり酒粕の独特の風味が効いて美味しく、体も温まりました。

この後、お会計をしてお店を出ますが、金額(税込みで約6,000円!)を見てちょっと今回は飲み過ぎたかなと反省しつつも、これだけ飲んで食べて気持ちよく酔う事ができたので、良しとしようと思います。

粕汁

まとめ

今回は、京都河原町の路地裏にある人気大衆酒場「たつみ」で昼から一人飲みをしてきました。

古き良き昭和の大衆居酒場の雰囲気に包まれながら、リーズナブルにお酒を楽しむ事ができました。料理についても、どれを食べてもハズレが無く、美味しい一品達ばかりでした。

一人で来ても複数人数で来ても気兼ねなく過ごせるので、幅広い酒飲みに受け入れられそうな素晴らしいお店でした。私にとってもリピート確実な、お気に入りのお店の一つになりそうです。

住所〒604-8042 京都府京都市中京区裏寺町通四条上ル中之町572
電話番号075-256-4821
営業時間12:00~22:00(ラストオーダー21:50)
定休日:木曜日
アクセス(公共交通機関)阪急 京都本線 河原町駅から徒歩約2分
京阪 京阪本線 祇園四条駅から徒歩約6分

アクセス(自家用車)
名神高速道路 京都東ICから車で約20分 または 京都南ICから車で約25分
※駐車場なし(付近にコインパーキングあり)
公式ホームページ
居酒屋 たつみ(2024年2月時点)
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