梅雨で雨が多い時期やここ最近続く猛暑の日々のおかげで、すっかりバイクに乗る気力が失せていましたが、関西もようやくこの週末に梅雨明けが発表されたので、久々にバイクに乗ってみようと思い立ちました。
ただ、この週末も相変わらず猛暑なので、近場の琵琶湖あたりでランチするだけのちょっとしたツーリングに留まりましたが、この時入った古びた佇まいの食堂で食べたトンカツ定食の美味しさに意表を突かれましたので、その時の様子を書いてみようと思います。
お店到着・外観
既に日差しが強くなり始めて暑くなっているAM11時過ぎぐらいに、以前からお店の前を通るたびに気になっていた「食堂とら吉」というレトロな見た目の食堂を目指しました。
琵琶湖の南にあるので自宅からも比較的近く、割とすぐにお店の前に到着しました。
お店は昭和から時が止まっているかの様な古めかしい佇まいです。こういうレトロ感あふれる食堂は、地元の方に愛され、何気ない定番メニューでも気取らず美味しい料理を出すお店に遭遇する事が多いので、個人的にはついつい期待してしまいます。
お店の前には、庶民感漂う建物の外観に似つかわしくない様な高級車も停まっていたので、そのギャップがまた面白いです。高級車を乗り回すような人達も惹きつける大衆食堂の料理とはどんなものか、俄然興味が湧いてきます。
駐車場を見渡してみると、だいたい9~10台ぐらい停められそうな広さがあります。まだAM11時台なのに結構埋まっており、既に7台ほどの車が停まっていました。かなり人気があるお店の様です。
停まっている車は、ほぼ滋賀ナンバーでした。地元の方に愛されている事が伺えます。
私も隅っこの方にバイクを停めました。駐車場は舗装はされていませんので、バイクの場合は若干注意した方が良さそうです。
バイクを降りて、しばらくお店の周囲を見回してみると、稲が青々と育つ田んぼに囲まれ、のどかな風景が広がっていました。
お店の前に来ると、信楽焼のタヌキがお出迎えをしてくれます。
暖簾をくぐって早速お店の中に入ってみます。
店内・食事
店内はL字型のカウンター席のみで、ラーメン店にも良くあるレイアウトです。席は既に結構埋まっており、空いている席を探してその一つに座ります。
外観のレトロな雰囲気とは異なり、お店の中は意外と綺麗で清潔感があります。壁やカウンター等の内装も新しめに見えました。
メニューは定食がメインで、他にもおでんやいくつかの一品料理があります。
もちろん、ビールや日本酒などのアルコールメニューもありました。
目の前の厨房の奥には、おでんのメニューが貼り出されていました。ついついおでんとお酒をいただきたくなりますが、今回はバイクで来ているので、大人しく定食をいただくことにします。
どの定食にしようか少し迷いましたが、一番右端の最初に書いてある定食がお店の一押しだろうと思い、トンカツ定食(1,000円)を注文しました。ちなみに、この日は朝食を取っておらず、強い空腹感を感じていたため、思わず100円追加でライス大盛りにしてしまいました。(2023年7月時点の金額)
まだ開店間もなかった様で、既に居るお客の分の料理をせっせと作っている最中だったので、自分の分が出来るまでは少し時間がかかりそうです。
スマホをいじったりしながらしばらく待っていると、注文の品が出来上がりました。
出された料理を目にした瞬間、真っ先にライスの量に目が釘付けになりました。軽い気持ちで大盛にしたのですが、世間一般の大盛りより遥かに大盛りです。
横から見ると、その大盛っぷりが良くわかります。まさに「まんが盛り」といった感じの盛り具合です。
他のお客に出されたライスを見てみると、並盛のライスで普通のお店の大盛ぐらいの量がありそうでした。このお店の大盛はかなりの食いしん坊向けである事がわかります。
ライスのインパクトが強すぎましたが、メインのトンカツも負けてはいません。
トンカツ専門店で出てきそうな分厚いトンカツに、ごはんが進みそうなソースがたっぷり掛けられ、見ただけで食欲がそそられます。
味噌汁は至って普通のシンプルな見た目です。
切り干し大根と漬物がちょっとだけ付いており、トンカツ一色になった口の中を時々変化させるために活躍してくれそうです。
トンカツを一切れ取ってみると、断面が見えるのでその厚さがより一層わかります。
口に運んでみると、衣はカリッとしており、豚肉も硬すぎず柔らかすぎずの丁度良い食感で美味しいです。まさにトンカツ専門店のクオリティと言っても良いと思います。
ソースも先程にらんだ通り、ごはんが進むしっかりした味なので、まんが盛りの大盛りライスも何とか消費できそうです。
付け合わせのパスタはちょっと珍しいカレー味でした。ほんのり黄色くなっているのがわかると思います。
生野菜のサラダは、トンカツで脂っこくなった口の中を時々リセットしてくれます。
食べきれるか少々心配だった大量のライスも、美味しいトンカツとその脇役達の働きで無事完食する事ができました。
ライスとおかずの量のバランスを考えると、個人的には、大盛ライスにするなら定食のメインの他にもう一品何かつけると丁度良いと感じました。
食後の近場ツーリング(琵琶湖周辺)
お腹も十分に満たされて食堂とら吉を出た後、琵琶湖沿いの「さざなみ街道」を少し走った所にある湖岸緑地の一つ、木浜1という所にバイクを停めました。
この時はあまり車が停まっておらず、他の湖岸緑地に比べて比較的空いていました。場所によっては大阪や京都方面から押し寄せるキャンプ勢などで駐車場が埋まるほど人気の場所もあるのですが、ここは比較的平和な感じでした。
琵琶湖と入道雲の組み合わせの景色は夏ならではなので、しばらく眺めて夏を感じていたい所ですが、強い日差しと暑さに耐えられず、少し眺めただけで、たまらずバイクを停めた場所まで戻りました。
再びバイクに乗り、琵琶湖周辺を少し流しつつ景色を楽しみながら自宅に戻りました。
まとめ
今回は以前から前を通る度にレトロな佇まいが気になっていた、滋賀県草津市にある「食堂とら吉」を初訪問してきました。
正直あまり期待せずに入ったのですが、専門店のクオリティとも言える厚切りトンカツと、まんが盛りのライスに良い意味で期待を裏切られたため、すっかりこのお店の虜になってしまいました。
他のお客が食べていた焼肉定食やチキンカツ定食など、トンカツ以外の定食メニューも食べてみたくなったので、間違いなくまた訪れる事になると思います。
琵琶湖周辺をツーリング中にランチで訪れる場合にも便利な場所にあると思いますので、琵琶湖周辺を良く訪れるバイク乗りの方は、ツーリング飯のレパートリーに加えてみてはどうでしょうか。
住所 | 〒525-0005 滋賀県草津市志那中町22-5 |
電話番号 | 077-568-4525 |
営業時間 | 11:30~20:00 定休日 水曜日 |
アクセス(公共交通機関) | JR草津駅 西口から近江鉄道バス烏丸下物線乗車(約10分)穴村バス停下車 徒歩約2分 または、JR栗東駅から徒歩約50分 |
アクセス(自家用車) | 名神高速道路 栗東ICから車で約15分 ※駐車場あり(9~10台程度) |
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