今年のゴールデンウィークは序盤天気が悪かったのですが、5月に入ってから良い天気が続く見通しだったので、久しぶりに何日か掛けてバイクで旅をする事にしました。今回から数回に分けてその様子を書いていこうと思います。
今回のツーリング計画は、まず石川県の能登半島海岸沿いを走り、その後岐阜県の飛騨を経由して長野県の乗鞍高原に至るといった海と山を満喫するプランにしました。
能登半島と聞いて、えっ?と思われたかと思いますが、ご存じの通り5月5日に能登半島北部の珠洲市を中心に震度6強の地震に見舞われました。今回訪れたのは、そのほんの数日前で、もしかしたら自分も被災していたかもしれませんでした。
ただ、能登は本当にすばらしい所で、余震が治まって元の落ち着きを取り戻したら、是非観光に訪れて現地の人達を応援してほしいという思いがあり、能登の魅力を少しでも伝える事ができればと思っています。
初日は、バイクや車で走る事ができる砂浜の道路「千里浜なぎさドライブウェイ」を訪れた様子を書いてみようと思います。
千里浜なぎさドライブウェイ
初日はほぼ移動だけにしようと思っていたので、いつもより遅め(午前10時頃)に滋賀県の自宅を出発しました。
そのため、この日唯一立ち寄ろうと思っていた石川県の千里浜なぎさドライブウェイ南端の今浜口に到着した時には午後2時近くになっていました。
入口を示す看板のすぐ向こうが砂浜になっており、次々と車が入っていきます。
若干躊躇しましたが、おそるおそる私もバイクで進んでみると、案外普通に走る事ができて驚きました。
周りを見渡してみると、荒れた道でも走破性の高い四駆などの車は少数派で、普通の道路を走っている普通の車が難なく砂浜を走っている様は、何だか不思議な感じです。
よく見ると、バイク勢もちゃんといました。私も負けじと先に進みます。
砂浜をバイクで走る事など考えた事がありませんでしたが、走っているうちにだんだん気持ちよくなってきました。
波打ち際に停車した車が連なり、記念撮影などしている人達を見ていると、自分も海をバックに愛車の写真でも撮ってみたいと思い、空いていそうな場所を探す事にしました。
程なくして他の車やバイクの停まっていないエリアを見つけたので、すかさずバイクを停めて写真を撮ろうとしたところ・・・、なんとサイドスタンドが砂にめり込んでいき、手を離すと倒れてしまいそうになります。
実はこのバイクにはセンタースタンドもついているので、これを使って立たせてみたら多少めり込むものの、何とか自立させる事ができました。
サイドスタンドしかないバイクの場合は、下に敷く板やパッドを持参した方が良さそうです。
それにしても波打ち際に停めたバイクは本当に絵になりますね。たぶん眺めながらニヤニヤしていたと思います。
近づいたり遠ざかったりしながら気の済むまで愛車の撮影をしました。
撮影の後、砂浜の道路を少し歩いてみましたが、砂なのにしっかりと固まった土の上を歩いているみたいで、やはり不思議な感覚になります。
再びバイクに乗って走り出すと、海の家の様なお店がずらっと並んでいる一画がありました。
看板に書かれた「焼はまぐり」の文字に惹かれ、まだお昼ご飯も食べていない事もあり、ちょっと立ち寄ってみる事にしました。
どのお店も大盛況で席が空いてそうなお店を探していたところ、ちょうど数人の客が食べ終えて出て来たお店にすかさず入りました。
このお店は「かどや」というお店で、焼きはまぐりはもちろん、他にも美味しそうな浜焼き料理がありました。
メニューを眺めながらちょっと迷いましたが、今回は焼きはまぐり(800円)と、焼きとうもろこし(500円)を注文する事にしました。(2023年5月時点の価格)
金沢から来たという他のお客と店員さんの会話を聞きながらしばらく待っていると、注文の品が運ばれてきました。
焼きはまぐりはプリプリの食感で、ちょっと垂らした醤油の香ばしい風味が加わり、本当に美味しいです。バイクで来ているのでビールが飲めないのが辛いところです。焼きとうもろこしの方も普通のものより甘みがありとても美味しいです。
海で食べるというシチュエーションだけで、何倍にも美味しく感じてしまいます。
お会計を済ませてお店を出ると、再び渚の風景に見とれてぼんやり眺めてしまいます。
少しお腹も満たされた所でバイクに乗って再び走り出します。
ひたすら砂浜の道を進んでゆくとやがて終点の千里浜北口まで来ました。名残惜しいですが、渚のツーリングはここで終了です。
道の駅 のと千里浜
長距離の移動で若干疲れを感じたため、千里浜なぎさドライブウェイのすぐ近くにある、道の駅のと千里浜で休憩する事にしました。
ここで東京から来たというハーレー乗りの2人に声を掛けられ、これから千里浜なぎさドライブウェイに行こうか迷っているとの事だったので、つい先ほど行ってきてすごく良かったという事と、東京からはるばる来たならすぐ近くなので是非行くべきと即答しておきました。
その後実際に行ったかどうかわかりませんが、2人が出発する所を見届けてから自分も今日の宿に向けて出発する事にしました。
チャンピオンカレー 玉鉾店
この日の宿は金沢市内のビジネスホテルを予約していたので、少し南に戻る感じで移動しました。
金沢に来たなら是非行きたいと思っていたのが、金沢カレーの元祖と言われているチャンカレこと「チャンピオンカレー」のお店です。
金沢カレーといえば全国的にも店舗数が多い「ゴーゴーカレー」の方が有名ですが、元祖のチャンピオンカレー(お店によってはカレーのチャンピオンという名前)は金沢近郊以外では店舗が非常に少なく、石川県外の人にとってはなかなかお目にかかる機会がないと思います。
先ほど軽く食事をしましたが、量的にちょっと物足りなかったので、チェックイン前に宿から比較的近い「チャンピオンカレー玉鉾店」というお店に行く事にしました。
お店に到着して中に入るとカウンターのみのこじんまりとしたお店でした。
メニューを見ると、どうやら「Lカツカレー」というのが定番メニューらしいので、早速これを注文しました。
しばらく待っていると、これぞ金沢カレーという見た目の一品が出てきました。Lカツの名に恥じないしっかりとボリュームのあるトンカツが乗っています。
金沢カレーの特徴であるステンレスのカレー皿、フォーク(お店によっては先割れスプーン)、千切りキャベツ、どろっとしたカレールウといった全てを満たしていました。さすが元祖です。
先ほど軽く食事をしたのに、どんどん箸ならぬフォークが進み、あっという間に平らげてしまいました。
お会計を済ませてお店を出る頃には夕方4時を回っていました。
この後ビジネスホテルにチェックインしてお風呂に浸かった後、移動の疲れがどっと出たのかすぐに眠りに落ちてしまい、初日の日程を終了しました。
住所 | 〒921-8002 石川県金沢市玉鉾2-505 |
電話番号 | 076-218-5657 |
営業時間 | 11:00~22:00(ラストオーダー21:45) 定休日:夏季・年末年始のみ |
アクセス(公共交通機関) | JR金沢駅から徒歩約30分 |
アクセス(自家用車) | 北陸自動車道 金沢西ICから車で約10分 ※駐車場あり |
公式ホームページ | https://chancurry.com/ |
公式SNSアカウント | (Twitter)https://twitter.com/champions_curry |
備考 | 玉鉾店以外にも金沢近郊に店舗多数あり |
まとめ
2023年ゴールデンウイークの海と山を巡るバイク旅1日目は石川県の千里浜なぎさドライブウェイを訪れました。
お天気にも恵まれ、砂浜をバイクで走る事がこんなに気持ちの良い事なのかと感じる事のできた一日でした。バイクや車で石川県を訪れる事があれば、是非お勧めしたいスポットです。
実はこの道は近年、高波などによって通行禁止となる日が年間100日以上に上っており、約3日に1日は通行できない日があるという計算になります。そんな状況の中で無事通行できる日に巡り合えた事に感謝したいと思います。
通行可能かどうかは後述する「石川みち情報ネット」のサイトで確認できるので、事前に確認する事をお勧めします。
この続きは2日目の様子を紹介した記事
「GW海と山のバイク旅Day2(能登半島沿岸・和倉温泉)」
をご覧ください。
住所 | 〒925-0044 石川県羽咋市新保町 |
電話番号 | 羽咋市 商工観光課:0767-22-1118 |
営業時間 | ― |
最寄り駅 | JR七尾線 敷浪駅、南羽咋駅、羽咋駅(各駅から徒歩約20~30分) |
最寄りIC | 北陸自動車道 金沢西IC(車で約40分) (のと里山街道 今浜IC経由) |
公式ホームページ | 羽咋市観光案内ページ:https://www.city.hakui.lg.jp/kankou/kankoushisetsu/3168.html 石川みち情報ネット(高波などによる通行規制情報): https://douro.pref.ishikawa.lg.jp/ |
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