この記事は全3回に渡って伊勢志摩一泊ツーリングの様子を綴るシリーズの「中編」です。前回公開した前編の記事の続きになります。
お時間があれば、最初に前編の記事をご覧ください。
中編の走行ルート
中編では、前編の最後で食事をしたお店(海の食堂 はっかい)を出発した後、鳥羽展望台と安乗埼灯台に立ち寄った様子を書いてみようと思います。
鳥羽展望台
昼食を終え、お腹が満たされた状態で再びバイクでパールロード(三重県道128号)を走りだします。
このパールロードは、2006年まで有料道路だったそうですが、現在は無料化されています。
程よいワインディングと景色の良い区間が多いため、走っていて爽快な気分になれます。
そんな感じで快適な走りを楽しんでいるうちに、次の目的地の鳥羽展望台の駐車場に到着しました。
駐車場は結構広々としており、停める場所には困らなそうです。
バイク組もちらほらと見かけました。
とりあえずバイクを停めて建物のある方へ行ってみます。
建物の中には売店や景色を眺めながら食事ができるレストランなどが入っている様ですが、すでにお腹も満たされているので、そちらには立ち寄らずに景色を眺められそうな場所を探します。
しばらく散策していると展望所らしき一画が見えたので、そちらの方に歩いて行ってみます。
展望所の端まで行って見渡すと、ここでも伊勢志摩の美しい景色が待っていました。
海を臨む景色は、前編の中で立ち寄った朝熊山頂展望台でもう飽きるほど眺めたと思っていたのですが、再び青い海やリアス式海岸が織りなす美しい景色を目にすると、ついつい見入ってしまいます。
この鳥羽展望台は、日の出を眺めるのに格好の場所らしく、元旦は初日の出を見るために多くの人が訪れるそうです。
この見渡す限りの水平線から出る朝日はちょっと見てみたい気もします。
景色を眺め終えて少し周囲を散策した後、再びバイクに乗って今度は少し離れた所にある安乗埼灯台を目指します。
営業時間 | 9:00~17:00(例) ※曜日や時期によって異なるため公式ホームページを参照してください |
電話番号 | 0599-33-6201 |
最寄り駅 | JR・近鉄 鳥羽駅(車で約25分) 鳥羽展望台バス停(コミュニティバス「かもめバス」) |
公式ホームページ | https://www.toba-tenboudai.co.jp/ |
安乗埼灯台
鳥羽展望台を出発してパールロードの終端付近まで走った後、今度は安乗港線(三重県道514号)を走って安乗埼灯台(あのりさきとうだい)に向かいます。
景色を楽しみながらゆっくり走っていた事もあり、1時間近く掛けて安乗埼灯台の駐車場に到着しました。
この駐車場はアスファルトやコンクリートの舗装は無いのですが、きれいに整地されており、バイクでもあまり心配は無いと思います。
自転車用の駐車スペースや、バリアフリー用のスペースなど、かなり整備が行き届いている印象です。
ちなみにこの駐車料金は無料です。
バイクを停めて入口と思われる方を見渡すと、案内板がありました。
案内版によれば、周辺一帯が公園の様になっている様です。
他の灯台は灯台施設そのものがあるだけの場所が多いですが、ここは色々併設しており憩いの場にもなっている様です。
灯台以外にも、資料館や休憩舎もあるようですが、まずは園内を歩いて灯台の所まで行ってみる事にしました。
早速園内に入ろうと入口の所まで来ると、向こうの方に鮮やかな芝生の緑が目に飛び込んできました。
さらに進むと、一面の芝生の緑と空の青で染められた世界に包まれます。
左の奥の方に、青空に良く映える白色の灯台がそびえ立っていました。
ずっとこの地で船舶の航行を見守ってきた貫禄すら感じます。
灯台の方を目指して一面に広がる芝生を歩いていると、海沿いの遊歩道に出ました。
空と海で異なる2色の青と、白い雲のコントラストがとてもきれいだったので、しばらく立ち止まって眺め入ってしまいます。
見慣れた琵琶湖の青色よりも心なしか深い青色をしていました。
遊歩道を歩いてゆくと、灯台の入口の前まできました。
ここに設置されたパネルを見てみると、この灯台は国の登録有形文化財になっている様です。
後で知ったのですが、「日本の灯台50選」というものにも選ばれているそうで、灯台通の間では比較的有名なのかもしれません。
灯台を見学する場合は、この先の窓口で大人の場合は参観寄付金300円(2022年7月時点)を納めます。小人は無料との事です。
参観寄付金を収めて灯台の方に歩いてゆくと、間近に灯台が見えてきました。
繰り返しになりますが、やはり白い灯台は青空に良く映えます。
形も特徴的で、私が今まで見てきた灯台は丸型のものばかりだったのですが、四角形の灯台は初めて見ました。
更に進んで、灯台の入口まで来ました。
入口を入ると灯台にまつわる資料のパネルが掲示されていましたが、上に登りたい気持ちの方が勝り、そのまま階段を登っていきます。
それなりに階段の段数はありますが、そこまできついというレベルではありません。
程なくして登り切った所で、出口から覗く青い景色が視界に入ってきました。
外に出てみると、視界いっぱいに空と海の青が広がっていました。
展望エリアを一周して全方向ぐるっと見回してみます。
先ほど歩いてきた方を見てみます。
ちょうど、右奥の白い建物(カフェや売店が併設された休憩舎)の向かって左脇から歩いてきた事になります。
こうして上から眺めてみても、本当にきれいに整備された場所だと感じました。ピクニックにも最適なスポットだと思います。
さらにぐるっと見渡します。
どの方角を見ても様々な種類の青色で彩られた景色が広がります。
一周だけでは飽き足らず、もう一周展望エリアをゆっくり回って各方角の景色を目に焼き付けました。
灯台からの眺めを十分に堪能したところで来た道を引き返し、休憩舎近くまで戻る事にします。
このあたりの名物に、上田商店の「きんこ芋」という切干し芋があるらしく、この休憩舎でも直売しているそうです。
ただ、残念ながら当日は品切れになっており、購入する事ができませんでした。
通販もやっているらしいので、興味のある方は公式ホームページなどをチェックしてみてはどうでしょうか。
少し歩き疲れたなと思っていたところ、涼しそうな木陰に設置されたガーデンチェアーを見つけたので、冷たい飲み物を買ってここで少し休憩をする事にしました。
しばらくすると、すっかり動きたくなくなってしまい、今日はこのまま景色を眺めながらここで過ごしたいと思ってしまうほどでした。
とはいえ、今日は宿の予約をしてあるので、少なくともそこまではたどり着かなければなりません。
重い腰を上げて今日の宿「丸定旅館」に向かう事にします。
この後のツーリングの様子は次回の記事「伊勢志摩一泊ツーリング 後編(丸定旅館・伊勢志摩みやげセンター王将)」に続きます。
営業時間 | 3月~10月 9:00~16:30(土日等)9:00~16:00(平日) 11月~2月 9:00~16:00 |
電話番号(公益社団法人燈光会 安乗埼支所) | 0599-47-5622 |
最寄り駅 | 近鉄 鵜方駅 安乗埼灯台口バス停(鵜方駅から三重交通バス安乗線 安乗方面乗車) |
公式ホームページ | 安乗埼灯台:https://anorisaki.com/ 上田商店 安乗灯台直売所:https://uedashoten.jp/ |
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