前回の記事「温泉街と御在所岳を結ぶ空中散歩(三重 御在所ロープウェイ)」で御在所岳山頂を散策した様子を書きましたが、実はその後真っすぐ滋賀の自宅に帰るのももったいないと思い、そのまま同じ三重県内の四日市までバイクを走らす事にしました。
お目当ては四日市名物のとんてきで、その中でも行列ができるほどの人気店と噂の「まつもとの来来憲」というお店に行ってきましたので、今回はその様子を書きたいと思います。
来来憲と名の付くとんてきの有名店は鈴鹿市にもあり、以前そちらを訪れた時の様子を過去の「鈴鹿トンテキ・海浜公園ツーリング(來來憲・白子港緑地)」という記事で書いていますので、ご興味のある方はそちらもご覧ください。
ちなみに、四日市とんてき発祥のお店が、かつて同市に存在した「来来憲」というお店らしく、現在営業しているいくつかの来来憲と名の付くお店は、そのお店で働いていた方や常連客が別途開業したお店の様です。
お店到着から入店まで
御在所山ロープウェイの乗り場を出てから30分弱バイクを走らせると、目的のお店「まつもとの来来憲」の駐車場に到着しました。自分以外にもバイク勢が来店している様で、既に何台かのバイクが停まっていました。
バイクを停めて少し離れた所にあるお店の方まで歩いて行くと、早速お店の前に行列が出来ているのが見えました。この時、昼の1時少し前だったので、少し混雑も落ち着いている事を期待していたのですが、そんな甘くは無かった様です。
週末という事もありますが、噂通りの人気ぶりで十数名ほどの行列が出来ていたと思います。
早速、列に並ぼうとしたのですが、お店の外壁に貼り紙があり、必ず待席表に記名をしてくださいと注意書きがありました。ただ、お店の入口まで行ってみたのですが、待席表らしきものが見当たりません。
そうなると、おそらく店内に有ると思われるので、列に並んでいる人達の前を通って中に入ってみると無事見つける事ができました。
待席表に自分の名前を記入した後、再びお店の外に出て行列の最後尾に並びます。
どうやら先ほど私のバイクを停めた駐車場は、いくつかある駐車場の1つらしく、お店のすぐ脇に数台停められる場所があったり、お店と道路を挟んですぐ向かい側にも広めの駐車場がありました。
列に並び始めて間もなくしたところで、ちょうど向かいの駐車場からバイク勢が出て行く所でした。列に並ぶのが苦でなければ、駐車場の収容台数がそれなりにあるので、ツーリング飯で立ち寄るのも良さそうだと思いました。
この時は何故かしばらく待ってもなかなか列が進まず、回転が非常に遅い印象を受けました。結局1時間近く待ってようやくお店の中に入る事ができました。
お店の中に入っても、席が空くまでもう少し待つ事になります。待っている間、壁に所狭しと貼られた有名人などの色紙や各種案内を眺めていると、程なくして席に案内されました。
席に座ってメニュー表を広げてみると、基本的にこのお店は中華料理店らしく、ラーメン、チャーハン、餃子など普通の中華料理も各種取り揃えています。
しかし、ここはやはり名物のとんてきを食べると決めていたので、メニューで一番目立っていた「大とんてき定食」税込1,900円(2023年6月時点)を迷う事無く注文しました。
料理を待っている間、店内を見回してみると席数自体は多いのですが、帰ったお客の膳がそのまま残っている空き席が結構あり、回転が遅かったのは、片付けが追いついていなかったからかもしれません。
食事(大とんてき定食)
席でしばらく待っていると、注文の品が運ばれてきました。
この野球のグローブの様な見た目のとんてきは、ボリューム感といい色艶といい圧巻です。
うれしい事に、ライス、豚汁、漬物、そして千切りキャベツはおかわり自由との事です。
とんてきのボリューム感に釣り合わないほどライスは控え目に盛られていますが、おかわりできるので全く問題ありません。
豚汁としてはあまりお目にかかれない赤出汁ですが、個人的には結構好きな味です。名古屋を中心とした中京圏では当たり前なのかもしれません。
豚汁は具沢山という程ではないですが、程よく豚肉、ゴボウ、もやしなどが入っており、脂っこさもそれほど感じないため、メインのとんてきを邪魔していません。
そして、そのメインのとんてきですが、先ほどからこの焼き目や照り加減が視界に入り、たまらなく美味しそうに見えます。
ニンニクもゴロっと入っており、いかにもスタミナが付きそうです。
とんてきの脂っこさを中和してくれるであろう野菜陣も、千切りキャベツを中心に万全の体制です。
では早速とんてきを一切れ食べてみます。
一口食べると豚肉のジューシーさと、程良い弾力の食感が合わさり、肉を食べている実感が湧いてきます。味付けも四日市とんてき独特のソースとニンニクの風味が食欲をそそります。
食べ進めていくと、千切りキャベツの一部がとんてきソースの湖に漬かってゆきますが、これだけでもおかずになりそうな一品です。
豚汁もそうですが、とんてき以外にもご飯のすすむ要素が満載のため、油断したら何杯でもライスのおかわりをしてしまいそうになります。
とはいえ、この日はあまり調子に乗る事無く、ライスのおかわりは一杯だけに留めました。というのも、ここに来る前に立ち寄った御在所岳でカレーうどんを食べてからそれほど時間が空いていないので、ドカ食いできるほどの空腹感ではなかったという事もあります。
さらに食べ進み、メインのとんてきも残り少なくなってきました。名残惜しいですが、ライスにバウンドさせて食べたりしながら、残りのとんてきをじっくりと味わいました。
ボリュームたっぷりの大とんてき定食ですが、箸が止まる事なくあっという間に完食してしまいました。お腹も気持ちも大満足です。
食べ終わった後店内を見渡してみると、先ほどの混雑ぶりが嘘のように、2、3組のお客しか残っていませんでした。
今回は行列の最後の方に並んでいたという事もあり、お店に入る事ができたのは、既に昼の部の営業が終わるぐらいの時間でした。もちろん、閉店時間だからといって追い立てられる事も無く、ゆっくり食事をさせてくれました。
お会計を済ませてお店を出た後、満腹のお腹をさすりながらバイクを停めた駐車場まで戻り、満たされた気分で帰路に就きました。
まとめ
今回は、四日市名物のとんてきを食べるため、人気店の「まつもとの来来憲」を訪れました。
普通のとんてきとは違った四日市スタイルのとんてきは、また食べに来たくなってしまうほどクセになる味と圧倒的なボリューム感がありました。
人気店ゆえ、週末は混雑するので相当待つ覚悟は必要ですが、四日市方面にツーリングに行く際の目的地にするのもアリだと思いました。
四日市は私の住む滋賀県からも割と行きやすい距離感の所にあるので、朝思い立って、お昼はバイクに乗って四日市とんてきでも食べに行こうという事も十分可能な距離です。
今後も他店を含めて四日市とんてきの世界に浸ってみたいと思います。
住所 | 〒510-0836 三重県四日市市松本2-7-24 |
電話番号 | 059-353-0748 |
営業時間 | 11:00~14:00、17:00~20:00 定休日 月曜・火曜(祝日も休業) |
アクセス(公共交通機関) | 近鉄 湯の山線 伊勢松本駅から徒歩約3分 |
アクセス(自家用車) | 東名阪自動車道 四日市ICから車で約10分 ※駐車場あり |
公式SNSアカウント | (Instagram)https://www.instagram.com/matumoto_rairaiken/ |
公式ホームページ | https://matumoto-rairaiken.com/ |
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