姫路・明石 日帰りの旅 3 Final(姫路・明石 食べ飲み歩き)

明石 魚の棚(うおんたな)商店街 旅・ツーリング
明石 魚の棚(うおんたな)商店街

今回は、以前の2つの記事「姫路・明石 日帰りの旅 1(姫路城 前編 通常公開エリア)」、「姫路・明石 日帰りの旅 2(姫路城 後編 特別公開エリア)」の続きです。
姫路城を訪れた後に姫路と明石の街に繰り出し、ひたすら食べ歩いたり飲み歩く回になります。
お時間があれば、前回の記事も合わせて読んでいただけるとうれしいです。

食べ飲み歩き開始(みゆき通り商店街~おみぞ筋商店街)

姫路城を出た頃にはまだ午前11時を少し回ったぐらいでしたが、既に空腹感が襲ってきていました。

この日の朝食は、姫路に着いて早々に立ち寄った喫茶店「はまもとコーヒー」で食べたアーモンドトースト一枚のみで、それに加えて姫路城内の広い敷地を歩き回って結構な運動をした後だったため、かなりの空腹感を覚えていました。

とりあえず、姫路城から姫路駅の方に向かって延びる商店街に沿ってぶらぶらと歩き、気になったお店があったら入ってみる事にしました。

途中で「みゆき通り商店街」を外れ、並行して延びている「おみぞ筋商店街」に入ってしばらく進むと、営業している飲食店が徐々に増えてきました。

みゆき通り商店街・おみぞ筋商店街

しかも、昼から飲めそうなお店が数多く見受けられ、私にとって魅力的に映るお店も多く、どこに入ろうか迷ってしまいます。

事前に、姫路には「ひねポン」と「姫路おでん」というご当地の名物がある事を知っていたので、とにかくこの2品だけでも食べて帰ろうと決めていました。

ひねポンとは、ひね鶏(卵を産まなくなった雌鶏)の肉を炙り、ポン酢で味付けした料理です。もう一方の「姫路おでん」は、普通のおでんとあまり変わりませんが、食べ方に特徴があり、通常からしを付けて食べるところを、姫路おでんは生姜と醤油をつけて食べます。

そんな2品の両方が食べられそうなお店を探していると、なかなか良さそうな居酒屋を見つけました。既に営業を開始している様だったので、ちょっと入ってみる事にしました。

おみぞ筋商店街の飲食店

だるまや一成(ひねポン・姫路おでん)

最初に入ったお店は、「だるまや一成」というお店で、ひねポンや姫路おでんはもちろん、その他にもいろいろな一品料理が揃っていました。

店内に入ると、既に常連とおぼしき人達がカウンター席に座っており、店員さんと楽し気に会話をしていました。

その並びの空いた席に座り、お店の中を見回してみると、なんとなくアットホームな雰囲気を感じる居心地の良い空間でした。常連さん達が通いたくなる気持ちも少しわかります。

だるまや一成

早速瓶ビールを注文し、グラスに注いだ一杯目を一気に飲み干して、乾いたのどを潤します。

そして、すぐに「ひねポン」と「姫路おでん」を注文すると、程なくして料理が出てきました。なかなか美味しそうな見た目です。

姫路おでん・ひねポン

まずはひねポンからいってみると、ポン酢が良く染みた美味しい味付けでした。

特徴的なのはその食感で、弾力のある肉なので歯ごたえが結構あります。普通の鶏肉のつもりで食べると、この食感にちょっと驚くと思います。

ただ、この歯ごたえゆえに噛めば噛むほど味が出るような感じで、お酒のアテとしてはちょうどいい感じです。

ひねポン

次に姫路おでんをいってみます。すでに生姜醤油が掛かっているので、そのままいただきます。意外にも、それほど生姜が主張しておらず全然気になりません。むしろ、生姜がうまく裏方に回っておでん達を引き立てている様な印象を受けました。

この独特なおでんのスタイルに触れ、自宅でおでんを食べるときも生姜醤油を試してみようと思ってしまうほど気に入りました。

姫路おでん

他にも気になる一品料理が沢山あったのですが、他のお店にも寄りたいので、このお店では2品だけに留めてお会計をする事にしました。

住所〒670-0927 兵庫県姫路市駅前町277
電話番号079-285-2975
営業時間10:30~22:00
定休日:木曜日
アクセス(公共交通機関)JR姫路駅から徒歩約3分
アクセス(自家用車)山陽自動車道 姫路東ICから車で約20分
※駐車場なし(近隣に市営・民営の有料駐車場あり)
公式ホームページ
だるまや一成(2023年9月時点)

英洋軒 姫路駅前店(餃子・唐揚げ・オムレツ)

次に立ち寄ったのは、強烈な外観のインパクトを放つ「英洋軒 姫路駅前店」という立ち呑み屋です。

下の写真の通り、入るのにはちょっとした勇気が要る店構えなので、一旦は通り過ぎたのですが、あまりにも気になってしまい、思い切って入ってみる事にしました。

中に入ってみると、5、6人でいっぱいになりそうなカウンター席をメインに、隅の方に2つほど小さな立食テーブルがあるだけの、こじんまりとした屋台風の店内でした。

お客の入りも良く大盛況で、私が入った時点ではほぼ満席状態でした。地元の方や観光客と思われる方に混じり、休日だというのにビジネスルックのサラリーマン風の人までいました。

英洋軒 姫路駅前店

まずは、お店のおすすめと思われる「当店名物」と表記された「焼きぎょうざ」(299円)と、「人気No.1」と表記された「鶏のからあげ」(299円)を注文しました。(2023年9月時点の価格)

どの料理もリーズナブルな価格設定なので、いろいろと食べたい人にとって、とても助かります。

しばらく待っていると、注文の品が出てきました。見た目は特に変わった所はなく、普通に美味しそうです。

焼きぎょうざ
鶏のからあげ

このお店の名物というだけあって、餃子は安定の美味しさです。ビールがどんどん進み、あっという間に飲み干してしまいました。

餃子をもう一皿おかわりしたくなりましたが、他のメニューも食べたいのでぐっと堪えます。

唐揚げの方も一番人気というだけあって、サクサクの衣にジューシーな鶏肉の王道的な唐揚げです。こちらは、ハイボール(メガサイズ)がどんどん進みます。

焼きぎょうざ×生ビール・鶏のからあげ×メガハイボール

この2品を食べ終わりそうになった頃、もう一品何か食べたいと思い店内に貼り出されたメニューを見渡していると、隣のお客が食べていた「手焼きオムレツ」がすごく美味しそうだったので、私も思わず注文してしまいました。

出てきた品は見た目も綺麗な美味しそうなオムライスです。これで199円というのだから驚きです。玉子の値段が高くなっているこのご時世に本当に頭が下がります。(2023年9月時点の価格)

手焼きオムレツ

中身もちゃんとふわふわしており、味も申し分のない本格的なオムレツでした。

手焼きオムレツ

他にも何か食べたかったのですが、そろそろお腹も膨れてきたので、このお店ではこの辺に留めてお会計をする事にしました。

住所〒670-0927 兵庫県姫路市駅前町301
電話番号079-288-3055
営業時間11:30~21:30
定休日:火曜日
アクセス(公共交通機関)JR姫路駅から徒歩約3分
アクセス(自家用車)山陽自動車道 姫路東ICから車で約20分
※駐車場なし(近隣に市営・民営の有料駐車場あり)
公式ホームページ
公式SNSアカウント(Instagram)https://www.instagram.com/eiyo_ken.group/
英洋軒 姫路駅前店(2023年9月時点)

姫路のれん街(FESTAビル内)

途中、姫路駅前のFESTAビル内にある「姫路のれん街」という飲み屋街を通りましたが、ここでも昼間から楽しそうに飲んでいる人たちでごった返していました。

ここも魅力的なお店が沢山ありましたが、これまで結構食べたり飲んだりしているので、お腹と相談して泣く泣くここは通り過ぎるだけにしました。

それにしても、姫路駅周辺は飲み屋がとても充実しており、しかも昼から飲めるお店も多くてうらやましいです。姫路に住んだら途中に誘惑が多すぎて、仕事から真っすぐ帰宅できる気がしません。

姫路のれん街

グランフェスタ地下街・御座候 FESTA店(担々麺)

姫路駅前まで来たので、これから電車に乗って明石に移動しようと思ったのですが、一旦姫路で軽くシメのラーメン的なものを食べたいと急に思い立ち、地下街(グランフェスタ)に何か良さそうなお店がないか探してみたところ、担々麺と書かれたお店が目に留まりました。

グランフェスタ(地下街)

そのお店は「御座候 FESTA店」というお店ですが、姫路で「御座候」といえば、回転焼き(大判焼きとか今川焼とか呼ばれているあれです)のメーカーらしく、兵庫県あたりでは回転焼きの事を御座候と呼ぶ事もあるそうです。

そんな御座候が、なぜかラーメン店の業態で出店しているお店がこの御座候FESTA店です。今回はお店の看板にも書かれている「担々麺」を注文する事にしました。

食券制になっており、「ごまみそ担々麺」の券を購入しましたが、これがなんと390円という低価格です。(2023年9月時点の価格)

お店のホームページによると「おやつ感覚で食べられる手頃なお値段とボリューム」というコンセプトらしいので、名古屋を中心に展開しているスガキヤのラーメンみたいなポジションかなと、ちょっと思いました。

味は感動するほどの美味しさはありませんが、このお値段でこの味なら十分満足です。担々麺といいつつ、割とマイルドな味で辛さはあまり感じません。子供やお年寄りでも食べられそうな安心する味です。

御座候 FESTA店

担々麺を食べ終え、そろそろ姫路を離れて明石に移動する事にします。

住所〒670-0927 兵庫県姫路市駅前町188-1 グランフェスタ5番街
電話番号079-221-3566
営業時間11:00~20:00(ラストオーダー19:30)
アクセス(公共交通機関)JR姫路駅中央口北から徒歩約1分(地下)
アクセス(自家用車)山陽自動車道 姫路東ICから車で約20分
※駐車場なし(近隣にグランフェスタ契約の有料駐車場あり)
公式ホームページhttps://www.gozasoro.co.jp/
ラーメン店業態紹介ページ:
https://www.gozasoro.co.jp/products/gozasoro-ramen
FESTA(グランフェスタ地下街):
https://himeji-festa.com/
御座候 FESTA店(2023年9月時点)

移動(姫路駅→明石駅)

姫路駅からJRの新快速電車に乗り、25分ぐらいで明石駅に到着しました。この時すでに昼の3時近くになっており、今回の日帰り旅も終盤とも言える時間帯に差し掛かってきました。

とりあえず南口から駅を出てから、明石に行くなら是非訪れてみたかった、魚の棚商店街の方を目指す事にしました。

JR明石駅

魚の棚商店街

魚の棚(うおんたな)商店街というのは、明石駅から歩いて行ける距離に位置する鮮魚店が並ぶ商店街で、明石市のメジャーな観光地にもなっています。

以前、個性的なキャラクターの明石市前市長が、自らこの商店街をPRしていたのを動画か何かで観て以来、ちょっと行ってみたいと思っていた場所でした。

ちなみにこの前市長(泉房穂 氏)は市民からも大変人気のあった方の様で、議会ともバチバチやってかなり改革を推し進めた実績がある様です。明石市の子育て支援の手厚さはちょっと有名らしく、人口減少の日本の中で人口を増やしている特異な自治体との事です。

魚の棚商店街

そんな魚の棚商店街をぶらぶら歩いていると、あちこちにタコが売られているのが目につくので、改めて明石市がタコの名産地であることを思い出させてくれます。

「明石」と「タコ」と来れば、やはり「明石焼」を食べずには帰れないと思い、明石焼の食べられるお店を探す事にしました。

いくつか明石焼のお店を見つけましたが、明石では明石焼の事を「玉子焼」と表記している所が多い様です、「明石焼」の表記はどちらかというと観光客向けなのかもしれません。

お店を選ぶのもちょっと面倒だったので、やたら元気な呼び込みをしていた店員のお店に誘われるがまま入る事にしました。

魚の棚商店街

よし川(明石焼・たこめし)

入ったお店は「よし川」というお店ですが、実はこのお店、後で調べてみると魚の棚商店街の中でも最も古い明石焼のお店だった様です。

店内に貼られたメニューを見てみると、食事は「明石焼」と「たこめし」があり、今回はこれらがセットになった、サービスセットを注文する事にしました。

よし川

しばらく店内を眺めたりしながら待っていると、注文の品が運ばれてきました。

この期に及んで、まだビールを注文していたりします。

明石焼き・たこめし(サービスセット)

早速明石焼を一つとり、ダシに浸してから口に運んでみます。

中はとろっとしてアツアツなので、やけどしない様に「はふはふ」しながら食べたところ、ダシの風味と玉子の味が良くマッチしており美味しかったです。同じタコ入りでも、たこ焼きとは全く別物だという事を、本場の明石焼を食べて改めて感じました。

熱くなった口の中をビールで冷却しながら、そのまま2個め、3個めと順調に食べ進んでいきます。しかし、7個目ぐらいになったあたりから徐々にお腹がきつくなってきました。考えてみれば、午前11時頃から飲み食いし続けているので、当然そうなります。

それでも何とか明石焼は完食しましたが、たこめしの方は2、3口ぐらいまでは美味しく食べる事ができていたのですが、結局大半を食べ残す結果となってしまいました。もったいないので、残った分は店員さんにお願いし、持ち帰り容器に詰めてもらいました。

明石焼き・たこめし(サービスセット)

この時点で胃の方が限界に達し、ギブアップを申し出ていたので、今回の食べ歩きの旅はこれにて終了となりました。

住所〒673-0892 兵庫県明石市本町1丁目2-16
電話番号078-911-8311
営業時間月~木 10:00~13:00、15:00~17:00
金 10:00~17:00
土日祝 10:00~18:00
※営業時間変更や売切れ次第終了の可能性あり
※不定休あり
アクセス(公共交通機関)JR明石駅から徒歩約5分
アクセス(自家用車)第二明神道路 大蔵谷ICから車で約15分
※駐車場なし(魚の棚商店街契約の有料駐車場あり。詳細は魚の棚商店街ホームページ参照)
公式ホームページ魚の棚商店街ホームページ
https://www.uonotana.or.jp/
魚の棚商店街加盟店情報ページ(よし川)
https://www.uonotana.or.jp/shop-030.htm
よし川(2023年9月時点)

旅の終わり・まとめ

満腹のお腹をさすりながら明石駅まで戻り、駅のホームに立ってみると、魚の棚商店街とは逆の方向に明石城跡が見えました。もう少し時間があればここにも立ち寄りたかったのですが、改めて別の機会に城めぐりの一環で訪れてみたいと思います。

この日は城に始まり城で旅を締めくくる結果となりました。帰りの電車に乗り込み、車窓を眺めながら昔の播磨の国に思いを馳せていると、いつのまにか眠りに落ちていました。

明石城跡(JR明石駅ホームからの眺め)

今回は日帰りという限られた時間内での旅でしたが、城巡りと賑わいのある商店街での食べ飲み歩きという、個人的にはとても充実した休日を過ごす事ができました。

また城巡りと食べ飲み歩きをする機会があれば、書いてみようと思います。

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