滋賀県最高峰に登る絶景ツーリング(伊吹山ドライブウェイ)

伊吹山 旅・ツーリング
伊吹山

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【後半(2ページ目)の目次】

山頂

山頂付近一帯は広い公園の様になっており、売店、お食事処、トイレなどの観光施設が充実しています。また、御朱印をもらえるお寺(伊吹山寺 覚心堂)まであります。

今回は時期を外してしまいましたが、夏の最盛期にはこの山頂一帯の所々でお花畑が見られるそうです。

伊吹山 山頂エリア

付近を見渡してみると、山頂を示す標識が見えました。

標識のある場所まで歩いて行き、何とか山頂に到達する事ができました。

伊吹山 山頂標識

そのすぐ近くに、日本武尊(ヤマトタケル)の像がありました。

この時はなぜここにヤマトタケルの像があるのかわからなかったのですが、後で調べてみると、伊吹山はヤマトタケルの神話にも登場する場所なのだそうです。

その神話によると、ヤマトタケルが伊吹山の神(白猪)を退治しようとこの地を訪れるのですが、逆に重症を負い山を下りる事になるという話の様です。

ただ、ヤマトタケルにとっていやな思い出しかない地にわざわざ像が建てられた事が、私の中ではまだしっくり来ておらず、モヤっとしたままでいます。

ヤマトタケル像

今度は山頂一帯のエリアをぐるっと一周してみる事にします。

やはり今日は快晴というほどではなく、下の方に雲が結構あるため、地上の景色も雲の隙間からしか見えないのですが、逆に言えば雲を見下ろす天空感を味わえる風景なので、これもまた良いです。

先ほどいた頂上駐車場についても天空の駐車場の様だと表現しましたが、その駐車場をはるか下の方に見下ろせる位置まで来ています。

伊吹山 山頂エリア

更に周囲を歩いてみると、人のシルエットがずらっと並ぶ一角がありました。

近くまで行ってみると、眺めの良い場所に連なるように座り、みんな絶景を眺めながらお弁当を食べたり、談笑していました。

伊吹山 山頂エリア

この日は雲の流れが速く、雲が変化してゆく様を見ているだけでも楽しめました。

秋らしいうろこ雲がたなびく空を背景に、別の巨大な雲の塊が近くでゆっくりと姿を変えながら移動してゆきます。

伊吹山 山頂の雲

時々雲の隙間から覗く景色の向こうに、先ほど走って来た伊吹山ドライブウェイや、更に遠くの方にうっすらと濃尾平野が見渡せます。

残念ながら、琵琶湖方面の景色はこの日雲に遮られて見る事ができませんでした。

伊吹山 山頂からの眺め

昼食(伊吹そば)

一通り山頂一帯のエリアを見て回り、そろそろお腹も空いてきたのでどこかのお店に入り食事をする事にしました。

食事ができるお店は結構多く、私が見る限り4~5軒ほどはありそうでした。

メニューについてはどこのお店もだいたい似たり寄ったりで、そば、うどん、ラーメン、カレーライスなどが中心の山小屋によくある品揃えです。中にはオムライスなどのカフェっぽいメニューのある、めずらしいお店もありました。

値段については同じ料理であれば各店一律同じ価格で差がありませんでした。

そういえば、来る途中にあった伊吹山近くの道の駅で土産物売り場に蕎麦が並んでおり、伊吹山は日本そば発祥の地という事が書いてあった事を思い出しました。

そうなると、急に蕎麦が食べたくなり、特にお店選びもせず目の前にあったお店にそのまま入ることにしました。

山頂エリアのお店

今回入ったのは「対山館」というお店で、他と同じく土産物の販売とお食事処がありました。

時間は昼の1時少し前でしたが、お客が2組ぐらいしかおらず、座敷席、テーブル席、カウンター席とあり、どれでも選び放題でした。今回は外の景色が見えるカウンター席に座ります。

山頂付近には結構登山客がいたのですが、その多くは各自持ち寄ったものを食べている場合が多く、お店で食事をするのは少数派なのかもしれません。

メニューを見てみると蕎麦は月見そば、きつねそば、伊吹そばの3種類あり、その中から、伊吹そば800円(2022年10月時点)を注文しました。店員さんに聞いてみると、伊吹そばは山菜そばの様です。

しばらく待っていると、伊吹そばが運ばれてきました。色々な種類の山菜が入っており、鰹節がたっぷり乗っています。

食べてみたところ、下界で食べたらびっくりするほどの美味しさではないと思いますが、山で食べるという雰囲気と、登山で歩き疲れたこの時の私にとっては格別の味に感じました。

対山館

下山

お腹も満たされたので、そろそろ駐車場に戻るため下山ルートを確認する事にしました。

あたりを見回してみると、登山道が描かれた案内板があったので確認してみると、駐車場からの登山ルートは全部で3種類あり、先ほど登りの時に歩いてきた西登山道(所要約40分)を始め、中央登山道(所要約20分)、東登山道(所要約60分)があります。

これらのうち、東登山道はぬかるみや凹凸があり険しそうなのと、時間もかかるため却下し、来た道と異なる道を通りたいので、消去法で中央登山道を使って下ることにしました。

山頂の案内板

中央登山道は所要時間が短い分、最も傾斜のきついルートになります。そのため、下るときには良いですが、登るときは相当しんどいと思われます。

にもかかわらず、このルートで登って来る人がたまにいて、みんな結構つらそうな顔をしながらすれ違ってゆきました。

登山道(下山)

所要時間は約20分とありましたが、実際はそこまでかからずに山頂駐車場まで戻ってきました。

昼の2時を少し回った所ですが、来た時よりも、だいぶ車が増えています。

山頂駐車場

伊吹山ドライブウェイ(復路)

頂上までの登山を終え、再びバイクに乗り伊吹山ドライブウェイを引き返します。

少し走ったところで、濃い霧が立ち始め視界が悪くなってきました。この辺りは眺めが良いのか、ガードレールの向こう側に三脚とカメラを設置して撮影をしている人が多くいました。

おそらく霧が晴れるのを待っていたと思いますが、絶景を撮るのもなかなか忍耐力が必要なんですね。

伊吹山ドライブウェイ

さらに進むと霧が濃くなったり薄くなったりを繰り返しながら、だんだんと青空が戻ってきました。

伊吹山ドライブウェイ

あまりにも秋空がきれいだったので、ちょっとした展望スペースで停まり、空をバックに愛車の記念撮影をしました。

伊吹山ドライブウェイ

登ってきた時よりは立ち止まる頻度が少なかったため、あまり時間もかからず料金所の所まで戻ってきました。

料金所を通り抜け、再び下道で2時間ほどかけて自宅まで戻り、今回の伊吹山ドライブウェイの旅が無事終わりました。

伊吹山ドライブウェイ料金所付近

まとめ

今回は、以前に訪れた時に天候に恵まれなかった伊吹山ドライブウェイを再び訪れ、今度こそ絶景を堪能しながらツーリングをする事ができました。

また、9合目付近となる山頂駐車場から山頂までの登山も楽しめ、頂上に辿り着いた後は天空の広場に居るような気分に浸る事ができ、登山熱が呼び起された気がしました。

道路の走りやすさや景色、施設、どれをとっても伊吹山ドライブウェイは屈指の観光道路だと思いますので、滋賀県東部方面へのツーリングやドライブを検討中の方には是非おすすめしたいスポットです。

これから山も色づく紅葉シーズンが到来しますので、更に素晴らしい景色を見せてくれると思います。

自動二輪及びトライク(126cc以上)2,200円
軽乗用車・普通車3,140円
伊吹山ドライブウェイ料金表抜粋(2022年10月時点)
営業時間(道路)春季(4月第3土曜~7月第3金曜):8~20時
夏季(7月第3土曜~8月):3~21時
秋季(9月):8~20時
秋季(10~11月最終日曜日):8~19時
上記以外:冬季閉鎖にて通行止め
営業時間(スカイテラス伊吹山)春季(4月第3土曜~7月第3金曜):10~16時
夏季(7月第3土曜~8月):9~18時
秋季(9月):10~16時
秋季(10~11月最終日曜日):10~16時
上記以外:冬季閉鎖にて通行止め
電話番号(日本自動車道株式会社)0584-43-1155
最寄のIC名神高速道路 関ケ原IC
公式ホームページhttps://www.ibukiyama-driveway.jp/
(山頂の天気情報・ライブカメラ映像あり)
伊吹山ドライブウェイの情報(2022年10月時点)
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