和歌山バイク旅録1 絶景カフェと紀の川フルーツライン

カフェ マキーナ 旅・ツーリング
カフェ マキーナ

本格的な冬に突入してから、バイクに乗る頻度がめっきり減ってしまい、ここ最近はこのブログでも街歩きや飲食店の訪問記事が多めになっていますが、実は2、3か月前の昨年秋頃は、近畿地方を中心に宿泊を伴う長距離ツーリングに度々出掛けていたりしていました。

その中でも、昨年10月に行った和歌山県の北部(紀北・有田地区など)を巡る1泊2日のツーリングがなかなか良かったので、当時撮影した写真と共に旅の様子を振り返ってみたいと思います。

今回はなかなかのボリュームになりそうなので、何回かに分けて書いてみようと思います。

【走行ルート(今回の記事区間)】

紀の川フルーツライン・くにぎ広場

滋賀の自宅を朝早く出発し、高速道路に乗って一度休憩を入れつつ大体2時間ぐらい掛けて走った所で、京奈和自動車道の橋本ICに到着しました。

橋本ICを降りてしばらく下道を走ると、紀の川フルーツラインという道路の入口まで来ました。今回の旅の本番は、ここからになります。

紀の川フルーツラインというのは、橋本市から紀の川市まで延びる広域農道で、ちょうど昨年5月に全線開通したという事を知ったので、どんな道路なのか一度走ってみたいと思っていました。

その名の通り道路沿いには果物の農園が広がっているのですが、実際に走ってみると、その果物というのはほぼ柿の事を指している様で、和歌山といえばミカンを想像していただけに、ちょっと意外に感じました。

ちなみに、後で調べてみると和歌山県は柿の名産地でもある様です。

紀の川フルーツライン入口

紀の川フルーツラインをしばらく走ると、「くにぎ広場」という農産物の直売所が見えて来たので、トイレ休憩を兼ねてちょっと立ち寄ってみる事にしました。

バイクの駐車エリアもしっかりとあるので、ライダー目線で見てもツーリング途中の休憩スポットとして立ち寄りやすい場所だと感じました。

農産直売所 くにぎ広場

トイレで用を済ませてから、直売所の中を少し覗いてみる事にします。

直売所の中はご当地の名産がずらっと並んでおり、その奥の方には飲食スペースも併設されており、食事もできる様です。ちょっとした道の駅の様な感じです。

朝早く自宅を出る前に軽く朝食を取っていましたが、高速道路をひた走り、結構な時間が経過していたため、少し空腹を感じていた所でした。ちょうど良いので、飲食スペースで軽く何か食べる事にしました。

店内を見渡してみると、至る所にこの辺りの名産らしい「はたごんぼ」というゴボウを推している掲示物があるので、あえてそれに乗ってみる事にします。

はたごんぼの入ったコロッケが美味しそうだったのでそれを1つ、あとコーヒーを一杯注文しました。

農産直売所 くにぎ広場

コロッケは小ぶりですが、外はカリっとしていて中はホクホクしておりコロッケとしては十分美味しいですが、はたごんぼ自体はみじん切りで入っているので、風味は感じつつも、ゴボウ特有の食感はそれほど感じませんでした。

食べながら店内の掲示物を色々と眺めていると、はたごんぼを使った巻き寿司を売っている様なので、後でどこか眺めの良い所で食べるために、持ち帰りで購入する事にしました。

十分休憩を取る事ができたので、ここを出て再び紀の川フルーツラインを先に進みます。

農産直売所 くにぎ広場
住所〒648-0044 和歌山県橋本市南馬場506-5
電話番号0736-33-5288
営業時間9:00~17:00
定休日:火曜日
アクセス(公共交通機関)南海高野線 紀伊清水駅より徒歩約35分

アクセス(自家用車)
京奈和自動車道 橋本ICから車で約8分
※駐車場あり(無料 約20台)
公式ホームページhttp://www.konomise.com/hashimoto/kunigihiroba/
公式SNSアカウント(Facebook)https://www.facebook.com/kunigihiroba.hatagonbo/
(Instagram)https://www.instagram.com/hatagonbo/
農産物直売所 くにぎ広場(2023年10月時点)

紀の川フルーツライン~国道424号~有田

しばらく進むと、柿の木畑が広がる農園が道路の両側に現れる様になり、フルーツラインらしい景色になってきます。

紀の川フルーツライン

この道路は紀の川に沿う様に延びているため、農園以外にも紀の川や川沿いの街並みが見える区間が時々現れ、走っていて全く飽きません。

道路も走りやすく、景色を楽しみながらストレスフリーで快適に走る事ができます。

紀の川フルーツライン

所々景色の良い所に出ると、バイクを停めては眺めたりしながら進むので、結構時間を掛けて走っていたと思います。

紀の川フルーツライン
紀の川フルーツラインからの眺め

ゆっくりでしたが、ようやく紀の川フルーツラインを走り終えました。走っていて本当に気持ちが良い道路でした。紀北を横断する時は、あえて高速道路を使わずこの道を通ってゆっくり走るのも良いなあと感じました。

紀の川フルーツラインを堪能した後、今度はみかんの産地で有名な有田を目指します。

紀の川フルーツライン~有田

絶景カフェ マキーナ(MAKENA)

有田の方に絶景を眺められる「マキーナ」(MAKENA)というカフェがあるという事を事前に調べていたので、そのカフェに向かう事にしました。

カフェの付近に到着すると、お店の手前に駐車場への案内版を見つけました。どうやら左手に見える坂を下った所に駐車場がある様です。

坂を下ってみると、廃業したホテルと思しき廃墟の様な建物と隣接した駐車場があるので、そこにバイクを停め、カフェの店舗の方に向かいます。

カフェマキーナ 駐車場

カフェの入口まで来ました。入口からもうオシャレな雰囲気があふれ出ていて、私の様なおっさんが一人で入るにはちょっと躊躇してしまいそうな店構えです。

店頭の貼り紙を見ると、10月~6月は、月・火・金が完全予約制のレストラン営業で、土・日・祝日が予約不可のカフェ営業という事なので、ふらっと訪問しても入れない日がある事に注意が必要です。

この日は週末のため、予約無しで入れるカフェ営業の日だった様なので一安心です。

カフェ マキーナ 入口

オシャレオーラに満ちた入口に圧倒されながらも、怯まず突入します。

カフェ マキーナ 入口

店内に入るといきなり奥にある窓の向こうに、眩しく光る海面の風景が広がっているのが見えました。入店してすぐにここの絶景に圧倒されてしまいます。

残念ながら窓際の席は全て埋まっていため、お店の中ほどの席を案内されましたが、窓の外の景色に見入っていた私を見て気を遣ってくれたのか、店員さんが「後で窓際の席が空いたらお声掛けしますね」と言ってくれました。

カフェ マキーナ 店内

案内された席に着いて改めて店内を眺めてみると、いちいちオシャレ要素満載な空間です。

壁の装飾、家具、照明、どれをとってもいい感じです。
たまには、こんな空間でノートパソコンを広げて仕事をしてみたいです。

カフェ マキーナ 店内

メニューを見ると、フードメニューのメインは各種ハンバーガーの様なので、どのバーガーにするか選びます。

せっかくなので、ちょっと変わったものを食べてみたいと思い、他で見た事のない「しらすバーガー」を、そしてドリンクはアイスコーヒーを注文しました。

カフェ マキーナ 店内・メニュー

窓の向こうの海や店内を眺めながら待っていると、注文の品が運ばれてきました。

盛り付けまでオシャレで、思わずインスタグラムなどのSNSにアップしたくなりそうな、映え要素たっぷりの絵です。さっきから何回も「オシャレ」と書いてますが、それでも足りないほど素敵な空間です。

独特の形状の器に入ったアイスコーヒーも、バーガーに負けないぐらい映えています。

しらすバーガー・アイスコーヒー

しらすバーガーは、下に敷かれたバンズの上に、まずレタスが重ねられ、その上にオニオンフライ、更にその上に大葉としらす、そして最上部にトマトのみじん切りが添えられており、肉々しいバーガーとは対極のヘルシーなバーガーになっています。

バーガーに添えられているのは、外がカリっとして中はホクホクの美味しいフライドポテトです。

しらすバーガー

盛り付けの美しさを十分堪能したので、今度は実食モードに入ります。

横に添えられていたバンズをバーガーの最上部に重ね、上から軽く押して圧縮してからガブっと頬張ってみました。

しらすバーガー

思った通りヘルシーな味わいですが、不思議と物足りなさの様なものは感じません。シラスの風味や食感を損なわない様に他の食材との組み合わせや、味付けが工夫されている感じがします。

個人的には、オニオンフライの仕事ぶりが絶妙だと感じており、他の食材だけでは淡泊になってしまいがちな所を、フライの衣に纏った程よい油加減がそれを補い、深みを出している気がします。

しらすバーガー

しらすバーガーを食べ終えたところで、窓際の席が空いたらしく、店員さんが声を掛けてくれました。

早速、窓際の席に移って窓の外に目をやると、目前に広がる絶景に再び見入ってしまいます。

すぐ下の方に目を移してみると、何やらこじんまりとしたキャンプ場の様な一画があり、そこにテントが二張り設置され、みんなでバーベキューを楽しんいる所でした。

どうやらそこは貸し切りのキャンプ場の様で、このキャンプ場も、今私のいるカフェも、ヤビツビレッジというリゾート施設の一部の様です。

カフェ マキーナ 窓からの眺め

ずっと見ていても飽きない大海原の絶景をぼんやり眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごす事ができました。

心もお腹も満たされたので、次の目的地に向かって再びバイクで走り出しました。

カフェ マキーナ 窓からの眺め
住所〒649-0316 和歌山県有田市宮崎町1534
電話番号070-8597-4522(予約・問合せ)
営業時間【10月~6月】
月・火・金:レストラン営業(完全予約制)ランチコース11:30〜17:00、ディナーコース17:00〜21:30
土・日・祝日:カフェ営業(予約不可)11:30〜17:00
水・木:定休日

【7月~9月】
月・火・金・土・日・祝日:カフェ営業(予約不可)11:30〜17:00
水・木:定休日
アクセス(公共交通機関)JR箕島駅から有田市デマンドバスBコース 市立病院・矢櫃行き乗車(約15分)、矢櫃バス停下車徒歩約1分

アクセス(自家用車)
阪和自動車道 有田ICから車で約25分
※駐車場あり(無料)
公式ホームページカフェマキーナ:
https://www.big-advance.site/c/206/1568
ヤビツビレッジ:
http://yabitsuvillage.com/
公式SNSアカウント(Facebook)https://www.facebook.com/cafemakena2021/
(Instagram)https://www.instagram.com/cafe_makena/
カフェ マキーナ(CAFE MAKENA)(2023年10月時点)

次回の予告(有田みかん海道とみかん農園ショップ巡り)

今回はここまでとなりますが、この後の様子は次回の記事「和歌山バイク旅録2 有田みかん海道とみかん農園ショップ」に続きます。

みかん畑が広がる景色を望む有田みかん海道や、みかん農園が経営する直売所等を巡る様子を書いていますので、よろしかったら引き続きご覧ください。

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