10月も下旬に差し掛かった頃の週末、そろそろ紅葉ツーリングにいきたいという気持ちが急に高まってきました。
著名な紅葉スポットの最新色づき状況はネットで調べるとわかるので、旅行情報サイトや自治体の観光地紹介サイトなどを巡って調べてみたところ、私が行ってみたいと思うスポットは、残念ながらまだ見頃を迎えていない様でした。
それでもあきらめられず、例年の見頃情報を参考に今色づいていそうな所を一か八かで訪れてみようと思い、マイナーな場所も含めて探してみたところ、なかなか良さそうなスポットを見つけました。
その場所は、滋賀県と福井県の県境にある「おにゅう峠(小入峠)」という所で、紅葉で色づく山々を一望できる絶景ポイントがある様です。
人が押し寄せるほどのメジャーなスポットではなく、むしろ穴場的な場所らしいという点にも大いに惹かれ、この時点で既に気持ちはおにゅう峠に向かっていました。
今回は、紅葉で色づく景色を見るため「おにゅう峠」に訪れた様子と、その帰りに立ち寄った「道の駅くつき新本陣」で田舎料理バイキングの食事をした様子を書いてみようと思います。
【前半(1ページ目)の目次】
上りルート(滋賀県道781号~林道小入谷線~おにゅう峠)
自宅を早朝に出発し、鯖街道の一つで私が大好きな道路、国道367号を走って北に向かい、左折して滋賀県道781号に入るポイントまで来ました。
ここまでの景色も良かったですが、この先の景色にも期待しつつ県道781号に突入します。
しばらく走ると、早速パッチワークの様にさまざまな色に染まった木々の景色が目に飛び込んできました。
紅葉一辺倒の景色にならず、時々針葉樹のまっすぐな木々に囲まれた林道の雰囲気たっぷりの道を通る事が良いアクセントになり、走っていても全く飽きが来ないです。
この県道781号は針畑川に沿う様に伸びており、川のすぐ脇を走ったり離れたりを繰り返しながら続いています。
途中、ススキが群生する場所や、人気(ひとけ)の全く無い静謐な雰囲気に包まれた神社があったりと、立ち止まってじっくりその場の空気に浸ってみたくなる様な場所がたくさんありました。
そんな魅力的な場所を通り過ぎ、おにゅう峠に続く滋賀県側の道「林道小入谷線」の入口まで来ました。いよいよ目的の峠が近づいてきた様です。
林道に入っても細い道ながら舗装されているため、あまり走りにストレスを感じる事がないです。
それでも油断せず、時々転がっている石や砂利、濡れた落ち葉に気を付けながら進みます。
山の上の方まで登って来るほど、紅葉の色づき具合も増してきました。
第一展望ポイント・おにゅう峠
さらに進むと、今回最も注目していた絶景ビュースポットの第一展望ポイントまで来ました。
この場所は、道路脇に2、3台の車が停められるスペースがあるのみで、特に展望スポットである事を示す看板などはありません。知らなければ通り過ぎてしまいそうな場所です。
この日は週末なので、この絶景をカメラに収めようと三脚持参で訪れる人達が多くいる事を予想したのですが、まだAM8時台で朝早かったためか誰一おらず、まさに貸切状態でした。
ちなみに、運が良ければ早朝時間帯に雲海を見る事ができるそうです。
少し高い所に登れる場所があり、そこに登って改めて景色を眺めてみました。
ここに来る途中、下の方はまだあまり紅葉が進んでおらず心配になりましたが、上の方はしっかり紅葉を迎えており、一か八かの思いで訪れてみて良かったと思いました。
この日は残念ながらどんよりとした天気だったため、欲を言えばもっと晴れてほしかったです。
しばらく色づいた山々の絶景に浸っていると、想いが天に通じたのか少し晴れ間が見えてきました。
ほんの少しの間でしたが、晴れ間が覗く間に再び絶景ビューポイントまで行き、景色を眺めてみました。
先ほど眺めた時よりさらに明るく輝く紅葉の景色を拝む事ができました。まさに絶景は一期一会だと感じました。
束の間の晴れの間、別の方向も眺めつつ、この場所からの景色を十分に堪能しました。
再び雲が立ち込め、どんよりとした天気に戻ってきたため、これ以上の景色をあきらめ、さらに先に進む事にします。
切り立った崖沿いを這う様に続く道は落石が転がっている場所もあるため、注意しながら進みます。
しばらく進むと、おにゅう峠を示す石碑がありました。
この石碑の背後の上の方に、高台の様になっている一角があるため、そこに登ってこの付近を見渡してみる事にします。
下の写真はその高台からの眺めで、下に写る石碑の右側が滋賀県、左側が福井県となっており、県境を跨いで立っている事になります。
この日はどんよりとした天気で遠くは霞んで見えづらいですが、それでも山々が連なる壮大な景色を見る事ができました。
高い位置にあるこのあたりは十分に木々が色づいており、本格的に紅葉シーズンに入った事を感じます。
(下りと昼食の様子は次のページに続きます)
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