伊勢志摩一泊ツーリング 前編(伊勢志摩スカイライン・海の駅黒潮・はっかい)

伊勢志摩ツーリング 旅・ツーリング
伊勢志摩ツーリング

滋賀に住んでいて、ちょっと景色の良い水辺をバイクで走りたくなった時は、我らがマザーレイク琵琶湖に行けば大体満足するのですが、稀に海辺で潮風を感じてみたいという衝動にかられる事があります。

少し前になりますが、7月にもそんな強い衝動にかられた事があり、たまにはどこか景色の良さそうな海までソロツーリングをしてみようかという事になりました。

問題は行き先ですが、比較的滋賀から行きやすい海として、日本海側の福井県の海と太平洋側の三重県の海を思いつく所までは良かったものの、そのどちらにするかで結構悩みました。

この所ツーリングに出かけても日帰りばかりだったので、久しぶりに奮発して一泊してみようと思い立ち、まず両方の地域から宿を探して、良さそうな宿が見つかった方を行き先とする事にしました。

早速宿探しをしてみたところ、三重県の伊勢志摩方面に良さそうな宿を見つけたので、今回はその周辺をツーリングする事に決定しました。

※注:「伊勢志摩スカイライン」は2022年11月8日より「伊勢志摩 e-POWER ROAD」に名称変更されました

今回のツーリングは滋賀の自宅から伊勢ICまで高速道路を使い、上記の地図の通り伊勢ICを起点に鳥羽や志摩方面を巡る一泊二日の旅になりました。

さすがに一泊二日となると、全てを1ページのブログに収めるには内容が盛り沢山すぎるので、今回は前編、中編、後編の全3回に分けて書いてみたいと思います。

各回では以下の内容を書く予定です。

  • 前編:伊勢志摩スカイライン(朝熊山頂展望台)、海の駅黒潮 パールロード店、海の食堂 はっかい
  • 中編:鳥羽展望台、安乗埼灯台
  • 後編:丸定旅館、伊勢志摩みやげセンター王将 伊勢店

前編の走行ルート

前編では、伊勢ICを出てから伊勢志摩スカイラインとパールロードを走り、途中の朝熊山展望台、海の駅黒潮パールロード店、海の食堂はっかいに立ち寄った様子を書いてみようと思います。

伊勢志摩スカイライン

伊勢ICで高速道路を降りてしばらく走ると、伊勢志摩スカイライン入口のアーチが見えてきました。

伊勢志摩スカイライン入口

今回のツーリングもここからが本番という気持ちが高まってきた所で、いよいよ伊勢志摩スカイラインに突入です。

ここからしばらく走ると伊勢料金所があるので、そこで通行料を支払います。
ETC非対応なので現金の用意が必要です。二輪の場合は900円(2022年7月時点)でした。

ただ、残念なことにこの伊勢志摩スカイラインでは125cc以下の二輪は通行できませんので、注意してください。

久々のお泊りツーリングでテンションが上がりすぎたためか、ちょっといい景色があると立ち止まり、また少し行っては立ち止まりと序盤はなかなか進まない状態でした。

そんなゆっくりペースでなんとか最初の展望台(一宇田展望台)までたどり着き、景色も良かったのですかさず景色をバックに愛車HONDA 400Xの記念撮影をしました。

一宇田展望台

展望台からは伊勢湾まで見渡せ、はるばる海まで走ってきたんだなという実感が湧いてきます。

一宇田展望台

一通り景色を堪能した所で再びバイクを走らせます。
だいぶ景色にも見慣れ、目新しさも落ち着いて来たので、今度は特に立ち止まることなくしばらく走り続けます。

しばらく走ると、今日の最初の目的地、朝熊山頂展望台の駐車場に到着しました。

朝熊山頂展望台駐車場

ここの目玉の一つに、天空のポストという実際に集荷が行われている郵便ポストが山頂付近に設置されているそうで、丸型のレトロな旧式ポストが青空をバックに凛と立つ写真がネットや雑誌で紹介されているのを見かけ、実物がどんなものか是非見てみたいと思っていました。

まずはバイクを降り、あたりを見回してみます。

ここには売店やレストランもあるので、家族連れなどでもゆっくりできそうです。

朝熊山頂展望台店舗

団体客用に集合写真を撮るためのひな壇も設置されていました。

朝熊山頂展望台

観光バス用の駐車スペースもあったのですが、この時はバスが一台も停まってませんでした。少人数旅行は少しづつコロナ前に戻りつつある印象ですが、団体旅行客はまだまだ戻らない状況なのかもしれません。

そろそろお目当ての天空のポストを探してみます。
すると、ありました! ただ、第一印象は至って普通のポストでした。

天空のポスト

ネットや雑誌の紹介写真は人が写り込んでおらず、下から見上げるようなアングルで空とポストのみ写るものが多かったので、天空感というか孤高な雰囲気が出てましたが、通常の視点で実物を見るとだいぶ印象が違います。

それでも、青空に近い高台に設置されたポストは特別感があります。

左に恋人の聖地と書かれた表示板からもわかる通り、ここはデートスポットでもあるようです。
このポストから郵便物を送ると思いが伝わるかもしれないと言われており、このポストからラブレターや婚姻届などを出す人もいるのだとか。

ポストを後にして、すぐ近くの展望台の方に向かってみます。

朝熊山頂展望台の標識の前まで来ました。
標識の向こうにひたすら青い海と空が見えます。ぐるっと見渡しても遮るものが無く、どの方向を見ても絶景が広がります。

朝熊山頂展望台

さらに景色の良く見える場所まで歩を進めてみると、すばらしい景色が目に飛び込んできました。

朝熊山頂展望台

遠くに小さな島々が見え、伊勢志摩の海らしい景色にしばらく見惚れてしまいました。

景色に浸った後、ここに足湯がある様なのでちょっと見に行ってみることにします。

足湯の近くまで来てみると、絶景を眺めながら湯に浸かれる様になっていて、なかなか良さそうでした。
利用料は大人100円、小人50円(2022年7月時点)で、代金は無人の料金箱に入れるルールの様です。

足湯

この日は夏の強い日差しでとても暑かったため、ほとんど足湯を利用している人はいませんでした。

それでも1組のカップルがおり、上の写真でも写りこんでいますが、本当に良い雰囲気だったので邪魔をしない様に足早にその場を去る事にしました。

朝熊山頂展望台を後にし、しばらく下ると眼前に海が広がるポイントがあり、思わずバイクを停車して見入ってしまいました。

伊勢志摩スカイライン朝熊山頂展望台付近

その後も景色を楽しみながら伊勢志摩スカイラインを走り続け、鳥羽側の終点にたどり着く事ができました。

営業時間1月~7月 9月~12月 7:00~19:00
8月 7:00~20:00
※年末年始やイベント開催日は営業時間が異なります
電話番号059-226-6752
公式ホームページhttps://www.iseshimaskyline.com/
伊勢志摩スカイライン(2022年7月時点)

海の駅 黒潮 パールロード店

伊勢志摩スカイラインを出た後、次はパールロードを走り始めてしばらくした所で空腹を感じました。昼食をとるために、事前に調べておいたお店に向かう事にします。

引き続きパールロードを進み、目的地の「海の駅 黒潮 パールロード店」に到着しました。
バイクも結構停まっており、ライダーにも人気のありそうなお店でした。

海の駅 黒潮 パールロード店

このお店は、道の駅の様にお土産店やレストランがあり、特に新鮮な海鮮系の丼ぶりが人気で、それを目的に訪れる人が多いそうです。

お腹も空いているため、バイクを停めて早速お店の入口に向かいます。

お店に入ってみると、すごい行列ができていてびっくり。
どうやら海鮮丼などの料理の注文受付カウンターにできた行列の様でした。確かに人気があるとは聞いていましたがこれほどとは思いませんでいた。

海の駅 黒潮 パールロード店 店内

相当待つことになりそうな事と、座席もかなり混雑しており、落ち着いて食べる事もできなそうだったため、泣く泣く今回は諦める事にしました。(ここの海鮮丼を期待してこの記事を読まれた方、ごめんなさい)

一旦すぐ立ち去ろうとしましたが、ちょっと疲れていたため、何か冷たいものを飲んで水分補給をしようと店内を見渡すと、飲料の自販機がある休憩スペースを見つけました。

海の駅 黒潮 パールロード店 店内

休憩スペースの椅子に座り、冷たい飲み物を飲みながら、窓の外の海や目の前に停められた色々なバイクをぼんやり眺めて過ごしました。

しばらくして体力も回復してきたので、そろそろこのお店を後にします。
念のため先ほどの注文カウンターの方を覗いてみたのですが、相変わらずの行列でした。

この時、他のお店を調べる気力がなかったため、何でも良いから次の目的地に行く途中にある飲食店に飛び込もうというぐらいの気持ちで走り出しました。

営業時間8:00~17:00(食事は8:30~)年中無休
電話番号0599-32-5352
公式ホームページhttp://www.uminoeki-kuroshio.com/
海の駅 黒潮 パールロード店(2022年7月時点)

海の食堂 はっかい

再びパールロードを先に進むと、気になる飲食店の看板が目に飛び込んできました。

海の食堂 はっかい

看板には「海の食堂 はっかい」と書かれており。海の食堂というからには何か海鮮ものが食べられそうな期待が膨らみます。

海の食堂なのに何故か豚のキャラクターが描かれていたので一瞬違和感を感じましたが、店名を見て勝手に納得しました。おそらく西遊記の猪八戒から来ているのだと思います。

見た所、このお店は牡蠣が売りの様です。そういえば、このあたりは牡蠣の養殖も盛んという事も事前に知っていたので、なるべくご当地ものを食べたいと思っていた私にはうってつけでした。

このお店の駐車場にバイクを停め、お店の入口まで来てみると、やはり牡蠣推しのお店の様です。写真には写っていませんが、お店の脇の方に大量の牡蠣の殻が積まれていました。

海の食堂 はっかい

お店の中に入ると、お客が1組しかおらず、かなり空いていました。
店員から好きな席に座って良いと言われたので、眺めの良さそうな窓際の席を選びました。

海の食堂 はっかい 店内

席に座って早速メニューを広げてみると、やはり牡蠣メニューが多いですが、それ以外にも刺身や焼き魚など他の海鮮料理も一通りあります。予約が必要ですが、牡蠣の食べ放題コースもある様です。

色々あって目移りしてしまいますが、やっと昼食にありつける安堵感から、ついつい財布の紐が緩んであれこれ注文してしまいそうになりましたが、そこをぐっと堪えて定食と追加の一品に厳選する事にしました。

それでも合計で2,000円ぐらいになってしまい、厳選したうちに入らない気もしますが、先ほど行列で断念したお店のメニューを思い出しても、大体このぐらいの価格帯だったと思います。

しばらく外の景色を見ながら待っていると、注文した「かきフライ定食」が運ばれてきました。

かきフライ定食

見た目は牡蠣が小さ目ですが7個もあるため、量的な物足りなさは特に感じませんでした。

味の方は、私の舌では特筆するほどの事は感じることができず、平均的な味だと思いました。

牡蠣の旬は10月から寒い時期という事を聞いたことがあるので、旬を外れるこの時期はこういうものかもしれません。

ちなみに定食の味噌汁は中京圏の三重県らしく、赤だしでした。

かきフライ定食を食べていると、程なくしてもう一品注文していた「焼きかき(5個)」が運ばれてきました。

焼きかき(5個)

調理方法の違いもあるかもしれませんが、明らかに先ほどの定食に付いてきたフライの牡蠣よりも大きく見えます。

食べてみると、味も食感も先ほどの牡蠣に比べてプリっとしていておいしかったです。やはり、先ほどとは牡蠣の質や種類が違うのかもしれません。この焼きかきは注文するか迷いましたが、結果は正解でした。

お代は、かきフライ定食が1,300円、焼きかき(5個)が750円で合計2,050円と、通常の外食よりもちょっと奮発した感じになりました。(いずれも2022年7月時点の税込価格)

お腹も十分満たされたので、お店を後にして次の目的地、鳥羽展望台を目指す事にします。


この後のツーリングの様子は次回の記事「伊勢志摩一泊ツーリング 中編(鳥羽展望台・安乗埼灯台)」に続きます。

 

営業時間10:00~17:00 定休日 毎週木曜日
電話番号0599-32-5999
最寄り駅JR・近鉄 鳥羽駅(車で20分)
今浦バス停(コミュニティバス「かもめバス」)(徒歩約5分)
公式ホームページhttps://www.toba-hakkai.com/
海の食堂 はっかい(2022年7月時点)
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