たぬきの焼き物などで有名な信楽焼(しがらきやき)の窯元が立ち並ぶ滋賀県甲賀市の外れの山奥に、すごいボリュームのランチを提供するカフェがあるという事をかなり前に知りました。
そのカフェは「森のカフェ」という名前で地元では結構有名なお店の様です。ただ、あまりにも人気がありすぎて、週末は常に混雑しているという事なので、なかなか訪れる気になれませんでした。
それがつい先日、柄にもなく小洒落た食器で日々の食卓に潤いがほしいと思い立ち、味のある陶器が見つかりそうな信楽までプチツーリングをするついでに、このカフェにも立ち寄ってみる事にしました。
お店に到着
信楽は自宅からせいぜい1時間ほどで行ける場所にありながら、自然豊かな景色が広がる道路が多く、バイクで走っていても気持ちが良い場所なので、これまで特に目的地を定めないツーリングでふらっと訪れる事がありました。
今回はいつもと違って森のカフェという目的のお店があり、このお店が開店する時刻を狙って訪れる事にしました。
ただ、開店時刻を調べてみると、ネット上の情報ではAM11:30開店と紹介する所が多いですが、それより早く開店したという情報もちらほらとあり、実際どうなのかお店に直接問い合わせたくても電話番号が非公開なのでどうにもなりません。
結局実際の開店時刻はわからないままでしたが、最悪開店まで30分ほど待つ覚悟でAM11:00到着を目指して自宅を出発する事にしました。
現地に到着すると、坂を上ったところに目的のお店が見えました。この坂は舗装されていないため、バイクの場合は無理せず下の路肩に停めた方が良さそうです。
この時AM11:00になる少し前でしたが、路肩には既に車とバイクが停まっており、この時点で先客がいました。
坂を上ると車6台ほど停められそうな未舗装の駐車場があり、既に5台分埋まっていました。週末という事もあるかもしれませんが、開店のタイミングで駐車場がほぼ埋まるとは、やはり人気店の様です。
外で待っているお客が見当たらないため、もう営業を開始していそうな雰囲気です。
お店の前まで来ると中の方に人影が見えたため、早速中に入ってみます。
店内の様子
お店に入ると既に何組かお客が居ましたが、まだ空いている席があり、運良く待たずに座れました。
今回は屋内の席でしたが、テラス席もある様で天気が良ければ気持ちよく食事できそうです。ただ、この時は既に埋まっている様でした。
店内を見回すと、ログハウス風の造りでお店の名前通り森の中のカフェという雰囲気が十分にあります。
テーブルの上にあるメニュー表を見てみると、お食事は「ランチセット」と「キッシュセット」の2択の様です。いずれも税込1,450円でした。(2023年3月時点)
キッシュセットも気になったのですが、今回は事前情報で気になっていたランチセットを注文する事にしました。
ランチセットは、自家製スモークベーコン、グリルチキン、ソーセージの肉料理に加え、ライス、サラダが盛られたワンプレートに、ドリンクが付いたセット料理です。
食事(ランチセット)
料理を待つ間にも新たなお客が入ってきましたが、私の少し後に来たお客は満席で入れず待つことになってしまった様です。
その際、店員さんから順番待ちのリストに名前と電話番号を書く様言われていたので、自分の番が近づくと連絡を入れてくれる様です。こういう対応は待つ側にとって地味にありがたいです。
しばらく雰囲気のある店内を眺めながら待っていると、注文したランチセットが運ばれてきました。
これでもかというぐらいに盛られた肉料理のボリュームに圧倒されそうになります。
セットでついてくるドリンクは冷たいものから温かいものまで色々と選べますが、今回はオレンジジュースをチョイスしました。
改めてランチセットを眺めてみましたが、目の前に肉料理の山脈が広がり、まさに絶景です。
一見自家製ベーコンが一番幅を利かせている様に見えますが、少し見る角度を変えてみると、
実はグリルチキンの方がもっと幅を利かせており、下の写真の方向から見ると他の料理が完全に隠れてしまうほどの巨大さです。
さらに角度を変えて、肉料理の山脈を裏側から見てみると、後ろからそれらを支える様にして立つライスのタワーとサラダの森が広がっており、全く別の景色が広がります。
これらは居並ぶ肉料理達の中にあって脂っこさを時々中和してくれそうなありがたい二品です。
肉料理の方に戻って一つ一つじっくり見てみます。まずは自家製ベーコンですが、普段良く食べるペラペラのベーコンとは全く別物で、厚みのあるステーキの様な見た目で食べ応えがありそうです。
次にグリルチキンですが、先ほど見た巨大なものは実は2つにカットされたうちの1枚で、もう一枚の方は自家製と思われるタルタルソースが掛かっており、味のバリエーションを増やしてくれています。
更にソーセージもついており、実に3種類もの肉料理が盛られている事になりますが、何から食べようかとついつい目移りしてしまいます。
1つ1つが巨大なので、少しずつナイフとフォークで切り分けながら食べて行きます。
本当にどの肉料理も美味しく、特にグリルチキンはジューシーでスパイスも効いており、タルタルソースをつけて食べるとさらに美味しくなります。
ただ、最初は順調に食べ進めていたのですが、その半端ない量が徐々にキツくなり、終盤は気力だけで食べていたと思います。
ちなみに食べきれない場合は、残った分を容器に詰めてお持ち帰りできますのでご安心ください。(容器代は別料金)
しばらく格闘した末、なんとか完食する事ができました。これだけ大量の肉料理と向き合ったのは久しぶりでした。
終盤は量に苦戦しましたが、料理の味自体は全く問題なく、とても美味しかったです。
ドリンクを飲みながら一息ついた後にお会計を済ませ、満腹のお腹をさすりながらお店を出ました。
先ほど登って来た坂を改めて眺めてみると、やはり無理せずバイクで上ってこなくて良かったと思いました。仮に無事上ってこれたとしても、未舗装の坂をバイクで下るのはちょっと恐そうです。
十分すぎるスタミナ補給ができたところで、元々の目的だった食器探しをするため、信楽焼の陶器店を目指して再びバイクで走り出しました。
まとめ
今回は信楽の山奥でひっそりと営業するカフェで、ボリューム満点のランチをいただいてきました。
お洒落なお店の雰囲気からは想像できないデカ盛りのランチプレートに圧倒されましたが、味は申し分なく、大人気となっている理由がわかる気がします。
その人気さゆえ、週末は待つことを覚悟する必要があると思いますが、付近には陶芸の体験ができる信楽焼の窯元や陶器店などがたくさんありますので、それらを訪問するついでに立ち寄ってみるのもアリだと思います。
私も再び訪れ、今度はキッシュセットにトライしてみたいと思っています。
住所 | 滋賀県甲賀市信楽町 |
電話番号 | ― |
営業時間 | 11:30~16:00(早めに開店する場合もあり) 定休日 水曜日(その他不定休あり) |
アクセス(公共交通機関) | 信楽高原鐡道 信楽駅からタクシーで約10分(徒歩約70分) |
アクセス(自家用車) | 新名神高速道路 信楽ICから車で約25分 ※駐車場あり(6台程度) |
公式ホームページ | ― |
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