滋賀に移住する前は関東に住んでいたので、ライダーのたまり場として真っ先に思いつくのが、神奈川と山梨の県境付近に位置する「道の駅どうし」でした。土日等の休日昼間にここの前を通ると、いつも駐車場に所狭しとバイクが停まっていたのを覚えています。
滋賀に移住した直後は、関西のツーリングスポットを全く予習してこなかったので、道の駅どうしの様な、関西ライダーのたまり場的定番スポットについても全く知りませんでした。
滋賀県は琵琶湖を始めとした自然あふれる場所が豊富なので、県内をツーリングしているだけでも十分楽しいという事もあり、あまり積極的に他県の人気スポットを調べてこなかった様にも思います。
しかし最近、関西ネイティブのバイク乗りと職場で知り合い、面白そうな関西のツーリングスポットをいくつか教えてもらいました。
その中で、関西ライダーの聖地として君臨する奈良県の「道の駅 針テラス(針T・R・S)」というスポットがあるという事を知り、にわかとはいえ関西在住のライダーとなったからには一度は行っておくべきと思い、針テラス詣でを決行する事にしました。
今回初の針テラス訪問レポートに加え、関東のライダーにとって針テラスに相当する聖地「道の駅どうし」についても、過去に訪れた時の写真と共に振り返ってみたいと思います。
道の駅 針テラス
滋賀に移住してから、関西ライダーの聖地「道の駅 針テラス」を知るまで約2年もかかってしまったことになります。そんな針テラスとはどんな所だろうと思いを馳せながら、滋賀の自宅から針テラスに向かってバイクを走らせること約1時間半余り、ようやく現地に到着しました。
天気は残念ながら、若干どんよりしています。
第一印象は「とにかく広い!」という感じでした。駐車エリアも広いので、バイクが停まっている場所も割と分散している様な気がします。限られた駐車場エリアにバイクがひしめいている「道の駅どうし」の風景とはまた違った雰囲気があります。
所々でたむろしている他のライダー達の間を縫って建物の方に向かいます。
レストランやお土産店の入る建物も広いです。
ここには温泉施設まであり、いちご園が隣接しているのだとか。ちょっとしたレジャー施設ですね。
家族連れも結構いました。
建物の中に入ると、奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」がお出迎えしてくれます。
平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターとして誕生したのですが、当時はゆるキャラブームの中にあって、怖いとか、かわいくないとか、キモイだとか、さんざんな言われ方をされていた事を覚えています。
でも今はすっかり奈良の顔になってますよね。一過性のブームに左右されず、悪評にもめげずに着実に支持を得てきたせんとくんには敬意を表したいです。
飲食店の中に「天理スタミナラーメン」チェーンのお店を発見しました。
奈良のご当地ラーメンに「天理ラーメン」というものがあり、この天理スタミナラーメン(略して天スタ)と「彩華」というチェーンが県内の2大天理ラーメンチェーンだという所までは事前に知識として知っていました。
ただ、いずれのチェーンの店舗も滋賀の自宅近くに無いため、なかなか行く機会に恵まれず、今に至ってました。これは良い機会と思い、迷わず入店し、初めて奈良の名物天理ラーメンを食べる機会を得ました。
店内に入り、ノーマルのスタミナラーメンを注文しました。
見た目は辛そうですが、食べてみるとそうでもなく、白菜の甘味も出ていて、食べやすい辛ウマのラーメンといった感じでした。
初めてのスタミナラーメンでしたが、食べ終わると体が温まり、このピリ辛がやみつきになりそうです。
今度は二大チェーンのもう一方「彩華」のお店にも行ってみたいです。
今回、関西ライダーの聖地である「針テラス」を訪れ、これでようやく自分も正式に関西ライダーの仲間入りを果たせた気がしました。
道の駅 どうし
道の駅どうしは、神奈川県の相模原市から富士山の麓に位置する山中湖まで続く道志みち(国道413号)の途中にある道の駅で、道志みちを通って首都圏から富士山方面にツーリングするライダーの大半はここに立ち寄るのではないでしょうか。
私も、滋賀に移住する前は首都圏に住んでいましたので、富士山方面にツーリングに行く際はよく利用していました。
いつ行っても混んでいるイメージで、立ち寄ろうと思っても、あまりにも混んでいそうな場合は、そのまま通りすぎてしまう事もあります。
そのぐらい、関東のライダーが大勢集う、定番の聖地なんですね。
ライダーの聖地といっても、道の駅どうしに訪れる人は様々で、ロードバイクなどの自転車乗りも結構います。こんな山奥まで自転車を漕いで来るなんて本当に感心します。
当時訪問した時は早い時間帯だったため、バイクの駐車エリアは多少空いていましたが、土日のもう少し遅い時間帯になると、バイクでぎっしり埋まってしまう事もあります。
停まっているバイクも個性にあふれており、いかついアメリカンタイプの車種から小型スクーターまで様々あるので、バイクの見本市の様な雰囲気を醸し出しています。
この辺りはキャンプ場も多く、キャンプ道具満載のバイクもいました。
道の駅針テラスでは、奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」がお出迎えしてくれていたのですが、道の駅どうしもマスコットキャラクターがお出迎えしてくれます。
そのキャラクターの名前は「チャリたぬ」というそうで、「サイクル天国やまなし」のマスコットとして、自転車に乗る人を応援しているという設定だそうです。(一瞬Pontaカードのタヌキに見えたのは内緒です)
ライダー達に混ざって自転車乗りも多く見かけると感じていましたが、こういったキャラクターでサイクリストを歓迎するムードを作っているんですね。
しばらく周りを散策していると、魚の焼けるいい匂いがしてきました。
匂いの正体は鮎の塩焼きです。ちょうどお腹も空いていたので、思わず買ってしまいました。
鮎だけではお腹が満たされないので、この後お店に入って山菜蕎麦もいただきました。
味については特筆する程ではないですが、見た目通りの安心する味でした。
今回、道の駅どうしについては、まだコロナ渦になる前に訪れた時の写真で振り返ってみましたが、自然あふれる場所に位置している事もあり、針テラスとはまた違った雰囲気を持つ道の駅なのだと改めて感じました。
道の駅針テラスと道の駅どうし、いずれにしてもライダーが集う所は、どこも活気があっていいですね。特にコロナ渦にあって、バイク人口が増えていると聞いているので、これを機にもっともっとバイク仲間が増えてほしいです。
還暦を迎えてそうなおじさま集団、長距離ツーリング途中と思われる学生風の集団、女性ばかりのハーレー集団など、各々のスタイルで楽しんでいる姿は、見ている方もワクワクしますね。
ソロツーリング派の私も、楽しみ方については負けていられないです。
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