紫式部ゆかりのお寺で紅葉づくし(石山寺 昼参拝)

紅葉の石山寺 旅・ツーリング
紅葉の石山寺

滋賀県内にある著名なお寺の中で、まだ私が訪れた事の無い「石山寺」が今紅葉の見頃を迎えているという事なので、これは良い機会と思い、早速今度の週末に参拝する事にしました。

石山寺は紫式部が源氏物語の構想を練り、執筆を始めた地と言い伝えられているため、境内の随所にゆかりのスポットがあり、春と秋には紫式部に関する展示会が行われています。

そういえば、2024年のNHK大河ドラマは紫式部が主人公になるそうです。
もしかしたら再来年は石山寺も注目の観光スポットになっているかもしれません。

また、このお寺は紫式部だけではなく、清少納言や和泉式部といった平安時代を代表する女流作家達にも人気があったそうなので、執筆のインスピレーションが湧くものに溢れた場所だったのかもしれません。

そんな石山寺に、今回はめずらしくバイクに乗らず電車に乗って行ってきました。(有料の駐車場もあるので、車やバイクでも訪問可能です)

この記事は昼の参拝の様子ですが、同じ日に夜の参拝(紅葉の時期限定)もしており、ライトアップされた紅葉も見てきましたが、それについてはこちらの夜参拝の記事で書いています。

よろしかったらそちらも合わせて読んでみてください。

【前半(1ページ目)の目次】

石山寺駅

JR琵琶湖線(東海道本線)の電車に乗り、石山駅で京阪電鉄石山坂本線のコンパクトな2両編成の電車に乗り換え、2駅ほどで終点の石山寺駅に到着しました。

この駅は初めて降りましたが、こじんまりとした静かな雰囲気の駅でした。

京阪電鉄 石山寺駅

石山寺駅を出て瀬田川沿いの道路を南に向かって10分ほど歩くと、観光客らしき人達が集まっている石山寺の入口となる東大門付近に到着しました。

周囲を見渡すと駐車場が見えたので、今度バイクで来る時のためにちょっと覗いてみることにします。

石山寺観光駐車場

石山寺の観光駐車場は結構広いですが、週末の午前中でかなりの台数が停まっていたので満車になる事もありそうです。

入ってすぐに、料金所を兼ねた係員の詰め所で最初に駐車料金を支払うルールの様です。普通車は1日600円、自動二輪は1日200円でした。(2022年11月時点)

バイクは先ほどの係員の詰め所脇付近のエリアに停められていました。

石山寺観光駐車場

一通り駐車場を見終えて、いよいよ東大門に向かいます。

拝観(前半・東大門周辺~紫式部像まで)

駐車場から東大門に向かう途中に、石山寺境内の案内図がありました。これを見ると結構広そうです。

石山寺 境内案内図

門に入ろうとしたところ、塀にもみじが掛かる綺麗な景色が目に入ったので、門の前を通り過ぎて少しそちらを鑑賞する事にしました。

石山寺の紅葉 塀付近

入る前から紅葉に魅了されてしまいましたが、今度こそ東大門の中に入ります。

門の前に立った時点で奥の方にすばらしい紅葉が見え、期待感が高まります。

石山寺 東大門

門をくぐると、赤、黄、緑に彩られた紅葉のアーチが広がっていました。

見事な紅葉です。まだ入って間もない所で感動してしまいました。

この景色をじっくり味わいながら歩いていると、有料エリアの前まで来ました。ここで入山料(拝観料)の600円(2022年11月時点の大人料金)を納め、さらに先に進みます。

石山寺境内の紅葉

見上げてみると、日の光に照らされた紅葉がさらに色鮮やかに見えます。

石山寺境内の紅葉

順路に沿って階段を上がってゆくと、本堂前の広場に出ました。

建物や岩とコラボした紅葉の景色が楽しめる一画です。

石山寺境内の紅葉 本堂付近

本堂が見えてきました。頭上に見えるもみじのグラデーションが本当に綺麗で、思わず立ち止まってしまいました。完全に色づく前のこの状態もなかなか良いです。

本堂

本堂に上がり、中に入って参拝を済ませました。

中は撮影禁止のため、外周から見える景色をカメラに収めています。

本堂付近の景色

建物の軒や柱越しに見える紅葉もまた趣があって良いです。

本堂付近の景色

屋根の瓦と紅葉の組み合わせも素晴らしいです。

本堂付近の景色

本堂を出て、さらに順路に沿って紅葉に包まれたちょっとした高台の方に歩いて行きます。

本堂付近の景色

ここから見下ろすと、岩と紅葉が織りなす見事な風景が広がっていました。

ここでもしばらく立ち止まり、見とれてしまいます。

本堂付近の景色

さらに先に進むと、歴史的な建造物のあるポイントをいくつか通ります。

どれも周囲に溶け込んでおり、景色を乱すようなことはありません。

石山寺境内の建物

途切れる事無く続く紅葉の景色を眺めながら歩いていると、「石山寺と紫式部展」の案内板があり、その会場となっている豊浄殿という所まで行ってみる事にします。

この展示会は毎年春と秋のみ開催されており、入館料300円(2022年秋)を支払うと閲覧できる様です。

せっかくなので入館してみたところ、紫式部や源氏物語にちなんだ展示物などがあり、興味のある人は是非一度訪れてみると良いのではと思いました。

豊浄殿付近

豊浄殿を出て再び紅葉を眺めながら歩いていると、また建物が見えてきました。

光堂という建物の様ですが、土台の部分など、どことなく本堂と造りが似ている様に感じました。

光堂付近

光堂を通り過ぎてまたしばらく歩くと、紫式部像の案内板がありました。

案内板の示す矢印の方を見てみると、紅葉に囲まれながらポツンと鎮座する紫式部の像が見えました。

近づいてみると、紅葉を背景にした後ろ姿が平安絵巻でも見ている様な気持ちにさせてくれます。

どの角度から眺めてみても本当に絵になります。撮った写真も結構な枚数になり、まさに激写と言って良いほどカメラにその姿を収めさせていただきました。

紫式部像

撮った写真の中で、個人的に一番気に入っているのが下の一枚です。

紫式部が紅葉にインスピレーションを得て、何か新たな作品が生み出されそうな瞬間にも見えます。

紫式部像

(次のページに続きます)

コメント

タイトルとURLをコピーしました