いま京都は祇園祭の真っ只中で、期間中最も盛り上がる前祭の山鉾巡行が行われる7月17日を前に、この週末はその前夜祭とも言える宵山で賑わっています。
この時期の京都は祇園祭一色になりますが、それ以外の時期であれば、京都観光の行先で思い浮かぶのは著名な神社仏閣あたりになるのではないかと思います。
しかし最近、それらとは異なる京都の魅力に触れられる場所があるという事を聞いたため、先月、梅雨の中休みの週末をねらって訪れてきました。
その場所というのは、京都の南に位置する「伏見」地区です。実はこの伏見は日本三大酒処の一つと呼ばれており、沢山の酒造メーカーの本社、工場、記念施設などが立ち並んでいます。有名所では月桂冠、黄桜、松竹梅、玉乃光などがあり、誰もが一度は聞いたことのある銘柄だと思います。
そんな日本酒のテーマパークのような酒蔵ひしめく伏見で一日飲み歩いてきましたので、今回はその様子を書いてみたいと思います。
京阪丹波橋駅~宝酒造~藤岡酒造~伏見大手筋商店街
滋賀の自宅を出て一旦京都駅まで行き、そこから近鉄京都線に乗り換え、丹波橋という駅で下車しました。
この丹波橋駅は、今回乗ってきた近鉄の駅とは別に、すぐ近くに京阪電車の丹波橋駅もあります。両者は通路で繋がっており、今回の行く先が京阪側の駅の出口に近かったので、一旦この通路を伝って京阪側の駅まで行った上で外に出ました。
駅を出てしばらく歩いていると、松竹梅で有名な宝酒造の関連施設が立ち並ぶエリアが現れ、早速「酒処」を事を感じさせてくれます。
さらに少し歩くと、蒼空という銘柄のお酒でお馴染みの藤岡酒造の前まで来ました。まだ時間が早いため開店前でしたが、ここでは「酒蔵Barえん」という日本酒が飲めるカフェバーの様なお店の営業もしている様です。
今度は商店街のアーケードらしきものが見えたのでそちらの方に向かってみます。近くまで行ってみると、ここは伏見大手筋商店街という所の様です。
商店街には伏見が日本酒の町である事をアピールする広告幕が掲げられていました。改めてこれを見ると、本当に多くの酒蔵がこの伏見に密集しているのが良くわかります。
伏水酒蔵小路
そろそろ周辺のお店が開店し始める11:00が近くなってきたので、最初に行こうと思っていた「伏水酒蔵小路」の前まで来ました。
ここは、複数のお店が軒を連ねる飲食店の複合施設で、日本酒の銘柄を豊富に取りそろえているお店があるかと思えば、お寿司屋、お好み焼き屋、ラーメン屋などがあったりしてバラエティに富んだお店が並んでいます。
特徴的なのは、施設内の別のお店から料理を出前してもらう事ができるので、複数のお店に跨って食べたいものがあっても安心です。
早速中に入ってみると、壁に各種銘柄の酒瓶が飾られたカウンター席のお店が目に留まり、このお店の店員さんにちょっと聞いてみると、いろんな銘柄のお酒をちょっとずつ楽しめる利き酒メニューがあるという事でした。
入るお店をこれから物色する手間も惜しかったので、気が付けばこのお店(「酒蔵」という名前)の席に座っていました。
席に座ると、ウェルカムドリンク的におちょこ一杯分のお酒が出されます。店員さんによると、京都は日本酒で乾杯条例というものがあるらしく、最初の乾杯を日本酒で行おうというものらしいです。
このお店では、伏見にある酒蔵の中から選んだ十八蔵の銘柄を一度に楽しめる「十八蔵のきき酒セット」というメニューが人気らしいのですが、こんなに沢山の銘柄を一気に飲み比べる機会はなかなか無いので、すかさず注文してしまいました。
しばらく待っていると、日本酒が注がれた沢山のグラスが整然と並べられた箱が、目の前にどーんと置かれました。圧巻の景色です。
どことなく理科の実験で試験管が並べられた状況に似てなくもないですが、こんな楽しい実験なら毎日でもしたい気分です。
このきき酒セットは、お酒のアテがセットになったメニューもあり、今回はお酒の方をメインに楽しみたかったので、あまり主張が強くなく、脇役の様な肴が付いたセットをチョイスました。
セットに付いてきた肴は、打田漬物という京都のお漬物店の漬物三種盛り合わせと、枝豆の酒粕味噌和えという渋い一品ですが、これが狙い通り日本酒と良く合い、それでいてお酒の風味を邪魔しません。
個人的に特に気に入ったのは、漬物三種盛り合わせの中の山芋の漬物です。山芋のさくっとした食感とわさびの効いたしっかりとした味わいで、お酒が進みます。
きき酒は、店員さんが勧める通りの順番で行ってみました。上段に並ぶ冷で飲むと美味しい銘柄から開始し、そのあと中段に進み、最後は下段の常温でも美味しい銘柄で終わるという感じです。
正直、私の舌では他との違いがよく判らないものもありましたが、明らかに味も色も違うと感じるものもあるため、十分利き酒の雰囲気を楽しむ事ができました。
住所 | 〒612-8057 京都市伏見区平野町82番地2 |
電話番号 | 075-601-2430 |
営業時間 | 11:00~22:00(館内の店舗により異なる) ※詳細は公式ホームページ参照 |
アクセス(公共交通機関) | 京阪本線 伏見桃山駅(徒歩約4分)、中書島駅(徒歩約8分) 近鉄京都線 桃山御陵前駅(徒歩約5分) |
アクセス(自家用車) | 名神高速道路 京都南ICから車で約15分 ※駐車場なし(近隣のコインパーキングを利用) |
公式ホームページ | https://fushimi-sakagura-kouji.com/ |
公式SNSアカウント | (Facebook)https://www.facebook.com/fushimiSK/ (Instagram)https://www.instagram.com/fsk_sake/ |
竜馬通り商店街~黄桜カッパカントリー
伏水酒蔵小路で利き酒を楽しんだ後、ほろ酔い気分で「竜馬通り」という看板が掛かった商店街まで来ました。坂本龍馬が定宿としていた寺田屋が近くにある事からこの名前が付けられた様です。
竜馬通りをしばらく進むと、脇道の方に「地ビールとお酒の天国です」と書かれた看板が見えたので、ちょっと興味をそそられ、一旦竜馬通りを逸れて天国を目指す事にしました。
向かった先は「黄桜カッパファクトリー」といって、酒造メーカーの黄桜株式会社が運営している飲食店と同社の記念館を併設した施設の様です。
キザクラと聞いて、私は即座に昔の黄桜のCMで流れていた「♪かっぱっぱー」の歌が脳内再生されましたが、そもそもカッパの出てくる同社のCMを知らない世代もいるかと思いますので、その場合は、いにしえのCM曲の事だと思ってスルーしてください。
中に入ってみると、黄桜の歴史や歴代商品、広告、CMなどを展示した黄桜記念館、レストランの黄桜酒場、お土産売り場の黄桜商店がありました。
入って正面に黄桜広場というオープンエアーの広場があり、何組かビールなどを飲みながら談笑していました。
ここでは地ビールなどのお酒やおつまみが売っており、先ほど利き酒で結構日本酒を飲んできたばかりなので少し悩みましたが、ここまで歩いて少し喉が渇いていたため、勢いで地ビールと枝豆を購入してしまいました。
地ビールで喉が潤った後、一旦通りに出て、向かいにある黄桜の記念館の方にも入ってみる事にしました。
無料で見学できますが、展示品のボリュームが結構あるため、じっくり見て回るとそれなりに時間がかかると思います。
ここまで日本酒と地ビールを飲んできて、先ほどの黄桜のCMで流れる曲の一節「♪ポンピリピン のんじゃった ちょっといい気持ち〜」の状態になっていたため、実はこの時見学した内容をあまりよく覚えていません…。お詫びに、その時撮った写真だけ載せておきます。
住所 | 〒612-8046 京都府京都市伏見区塩屋町228 |
電話番号 | 075-611-9919 |
営業時間 | 黄桜酒場: 平日 11:30~14:30(ラストオーダー14:00)、17:00~21:30(ラストオーダー20:50) 土日祝 11:00~14:30(ラストオーダー14:00)、17:00~21:30(ラストオーダー20:50) 定休日:火曜日(祝日の場合は営業) |
アクセス(公共交通機関) | 京阪本線 伏見桃山駅(徒歩約7分)、中書島駅(徒歩約7分) 近鉄京都線 桃山御陵前駅(徒歩約8分) |
アクセス(自家用車) | 名神高速道路 京都南ICから車で約15分 ※駐車場あり(20台) |
公式ホームページ | 黄桜株式会社 https://kizakura.co.jp/ 黄桜カッパカントリーのページ https://kizakura.co.jp/restaurant/country/ |
寺田屋
黄桜記念館の見学を終え、再び竜馬通り商店街に戻ってくると、この辺一帯の地図が描かれたイラストがありました。
これを見ながら次はどこへ行こうか考えていると、この商店街の名前の由来に大きく関係している、寺田屋が目についたので、そちらに行ってみる事にしました。
寺田屋の前に到着しました。
この建物は、当時のものがそのまま現存している訳ではなく、再現されたものだそうです。
先ほども書いた通り、寺田屋は坂本龍馬の定宿だったそうですが、龍馬はここで襲撃され、妻おりょうの機転で何とか九死に一生を得るという事件もありました。
そのため、龍馬の像があったり、表札に名前が書いてあったりと、龍馬ゆかりの場所をアピールする要素がこれでもかという感じで存在しています。
今回は建物の中には入らなかったのですが、有料で内部を見学する事もできる様です。
寺田屋を離れ、近くに川(濠川)が流れている様なので、そちらに行ってみる事にします。
蓬莱橋と書かれた橋の近くから川を見渡していると、屋形船の様な形をした船がお客を載せて通ってゆくのが見えました。
スマホで少し調べてみると、どうやらこの船は十石舟という遊覧船の様です。ちょっと興味があるので、後で乗ってみる事にします。
月桂冠大倉記念館
寺田屋から西の方へ歩いてゆくと、再びどこかの酒蔵の様な趣のある建物が並ぶ一画に出ました。
このあたりは、月桂冠に関連する施設が並ぶエリアの様です。
最初に見えてきたのは、月桂冠の旧本社だった建物ですが、現在は「伏見夢百衆」というカフェになっている様です。今回はこのお店に入りませんでしたが、利き酒メニューもある様です。
さらに進んでゆくと、月桂冠大倉記念館の案内板がありました。この記念館は今回行ってみたい場所の1つだったので、そちらの方に向かいます。
少し歩くと目的の「月桂冠大倉記念館」の前に到着しました。
中に入ってみると、館内を見学する場合はまず受付が必要な様です。
入館料を払って受付を済ませると、お猪口とコイン3枚を渡されます。
見学の最後にお酒の試飲ができるそうですが、お猪口は試飲したい銘柄のお酒を注ぐのに使うそうで、お土産として持ち帰る事ができます。また、コインについては1枚につきお猪口1杯の試飲ができる券の様なものらしく、自分の飲みたい銘柄のお酒を、合計3杯まで試飲できるという事になります。
人数制限の関係なのかわかりませんが、受付後すぐには見学エリアに入れてもらえず、しばらく待ってスタッフの方から案内されてようやく入る事ができました。
ここも展示品が豊富で、じっくり見学すると時間がかかりそうなため、自分の興味のある所だけ軽く見て、飛ばし飛ばし順路を先に進みました。
屋外エリアに出ると、造り酒屋の雰囲気満載の建物や道具などが並び、酒処に来たという実感が湧いてきます。
一通り見学の順路を回り終えると、最後に利き酒ができる場所があります。
ここでは、全部で10銘柄あるお酒のうち、好きなものを3杯まで試飲できます。
各銘柄の瓶が入った装置が置いてあり、先ほど受付で受け取ったコイン1枚を飲みたい銘柄の入ったケースの投入口に入れると、小さな蛇口からその銘柄のお酒が注がれる仕組みです。
下の写真ではコインが2枚しか写っていませんが、実際には3枚受け取っており、この時点で既にコイン1枚を消費して1杯注いだ後だったため、コインの枚数が減っています。
今回私が試飲したのは、「京しぼり大吟醸」、「果月メロン」、「鳳麟」という3つの銘柄ですが、中でもキワモノかなという不安を感じつつも思い切って選択した果月メロンは、本当にメロンの風味がする個性的な銘柄でした。しかもスタッフの方に伺うとメロンは一切使っていないという事なので何だか不思議な気持ちになりました。
その他選んだ2つの銘柄は正統派といった感じで、辛口好きの私にとっては美味しくいただく事ができました。
住所 | 〒612-8660 京都市伏見区南浜町247番地 |
電話番号 | 075-623-2056(開館日の9:30~16:30) |
営業時間 | 一般見学: 9:30~16:30(受付は16:00まで) ※酒蔵ガイドツアー(予約制)については公式ホームページ参照 |
アクセス(公共交通機関) | 京阪本線 伏見桃山駅(徒歩約10分)、中書島駅(徒歩約5分) 近鉄京都線 桃山御陵前駅(徒歩約10分) |
アクセス(自家用車) | 名神高速道路 京都南ICから車で約15分 ※駐車場あり(22台) |
公式ホームページ | 月桂冠株式会社 https://www.gekkeikan.co.jp/ 月桂冠大倉記念館のページ https://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/museum/ |
十石舟
月桂冠大倉会館で利き酒を堪能した後、先ほど見かけた十石舟が気になり、乗り場の方に向かう事にします。
十石舟というのは、かつて水運を利用した輸送手段に使われた船らしく、米や酒といった重量物の輸送に活躍していた様です。
乗り場は月桂冠大倉会館から割と近い所にあり、入口から階段を下ってゆくと、十石舟が停泊している船着き場がありました。
乗り場で料金を支払い、次の出航時刻まで待ちます。
しばらくすると乗船の案内があったので、いよいよ十石舟に乗り込みクルーズ開始です。
出航後、酒蔵の建物と緑の木々や水辺が織りなす美しい景色の中を進んで行くので、飽きることなくずっと見ていられます。先ほど訪れた寺田屋付近を通りかかると、坂本龍馬とおりょうが寄り添う像が立っていたりと、見所についても抜け目ありません。
船は濠川(ほりかわ)をどんどん進んで行き、やがてゲートが見える所まで来ました。このゲートは、三栖閘門(みすこうもん)と呼ばれており、二つのゲートに挟まれた部分の水位を調整する事で、水位の異なる二つの川の間を船が行き来できる様にする設備だそうです。
おそらく、パナマ運河などで採用されている方式の様なものだと思います。
船はゲートをくぐり、2つのゲートに挟まれたエリアにある船着き場に到着しました。
一旦ここで下船して、近くにある三栖閘門資料館などを見学する時間が設けられています。
三栖閘門資料館は入館無料で、三栖閘門の歩みを中心に伏見の水運に関する資料が展示されていました。
一通り見終えてみると、伏見というのはかつて水運で栄えた港町で、人や物が集まる物流の重要拠点だった事がわかりました。今まで京都というと神社仏閣等の文化的なイメージが強かったですが、昔から経済的な側面もちゃんと兼ね備えていたというのは新たな発見でした。
三栖閘門資料館を出て、船が出航する時刻まで周辺を少しぶらぶらとしてみる事にします。
周囲を散策したり景色を眺めているうちに、だんだん酔いも醒めてきた様で、それと同時に若干空腹感も感じてきました。
考えてみたら、京都に着いてから食べ物と言えばちょっとしたお酒のアテぐらいしか食べておらず、まともに食べていない事に気づきました。
そんな事を考えているうちに、出航時刻が近くなって来たので再び十石舟が停泊している所まで戻って乗船します。
帰りは来る時のルートを戻る感じで船が進んで行きます。先ほどと同じ場所を通りますが、来る時とは異なる方向から景色を眺める事になるため、また違った印象を受けます。
しばらく景色を眺めながら船に揺られていると、やがて乗り場に帰着し、十石舟ツアーは無事終了しました。軽いノリで乗船しましたが、伏見の魅力に浸る事ができる何気に良いツアーだと思いました。
鳥せい 本店
十石舟に乗っている時から空腹感を覚えていたため、何か美味しいものでも食べに行く事にしました。もちろん、料理だけでなく、酒処らしい美味しいお酒も楽しめるお店です。
事前にいくつか調べておいたお店のうち、特に評判の良さそうだった「鳥せい本店」というお店に行ってみる事にしました。
お店の近くまで来てみると、いかにも酒蔵という感じの建物が立ち並んでおり、酒処の風情ある景色が広がっています。
鳥せい本店の前まで来ました。
このお店は、神聖というお酒の銘柄でお馴染みの山本本家という酒蔵が運営する、鳥料理を中心としたお店で、週末には開店前に行列ができるほどの人気店だそうです。
私が訪れた時は午後3時頃で、お昼のピークを大きく外していた事もあり、幸運にもすぐに入る事ができました。
お店に入り、店員さんに案内された席に着きます。
メニューを眺めてみると、焼き鳥を中心に様々な鳥料理が充実しており、ついついあれもこれも食べたくなってしまいます。しばらく悩んだ末に注文の品を決め、続いてお酒も選びます。
このお店は酒蔵が運営しているお店という事もあり、蔵出しの原酒が飲めるそうなので、迷わずお酒はこれを選びました。
店員さんに注文の品を告げてしばらく待っていると、小皿の上に乗ったグラスが置かれ、店員さんが蔵出し原酒を小皿にこぼれるほどなみなみと注いでくれます。写真は一口すすった後のものですが、注がれた直後は表面張力であふれそうな状態でした。
その後、先ほど注文した「とりのどて煮」も合流し、遅めのランチ兼利き酒?タイムが始まりました。
しばらくすると、「焼き鳥の六串盛り合わせ」と鳥皮を揚げた「パリ唐揚げ」も合流し、卓上が一気に華やかになりました。
焼き鳥は言うまでもなく、パリ唐揚げも皮がパリッと揚げられ、本当に美味しいです。当然、お酒がどんどん進んでいきます。
さらに調子に乗って「濃厚塩だれレバー」や「万願寺とうがらし」などの焼き物も追加注文しました。この濃厚塩だれレバーが本当に濃厚で美味しく、レバー独特の臭みも全く感じないため、注文して正解でした。
お酒がさらに進んでしまい、結局先ほどの蔵出し原酒を4杯も飲んでしまいました。ここに来る前にも結構お酒を飲んでいるので、一応2杯ぐらいまでに留めておこうと思っていたのですが、これらの美味しい料理達を前にしたら2杯ではとても足りませんでした。
鳥料理とお酒を存分に堪能した後、シメに何か食べたいと思いメニューを眺めたところ、親子丼が目に留まりました。鳥料理のお店が出す親子丼は美味しいに違いないという安直な考えですが、こちらも注文して正解でした。
玉子の半熟加減が程よく、大き目にカットされた鶏肉もやわらかく、全体的に味もしっかり目なのでシメにもちょうど良かったです。
お店に入った時とは打って変わって満腹になり、ほろ酔い気分も復活したのか、再び黄桜のカッパが出てくるCMの曲が脳内再生されはじめ、「ちょっといい気持ち」のままお店を出ました。
この後何とか酔いつぶれる事なく、近くの桃山御陵前駅まで歩き、その後電車を乗り継ぎ無事滋賀の自宅にたどり着く事ができました。
住所 | 〒612-8047 京都府京都市伏見区上油掛町186 |
電話番号 | 075-622-5533 |
営業時間 | 11:00~22:00(ラストオーダー21:00) 定休日:月曜日(祝日等を除く) |
アクセス(公共交通機関) | 京阪本線 伏見桃山駅(徒歩約7分)、中書島駅(徒歩約10分) 近鉄京都線 桃山御陵前駅(徒歩約9分) |
アクセス(自家用車) | 名神高速道路 京都南ICから車で約15分 ※駐車場あり(30台) |
公式ホームページ | 鳥せい http://www.torisei.com/ 山本本家 https://yamamotohonke.jp/ ※鳥せいを運営する 清酒神聖の酒蔵 |
公式SNSアカウント | (Facebook)https://www.facebook.com/people/鳥せい本店/100063836371515/ |
まとめ
今回は、多くの酒蔵がひしめく日本有数の酒処、京都の伏見で様々な銘柄のお酒を飲み歩いてきました。
色々なお酒を気軽に飲み比べできるお店や施設も多く、お酒好きの方にはたまらない場所だと思います。
また、伏見のこの一帯は、酒蔵が運営するカフェや坂本龍馬ゆかりの寺田屋、そして水辺の景色を楽しめる十石舟のツアーなど、お酒に興味が無い方でも十分楽しめる要素も兼ね備えています。
京都観光で神社仏閣巡りに飽きてしまったら、ちょっと趣向を変えて伏見の酒蔵を巡ってみてはどうでしょうか。
住所 | NPO法人 伏見観光協会: 〒612-8043 京都市伏見区本材木町668-3 |
公式ホームページ | https://kyoto-fushimi.or.jp/ |
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