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下りルート(おにゅう峠~林道上根来線~福井県道35号)
おにゅう峠の頂上で、天気が良くなる事を期待しつつしばらく滞在していましたが、一向に雲が晴れる様子が無いため、今度は反対側の福井県側の林道上根来線を通り、下山する事にしました。
しばらく進むと、ぽつんとベンチが一つだけ置かれている場所に来ました。
Google Mapによれば、ここは「雲海のベンチ」と表記されており、琵琶湖にも眺めの良いポイントに同じくぽつんと置かれたベンチ「あのベンチ」があった事を思い出しました。
景色の良い場所に置かれたベンチが名所になるのは今の流行りなんでしょうか。
今回は雲海が出るどころか全体が曇り空だったため景色は微妙でしたが、せっかくなので愛車をベンチの近くに停めて記念撮影をしました。
少しベンチに腰かけて休憩を取った後、再びおにゅう峠を下ります。
福井県側も細い道が続きますが、舗装されているため、そこまでの走行ストレスは感じません。
しかし、石などが道路に転がっている可能性があるので、慎重に進みます。
すれ違う車やバイクが少ないため、本当にここは穴場スポットだと感じました。
人と遭遇する事が全く無く、この世で自分しか居ないのではないかという錯覚に陥りながらさらに進みます。
写真に収める事ができませんでしたが、狸や猿が普通に闊歩している場面に遭遇し、自身が住んでいる都市部とは別世界である事を感じました。
もしかしたら人間より動物の方が多いのではと思ってしまいます。
福井県道35号から国道303号に入り、さらに進んだところで国道367に入り南下します。このまま自宅まで帰ろうかと思いしばらく走り続けます。
しかし、このあたりから急に空腹を感じ始め、今日は腹いっぱい何か食べたいと思い、過去にも何回かお世話になっている「道の駅くつき新本陣」に向かう事にしました。
道の駅くつき新本陣 お食事処さと
国道367号沿いに点在する鯖寿司のお店にちょっと惹かれながらも、お目当ての道の駅くつき新本陣に到着しました。
この道の駅は、田舎の家庭で出てきそうな料理をバイキング形式で楽しめる食堂(お食事処さと)があり、私もすっかりリピーターになっています。
このブログでも過去の記事で書いています。
バイクを停め、建物2Fにある食堂「お食事処さと」に向かいます。
2Fにあるお店に上がる階段の手前に本日のバイキング料理のメニューが書かれたホワイトボードがありました。
田舎料理と謳っているだけあって、どれも素朴な家庭料理感が伝わって来るメニューです。日によって違った料理が提供されるので、何回来ても楽しめます。
二階に上がってお店の中に入り、前払いで大人一人分の料金1,200円(2022年10月時点)を支払った後、景色の見えるカウンター席が空いていたのでそこに座りました。
以前来た時は1,100円だったのですが、ちょうど10月から値上がりしてこの値段になった様です。
一通り料理を取り終えて目の前に並べてみると、これもある意味絶景でした。
先ほど料理を取りに行った際、鶏の天ぷらが品切れ状態だったため、後で店員のおばちゃんが揚げたてをわざわざ席までもってきてくれて、プレート右上にてんこ盛りにしてくれました。
田舎の家に遊びに来て、たくさん料理を作ったからいっぱい食べなさいと言われているみたいな感覚になり、何だかほっこりした気分になりました。
食べてみると、やはり揚げたての鶏の天ぷらは期待通り美味しく、間違いなくこの日一番と感じた料理でした。
それ以外にも、前回来た時もあった焼き鯖の切身が美味しく、どんどん白飯が進みます。やはり鯖街道沿いにお店があるため鯖はレギュラーメニューなんでしょうか。
どのおかずも美味しく、あっという間に白飯が無くなったので、今度はカレーを少しだけいただきます。
普通の家庭で出てきそうな素朴なカレーを予想したのですが、意外とコクとスパイスが効いた味で美味しかったです。
目の前に流れる川の景色を眺めながら食べる事ができるので、このカウンター席は結構気に入っています。春になると川沿いの桜が咲いてお花見気分になれるので最高です。
この後デザートの杏仁豆腐とコーヒーを一杯いただき、大満足のうちに食事を終えました。
お店を出て、別の建物にある売店を少し見て回りました。
お土産物や地の物が売られているのですが、先ほど走って来た鯖街道(国道367号)沿いにある鯖寿司のお店を振り切ってきたというのに、ここでも鯖寿司が少し気になってしまいました。
この鯖街道で売られている鯖寿司は以前食べた事があり、本当に美味しいのですが、結構良いお値段がするという事と、今回は満腹状態でそこまで食べ物の購入意欲が湧かなかったという事もあり、見送る事にしました。
また別の機会に鯖街道の鯖寿司を取り上げてみたいと思います。
住所 | 〒520-1401 滋賀県高島市朽木市場777 |
電話番号 | 0740-38-2398 |
営業時間 | 観光案内所:9:00~17:00 特産品販売所:8:30~17:00 日曜朝市:8:00~12:00(毎週日曜と祝日) お食事処さと:平日11:00~15:00 日曜祝日10:30~15:00 ラストオーダー14:30 ※天候や仕入れ状況によりラストオーダーの時間変更あり |
アクセス(電車・バス) | JR安曇川駅(バスで約30分 江若バス 朽木学校前行) |
アクセス(自動車) | ・京都から国道367号線を大原経由で約1時間20分(京都大原より約40分) ・名古屋からは名神高速米原より北陸自動車道経由で木之本インターから国道8号線・303号線・367号線を通って約2時間(木之本インターより約60分) ※その他ルートは公式ホームページ参照 |
公式ホームページ | https://kutsuki.net/ |
まとめ
今回は2022年の紅葉ツーリング初めとして、おにゅう峠までツーリングをしてきました。
観光客がひしめく様なメジャーな紅葉スポットではなく、訪れる人も少ないため、どちらかというと地味な印象ですが、静かな雰囲気の中で紅葉をじっくり楽しめる穴場スポットでした。
峠に続く道から時折見える紅葉の景色もまたすばらしく、何度も立ち止まっては景色を写真に収めたくなるほどでした。次の週末あたりは更に山が色づいていそうな気がします。
また、最後に立ち寄った道の駅くつき新本陣内にあるお食事処さとのバイキングは相変わらず美味しく、素朴な田舎料理が好きな方は特に気に入るのではないかと思います。
紅葉の秋と食欲の秋を存分に満喫でき、充実の日帰りツーリングができたと思います。
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