天然の高級魚クエを食べに行く旅(三重 尾鷲シーサイドビュー)

天然の高級魚クエを食べに行く旅 旅・ツーリング
天然の高級魚クエを食べに行く旅

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【後半(2ページ目)の目次】

夕食(部屋食)

夕食の時間になり。これからお部屋の方に料理を運ばせていただきますと、内線電話で連絡がありました。

先ほども書きましたが、今回利用したプランでは夕食が部屋食ですので、誰の目も気にすることなくゆっくりと食事ができます。高級宿でもない限り部屋食ができる宿が少ないので、一人旅の客にとっても地味にうれしいです。

しばらく待っていると、いよいよ料理が運び込まれてきました。

お飲み物はどうされますかと聞かれたので、おいしそうな料理を目の前にすると、今回もビールを注文せずにはいられませんでした。

夕食の料理

料理の品数も多く、個々の料理もおいしいため、ビールがどんどん進みます。メインのクエ鍋を食べる前に1本空けてしまいそうです。

下の写真の様に、色々な種類の前菜やお造り(上段)に始まり、クエのアラ煮(下段左)、クエ入り茶碗蒸(下段右)と、目の前に料理が続々と並んでゆきます。

夕食の料理

そろそろクエ鍋が煮えてきた様なので蓋を開けてみると、いい感じに食べ頃の様です。

既に魚拓のクエとの対面を果たしていますが、改めて鍋になったクエとの対面になります。

先ほど料理を運んで来た宿の方が、天然物とそうでないクエの違いを懇切丁寧に説明してくれました。

天然ではない方のクエを食べた事が無い私は比較のしようがありませんが、何だかとても有難いものに見えてきました。

夕食の料理(クエ鍋)

早速ポン酢の入った雲水にクエの身や白菜などの野菜を取り、薬味を添えて食べてみます。

夕食の料理(クエ鍋)

白身なので淡泊なだけかなと思っていましたが、脂が乗っていて旨味もあり本当においしいです。皮と身の間のゼラチン質の部分もいい感じです。

先ほど見た魚拓のクエからは全く想像がつかない味でした。

そんなクエの脂がたっぷり溶け出した鍋のスープも最高です。あまり飲んでしまうとこの後雑炊ができなくなってしまうので、ぐっと堪えます。

クエ鍋を食べていると、今度はクエの唐揚げが運ばれていました。

夕食の料理(クエの唐揚げ)

唐揚げも、中の身は脂が乗ってふっくらしており、それでいて外はカリっとした食感がたまりません。皮の部分の唐揚げも香ばしくて本当においしいです。

この唐揚げが来てから一気にビールが空いてしまったので、何のためらいもなくもう一本注文してしまいました。

その後もゆっくりと食事を楽しみ、料理もビールも無くなったタイミングで、いよいよお楽しみの雑炊タイムに移ります。

フロントに電話して雑炊をお願いすると宿の方が部屋に来てくださり、スープが残ったクエ鍋に再び火をかけ、その場で雑炊を作ってくれました。

夕食の料理(雑炊)

早速いただくと、クエの脂とダシが溶け込んだスープをたっぷり吸ったお米がさらさらと喉を通り、お酒を飲んだ後の胃がすっかり落ち着きました。

最後にデザートが運ばれて来ます。

雑炊の余韻の後に一息つき、デザートを食べると口の中がさっぱりしました。

夕食の料理(デザート)

食事を終え、窓の景色を眺めると、ちょうど夕日が沈むところでした。

部屋からの眺め(夕日)

この後一気に暗くなり、布団で横になりながらテレビ番組を観たりスマホをいじったりして過ごしているうちにだんだんと眠くなり、夜9時ぐらいには眠りに就いていました。

朝食(食堂)

翌朝目が覚めると、まだ午前3時頃だったので、二度寝しようと試みましたがなかなか寝付けず、布団の中でグダグダしているうちに窓の外が明るくなってきました。

もう二度寝は諦め、布団から出る事にしました。

窓を大きく開け、広縁の椅子に腰かけてしばらく窓の景色を眺めていると、色々な野鳥の鳴き声が聞こえてきて自然の中に一人ぽつんといる様な気分になれます。

部屋からの眺め(早朝)

景色を眺めながら、今日の帰りの電車の時刻やルートの再確認をしたり、今回使った県民割でいただいた2,000円分の地域クーポンをどこで使おうかと考えたり、色々調べているうちに朝食の時間を迎えます。

起床してからだいぶ時間が経っており、お腹もペコペコ状態だったため、すぐさま朝食会場に向かってみたところ、案の定一番乗りでした。

明るい光が射し込むきれいな食堂で、大きな窓から見える景色も最高です。

朝食会場

自分の名前が書かれた札の置いてある席に座ると、すでに料理が並べられており、しばらく待つと宿の方が来て鍋を温める固形燃料に火をつけてくれました。鍋の中身は味噌汁の様です。

朝食の料理

朝食といっても料理の品数が結構あり、どれも白飯がすすみそうな名脇役揃いです。

きれいな景色を眺めながらの食事だと更に食欲が湧いてくるのか、結局お茶碗3杯ほど白飯を食べてしまいました。

朝食会場からの眺め

いつも旅先の朝食は食べ過ぎてしまう傾向にあるのですが、今回も例に漏れず絶好調でした。

食事を終えて部屋に戻ったら早速帰り支度を始めます。
帰りに乗る予定の列車は午前8:47に賀田駅を出発するため、あまりのんびりしていられません。

実はこの列車を逃すと、次は11:18発の列車になってしまうという恐ろしいダイヤなのです。(2022年8月時点)

帰りも宿の送迎車で賀田駅まで送っていただき、無事目的の列車に乗る事ができました。

賀田駅ホーム

まとめ

今回はいつか食べてみたいと思っていた高級魚クエ料理を食べるためだけに、普通列車のみを乗り継ぎ、片道約6時間も掛けて一泊二日の旅行に行ってきました。

念願叶って初めて食べたクエの料理はとてもおいしく、長旅の苦労も報われました。

また、クエ料理だけを目的に宿泊した今回の宿ですが、部屋からの眺めも素晴らしく、夕食も部屋でゆっくりくつろぎながら食べる事ができ、思った以上に良い宿でした。

もしまた来る事があれば、熊野古道など周辺の観光もちゃんと予習してから訪れたいと思いました。

住所〒519-3924 三重県尾鷲市曽根町620
電話番号0597-27-2200
最寄り駅JR賀田駅(徒歩約10分)
最寄りIC尾鷲熊野道路 賀田IC(車で約5分)
公式ホームページhttp://owase-sea.jp/
尾鷲シーサイドビュー(2022年8月時点)

 

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