天然の高級魚クエを食べに行く旅(三重 尾鷲シーサイドビュー)

天然の高級魚クエを食べに行く旅 旅・ツーリング
天然の高級魚クエを食べに行く旅

先日、今年の夏の思い出を振り返って書きましたが、実はまだ夏の思い出がありまして、三重県尾鷲市(おわせし)という所のとある宿で一泊し、高級魚のクエ(九絵)を食べてきました。

高級魚のランキング的なものがあると、いつも上位に取り上げられるクエという魚をまだ食べた事が無かったため、いつか食べてみたいと思っていました。

クエの名産地は、紀伊半島、四国、九州といった西日本側になるらしく、そのためか、私が関東に住んでいた頃は意識して探さないと、なかなか食べる機会を得られませんでした。

そんな折、ふとした事で滋賀のお隣三重県に、天然のクエ料理を前面にアピールしている「尾鷲シーサイドビュー」という宿を見つけたので、すかさず宿泊の予約をして週末旅に出る事にしました。

【前半(1ページ目)の目次】

旅の計画(移動手段の検討)

今回はバイクで行きたかったのですが、天気予報によると当日雨が降りそうだった事と、特に目的無く購入してしまった青春18きっぷが手つかずの状態だったため、使用期限切れになる前にこれを使った鉄道の旅をする事にしました。

ご存じの通り、青春18きっぷは特急列車を利用する事ができず、乗車券のみで利用可能な普通列車を乗り継ぐ必要があります。

そのため、今回の移動はひたすら長時間に渡る乗車と待ち時間の連続となり、特筆する出来事も無かったため、鉄道による移動の様子については省略しています。

ほぼ宿での滞在の様子になりますが、宿の様子やクエ料理などに興味を持たれた方は、是非この後も読み進めてみてください。

出発~宿の最寄り駅(JR賀田駅)到着

8月のある土曜日に、琵琶湖の南にある自宅の最寄り駅から午前10時過ぎぐらいの列車に乗って出発しました。

今回は列車の本数がとても少ない区間も通るので、ちゃんと出発時刻を見極めないと途中の乗換駅で2時間ぐらい待たされる事もあります。

そのため、事前に時刻表を調べ、なるべく総移動時間が短くなる様に乗車する列車の便を決めていました。

乗車してから、JR線の琵琶湖線(東海道本線)、草津線、関西本線、紀勢本線と乗り継ぎ、約6時間にもわたる鉄道の旅の末、ようやく宿の最寄り駅である無人の賀田駅まで到着しました。

ややグッタリしながら、18きっぷを運転手に提示し、最後に乗り継いだ2両編成の列車を降ります。

賀田駅に停車する列車

もうとっくにJR西日本の管轄エリアを過ぎ、JR東海の管轄エリアになっていました。改めて遠くまで来たという実感が湧いてきます。

賀田駅

ホームを歩きながら周囲を見渡してみると、近いはずの海がここからは見えませんでした。

どちらかというと、山あいの無人駅といった雰囲気に近かったです。

賀田駅

この駅は、無人駅といってもしっかりとしたブロック造りの駅舎があり、電車を待つ間も待合室で雨風を防げます。

賀田駅

この日宿泊する宿は、宿泊日の前日までに賀田駅に到着する時刻を告げておくと無料で送迎してもらえるため、私が到着した時には既に送迎の車が停まっており、宿の方がお出迎えしてくれました。

ちなみに、ここから宿まで徒歩約10分ほどで行ける様ですので、送迎を頼み忘れたとしても何とか自力で歩ける距離です。

宿の様子

送迎の車が走り始め、5分も経たないうちにこの日の宿泊地「尾鷲シーサイドビュー」に到着しました。

宿の建物はそれなりに年数が経過していてやや古そうですが、目立った劣化箇所も見当たらず、よくメンテナンスされてる様に見えます。

尾鷲シーサイドビュー外観

入口前の屋根のあるスペースにバイクが1台停まっていました。場所が空いていれば2、3台のバイクでツーリングに訪れても屋根のある場所に停めさせてもらえるかもしれません。

早速中に入り、チェックイン手続きを行います。

少し前に出かけたツーリングで宿泊した伊勢志摩の宿でも、隣県の滋賀在住者も対象となる三重県民割(みえ得トラベルクーポン)を利用しましたが、今回も利用させていただきました。

今回は高級魚のクエ料理を食べる事ができるプランを選んだため、普段私が好んで選ぶカジュアルな宿の価格帯に比べると若干お値段が張りました。

とはいえ、通常一泊二日2食付きで約20,000円のところを、先ほどの県民割を使って5,000円割引の15,000円になり、予算的にだいぶ助かりました。

チェックインの手続きを済ませて客室に入ると、シーサイドビューという宿の名前の通り、窓から海が見えます。

客室

広縁の方に行って、窓の景色をよく眺めてみると、すぐ目の前に海が広がっていました。

写真には写っていませんが、眼下に桟橋があり、そこで釣りができるそうです。釣り具の無料レンタル(エサ代は有料)もしているらしく、手ぶらで来ても釣りが楽しめそうです。

客室からの眺め

この日は少し雲が多く、残念ながらどんよりとしていましたが、眼前に広がる海やリアス式海岸が風情のある景色を作り出しています。

先ほど触れた伊勢志摩の宿から見える海の景色もすばらしかったですが、この宿からの眺めも負けていませんでした。

部屋の内装は建物の古さを感じさせないぐらい綺麗で、新しさすら感じます。

客室

この宿はアメニティも充実しており、女性客にも配慮されている宿だと思いました。

客室

部屋を出てちょっと館内を散策してみる事にします。

大浴場の場所を確認するために、その入口付近まで来てみました。風呂上がりに景色を眺めながらドリンクを飲んだりして休憩できるスペースにもなっています。

男湯と女湯は時間帯によって入れ替わり、この時はここから階段で降りた所にある下の大浴場が男湯になっていました。

大浴場付近

今回私の利用した宿泊プランでは夕食が部屋食なのですが、朝食は食堂との事でしたので、朝食会場の確認がてら付近を少しうろうろしてみます。

すると、今晩初めて食べる事になるクエの大きな魚拓が飾られているのを発見しました。

1m20cm、30kgという記述もあり、これから食べようとしているクエにはこんなに巨大なものもいるのかと今更ながらに知りました。

クエの魚拓

この後部屋に戻って一息ついた後、大浴場に行ってゆっくりお風呂に浸かりました。写真でお見せできないのが残念ですが、大浴場の大きなガラス張りの窓から見える景色は最高でした。

景色を楽しみながら、結構長い時間湯舟に浸かっていたため、若干のぼせてしまった様です。

お風呂を出て部屋に戻り、広縁にある椅子に腰かけ、窓からの景色をぼんやり眺めながら夕食の時間を待ちました。

(夕食の様子は次のページに続きます)

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