先日、滋賀に移住してから県内のまだ行ったことのない所へ行こうと思い立ち、早速甲賀市にある水口という町に行って滋賀のB級グルメ「スヤキ」を食べてきた記事を書いたばかりですが、実はその翌週にまた水口を訪れていました。
というのも、水口に行ってきた事を昔から滋賀に住んでいる知人に話したところ、「今度水口に行く時は市場の食堂に行ってみ。めっちゃ安く海鮮丼食えるから。」と言われ、訪れるべき名店を取りこぼしていた事を知りました。
この市場の食堂というのは、水口卸売市場の中にある「水口寿志亭 市場の食堂」というお店で、調べてみると滋賀県内では結構人気のお店の様です。
このお店の事を聞いてから気になってしょうがなかったのですが、水口は先週行ったばかりという事もあり、機会があったらまた行こうと一旦は思いとどまりました。
しかし、ただでさえ今まで行く機会が無かった町に、本当に次も行く機会が訪れるだろうかと思い、急遽、先週に引き続き2回目の水口行きを決定しました。
滋賀に来てから1度も訪れたことのない町に2週連続で訪れる事になるとは何とも不思議な感覚ですが、何かの力でこの町に引き寄せられているのかもしれません。
水口卸売市場の様子
先ほどの知人から、このお店は結構混むという事を事前に聞いていたので、開店時刻ちょうどのAM11時を狙ってバイクに乗り自宅を出発しました。
今回も国道1号は少し混んでおり、お店のある水口卸売市場に到着した時には11時を10分ほど回っていました。
市場に到着すると、既に多くの車やバイクが駐車場に停まっていました。全てが食堂利用者ではないとは思いますが、停まっている台数を見る限りかなり混んでいそうな雰囲気です。
初訪問で勝手がわからないという事もあり、バイクを停められそうな空いている場所を探すのにもちょっと戸惑いました。
ようやくバイクを停め、食堂の入口(上の写真の左奥の方)に向かって行きます。
食堂の手前にお惣菜などを売っている「市場の店」がありました。後で寄ってみようと思います。
ちなみに、普段はどうかわかりませんが、この日はこのお店の前にバイクを停めている人が多かったです。
市場の店を通り過ぎ、さらに奥に歩いて行くと向こうの方に食堂の入口が見えました。外で2名ほど待っている様です。行列を覚悟していましたが、それほど待たなくても済みそうなのでちょっと安心しました。
それにしても、昭和の香りが残るこの市場の雰囲気はいいですね。
市場の食堂(水口寿志亭 市場の食堂)
食堂の前まで来ました。店内は満席状態だったので、外のベンチで席が空くのを待つ事にします。
店内をちょっと覗いてみると、これまた昭和の大衆食堂感が出ていてレトロ好きの私にとっては居心地が良さそうな空間です。先週訪問した同じ水口にある谷野食堂も懐かしい雰囲気でしたが、ここも負けてはいません。
20分ほど待っていると、ようやくお店の中に案内され、席に着きます。混んでいたので、私と同じ一人のお客と斜め向かいで相席でした。
店内ではおじいちゃん、おばあちゃんの店員が働いていますので、大手チェーンの飲食店の様な接客を期待してはいけません。暖かい目と寛容な心でゆったりとした雰囲気を楽しみましょう。
メニューを見てみると、ノーマルの海鮮丼(690円)を筆頭に確かに安いです。
他にも中落ち丼、イカそうめん丼、うなぎ丼など魅力的なメニューが並び、なんと大半は1,000円以下です。最も高いものでも、約1,800円程度です。
しばらく悩んだ挙句、お店の中ではかなり高い部類となる「うにいくら丼」(1,580円)を注文しました。
それにしても、うにといくらが乗ってこのお値段は驚きです。京都や大阪ではお店によっては3,000円ぐらいは取る様な気がします。安くても2,000円台のイメージです。
(いずれの価格も2022年9月時点のものです)
しばらく待っていると、注文したうにいくら丼が運ばれてきました。
実はあまりにも値段が安いので、うにといくらが少しだけ乗っているだけで他のもの(錦糸卵やきざみ海苔など)で丼を埋めているのではと疑ってかかっていたのですが、正真正銘のうにいくら丼でした。
うにといくらの色も良く、特にいくらはつやつやして見た目も鮮やかです。
食べてみても本当においしく、2、3千円取るお店のクオリティと変わらない気がします。
ちゃんとしたうにといくらを食べたのはいつ以来だろうと思いながら、じっくりと味わって食べました。
食べ終わり、名残惜しい気持ちを抑えつつ席を立ち、店員に声をかけてお会計をしようとしたところ、よくスーパーのお惣菜に貼られている様な値札が貼られた厚紙を渡されました。
お代はここではなく、食堂まで歩いて来る途中にあった「市場の店」で支払うシステムの様です。
市場の店(お会計場所・お惣菜店)
お会計をするため、来るときに通り掛かった市場の店の前まで来ました。
お惣菜が充実した魚屋さんみたいな雰囲気です。
お店の中に入ってみると、おいしそうなお惣菜がずらっと並べられていました。
入って左奥のレジで食堂の代金を支払うのですが、ここでもおじいちゃんが店員をしており1人でレジをやっていますので、ゆっくりペースです。お惣菜を買いに来たお客も混ざり、奥の方にちょっとした行列ができています。
行列が少し収まるまで、並べられた魅力的なお惣菜を見て回ります。
値段もとても安く、普段の食事用に毎日ここに買いに来たいと思うほどでした。
お惣菜に見とれて危うく食堂のお会計の事を忘れそうになりましたが、気づいたら手に3品ほどのお惣菜を抱えてレジに並んでいる自分がいました。
まとめ
今回は、先週訪れたばかりの甲賀市水口の町を再び訪れ、水口卸売市場内にある食堂でうにいくら丼をいただきました。
噂通りの安さに驚きましたが、そのクオリティーも寿司屋などに引けを取らないレベルだった事にも驚きでした。市場併設のお店だからこそなせる業かもしれません。
店員の方はご高齢の方ばかりですので、お店を続ける事自体も大変だと思いますが、いつまでも残っていてほしいと感じるお店です。他にも気になるメニューがあるので、私も今後リピートして応援したいと思います。
人気店なので土日は混んでいますが、混んでいてお店に入れなくても、お惣菜のクオリティも高いので、これを買いに来るだけでも来た甲斐があると感じるのではないでしょうか。
縁遠い町として何気なく訪れた水口でしたが、先週訪れた谷野食堂といいこのお店といい、魅力的なお店が集まる良い町ですね。危うくこのまま水口を知らずに滋賀ライフを続けてしまうところでした。
他にも県内にある行ったことの無い町をどんどん訪れてみたいと思います。
営業時間 | 11:00~14:00 水曜日 定休日 |
電話番号 | 0748-62-6668 |
最寄り駅 | 近江鉄道 水口・蒲生野線 水口城南駅(徒歩約5分) JR 草津線 貴生川駅(徒歩約20分) |
最寄りIC | 新名神 信楽IC(車で約20分) |
公式ホームページ | ― |
2023年11月 再訪(海鮮丼)
2023年の11月に水口方面をツーリングした際、ふらっと立ち寄って海鮮丼をいただいてきました。ご高齢のスタッフの方々がお変わりなく、元気に営業されていましたので一安心しました。
「海鮮丼」のお値段についても、この物価高騰のご時世にあって、前回訪問時から1円も値上げする事なく690円を保っているというのは驚きでした。まだまだ営業を続けてほしいと願うお店です。
その時の写真を追加しておきます。
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