自宅近くの桜も満開になりつつある3月末日の平日に、急遽お休みが取れたのでバイクに乗ってどこかお花見ツーリングにでも出かけようと、滋賀県内の桜の開花情報を調べていたところ、彦根城が満開の見頃を迎えている事がわかりました。
前回の記事でも書いた通り、つい最近この近くのカフェレストランでデカ盛りの定食を食べた帰りに彦根城を訪れたばかりですが、満開の桜に彩られた姿も見たくなり、再び彦根城までツーリングをすることにしました。
また、彦根城またはその付近に毎日登場する彦根市のマスコットキャラクター「ひこにゃん」にも会ってきました。ゆるキャラブームが落ち着いた今でも相変わらず大人気でしたので、その様子も合わせて書こうと思います。
過去ひこにゃんに会ってきた様子は以前の記事でも書いていますので、ご興味のある方はそちらも合わせてお読みください。
駐車場~大手門入口付近
自宅を出てAM9時頃に彦根城付近に到着したのですが、バイクが停められる駐車場に辿り着くまでしばらく手間取ってしまいまいた。
最初、事前に調べてバイクが停められそうだった二の丸駐車場という所を目指したのですが、桜のシーズン(桜まつり開催中)は交通規制か何かで通常と勝手が違うらしく、付近にいた係員の方に聞いてみたところ別の駐車場を案内されました。
その駐車場は京橋口駐車場という所の隣にあるバイクとバスの専用駐車場でした。何とかそこに辿り着き、無事バイクを停める事ができました。
バイクの駐車料金は300円(2023年3月時点の料金)で、近くにある詰め所にいる係員の方に最初に支払います。
ちなみに車の場合は、その他いくつかある駐車場のうちいずれかに停める事になりますが、大体どこも1回もしくは最大1,000円という料金設定の所が多い様でした。
駐車場を出てお堀沿いを歩き、入口(京橋口)付近まで来ました。石垣の上から溢れる様に満開の桜が咲き誇っており、この時点で期待が高まります。
早速橋を渡ると、更にその内側にある内堀沿いに続く桜もすばらしく、その見事な満開ぶりに時々足を停めて見入ってしまうほどでした。
内堀沿いをしばらく歩くと大手門入口に辿り着きます。ここから更に内側に入ってみる事にします。
大手門券売所~天守前広場
更にしばらく進むと、大手門券売所が現れます。ここからは有料エリアとなり、観覧券を購入する必要があります。
ここで大人料金800円(2023年3月時点の料金)を支払い、中に入ります。
ちなみに、この観覧券は1日有効であるため、都度係員の方に券を見せれば出たり入ったりできます。
ひこにゃんの登場時刻が案内された看板もあり、せっかくなので今回も会いに行く事にしました。次の登場は天守前広場で13:30との事なので、一旦食事や周囲の散策のために外に出てから戻って来る事も出来そうです。
大手門券売所を過ぎてすぐの所にある彦根城の案内地図で確認してみると、天守のある広場に行くまでにいくつかの門をくぐり階段を上る必要がありそうです。ただ、距離はそれほど無い様にも見えます。
早速長い石段を上る事になりますが、比較的緩やかなので、ゆっくり登れば苦になるほどではありません。ただ、お年寄りの方はちょっとキツそうに登っていました。
この辺りから視界の大半が立派な石垣になり、城の内部に来たという実感が湧いてきます。
一通り登り切った所に広場があり、お土産などを販売する売店がありました。ここに置かれている様々なひこにゃんグッズが目を引きました。
先ほど下から見上げていた橋を今度は渡る事になりますが、ここから見える桜と石垣と白い城壁がコラボする景色はなかなかのものでした。
門をくぐると、その先にも石段が続きます。途中、抹茶をいただける「聴鐘庵」というお茶席の前を通り、更に上って行きます。
次の門をくぐり、しばらく石段を上ると天守がある広場に辿り着きました。
記念撮影用のパネルになったひこにゃんもお出迎えしてくれます。
天守自体は小ぶりですが歴とした国宝です。国宝の天守は、姫路城、松本城、犬山城、松江城とここ彦根城のみらしく、意外と少ない様です。
天守の中に入る事もできる様なので、早速入ってみる事にしました。
入ってから間もなくして彦根藩主の井伊直弼の像が設置されていました。幕末の大老を務めていた時に桜田門外の変で凶刃に倒れますが、地元では日本の開国、近代化の断行した英雄と評されている様です。
内部は当時の姿が残り、観覧順路には現代の建物ではまず見かけないほど急傾斜の階段を登り降りする箇所があるので、小さな子供やお年寄りは特に慎重に進む必要があります。
天守の最上階から琵琶湖まで見渡せます。この日はうっすらと見える程度でしたが、もっと天気が良ければ綺麗に見渡せそうです。
天守を出た後、改めて天守前広場に咲く見事な桜を眺めたりしながらしばらく過ごします。
表門口付近~佐和口付近
ひこにゃんの登場までまだ時間があったため、一旦有料の観覧エリアを出て、内堀沿いを散策する事にしました。
先ほどは大手門口から入りましたが、今度は表門口から出て内堀沿いを歩いてみる事にします。
お堀では屋形船が通り過ぎていきましたが、船から眺める桜もなかなか良さそうです。
変わったところでは、滋賀県内ではお馴染みの飛び出しぼうや(児童の飛び出しを注意喚起用する看板)があり、通常の物とは異なる彦根城独自のバージョンの様です。
お堀沿いの桜も満開で、常に視界が桜色に染まります。
しばらく歩くと、何やら人だかりが出来ている一画がありました。
近くまで行くと、「彦根にぎわい市」という催しの開催場所の様で、人だかりの原因は猿回しという事がわかりました。
見始めるとこれがなかなか面白く、ついつい最後まで観てしまいました。
猿回しを観た後、さらに内堀沿いを歩いていると先ほど見かけたお堀めぐりの屋形船の乗り場がありました。
佐和口を出るとお堀沿いに松林(いろは松)が続いており、桜も良いですが松も負けていない程風情があって良いです。
中堀沿い
佐和口を出た後、今度は中堀沿いを歩いてみる事にします。
松林を過ぎたあたりから早速すばらしい景色が目に飛び込んできました。
石垣の上から湧き出すように満開の桜が咲き誇り、その姿がお堀の水面にも映って圧巻の景色です。
しばらく中堀沿いを歩き、景色を楽しみます。
石垣と桜とお堀の水面の組み合わせは、お城ならではの最強の組み合わせだと思いました。
更に歩いていると、天守が見える場所にベンチが置かれていたので、ちょっと座って一休みする事にします。
お堀の水面を泳ぐ鴨たちを見ていると、何だか癒されます。
桜のすき間から見える天守も美しいです。
ひこにゃん登場
そろそろ、ひこにゃんの登場時刻が近づいてきたので、彦根城の有料観覧エリアに再入場します。
大手門券売所で先ほど購入した観覧券を係員の方に見せて中に入り、再び天守前広場に到着しました。
天守前は既に人だかりができており、係のお姉さんがひこにゃん登場前の注意事項などを説明していました。
どうやらひこにゃんは少し離れた所に現れ、この天守の前まで歩いてくる様です。
そのため、歩いてくるルート上にみんなで花道を作る様案内されます。
登場時刻になると、花道の向こうの方にひこにゃんが現れました。ここからもかろうじてひこにゃんの黄色い角が見えます。
その後徐々に近づいてきて天守前に到着し、ゆっくりお辞儀をしてくれました。
しばらくいくつかのポーズを取ってくれて、ひこにゃんの撮影タイムの様な時間を設けてくれました。
ちょっとしたしぐさもゆるくかわいい感じで、登場して早々癒されてしまいます。前回ひこにゃんを見た時もそうでしたが、あちこちから「かわいい」という声が飛び交います。
ひとしきり撮影タイムが終了したところで、係のお姉さんに見えない様にこっそりお団子やおせんべいを隠し持つという、寸劇の様な事が始まります。
お姉さんが向こうを向いている時にお団子やおせんべいを取り出し観客に見せるのですが、お姉さんが振り返ると、さっと後ろに隠します。
こんな感じの事を何回か繰り返しながら、最後にはお姉さんに見つかってしまいます。
その後は、お団子、おせんべい、小刀の小道具を持って再び撮影タイムです。
それが終わると最後に一礼してくれて、ひこにゃんの退場となります。
再びみんなで花道を作ってひこにゃんをお見送りします。間近で見るとやっぱりかわいいです。
時々立ち止まってはおじぎをしながら、ひこにゃんはゆっくりと去って行きました。
まとめ
今回は満開の桜が咲き誇る彦根城に行ってきました。
これまで、お寺や琵琶湖沿いにある桜のスポットを訪れてきましたが、今回はお城に咲く桜の素晴らしさにも気づく事ができました。
特に石垣と桜の組み合わせはとても風情があり、他のお城の桜も見てみたいと思う様になりました。
また、ひこにゃんも相変わらずの人気で、何度見ても癒されます。彦根城を訪れた際は是非ひこにゃんにも会ってほしいと思います。
住所 | 〒522-0061 滋賀県彦根市金亀町1 |
電話番号 | 彦根城運営管理センター:0749-22-2742 彦根観光協会:0749-23-0001 |
営業時間 | 08:30~17:00 (最終入場は彦根城、玄宮園、開国記念館とも16:30まで) 年中無休 (開国記念館は12月25日から12月31日まで休館) |
アクセス(公共交通機関) | JR彦根駅から徒歩約15分(もしくは彦根駅で彦根ご城下巡回バスに乗車し、彦根城バス停で下車) |
アクセス(自家用車) | 名神高速道路 彦根IC(車で約10分) ※駐車場あり(周辺の観光駐車場を利用) 観光駐車場案内ページ:https://www.hikoneshi.com/access/parking |
公式ホームページ | 彦根城:https://hikonecastle.com/ 彦根市ひこにゃんスケジュールページ:https://www.city.hikone.lg.jp/kanko/ibento/5/index.html |
公式SNSアカウント | ひこにゃん: (Facebook)https://www.facebook.com/hikonyanofficial/ |
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