廃校活用の道の駅で食べる岩魚天丼(道の駅 奥永源寺渓流の里)

道の駅 奥永源寺渓流の里 グルメ
道の駅 奥永源寺渓流の里

先月、紅葉ツーリングで百済寺を訪れた後に立ち寄った道の駅 奥永源寺渓流の里で食べた岩魚の天丼がとても美味しかったので、百済寺からのこの道の駅に至るまでの道のりも含めて書いてみようと思います。

滋賀県道229号〜34号

百済寺を出た後、滋賀県道229(百済寺甲上岸本線)から滋賀県道34(多賀永源寺線)を経由して道の駅奥永源寺渓流の里に至る山奥のルートを走りましたが、その途中に何気なく存在する無名の紅葉がすばらしく、思わず立ち止まって見入ってしまう場面が多くありました。

あまり人が立ち入らなそうな場所に、紅く色づいたもみじの落ち葉が地面を覆っている場所が現れた時には、思わずバイクを停めてじっくり眺めてしまいました。

この時はすれ違う車やバイクも無く、この景色を独り占めする事ができました。

滋賀県道229号

しばらく行くと、廃村跡の付近に来ました。このあたりは大萩集落跡と呼ばれているらしく、かつて台風で大きな被害に遭い、集団移住によって廃村となった集落だそうです。

一つだけまともに建っている家屋があり、その前に小さな神社や胸像がありました。

この胸像は旧愛東村二代目村長の辻仁一という人らしく、この家屋はこの方の生家だった様です。

大萩集落跡

道路を挟んでこの家屋の向かい側に、先ほど以上に見事に色づいたもみじの一画があり、紅葉の名所と呼ばれるお寺の境内にありそうなレベルの美しさでした。

ここでもバイクを降りてしばらく眺め入る結果となり、先ほど百済寺であれだけ紅葉を堪能したにもかかわらず、何枚も写真を撮るほどじっくり観賞してしまいました。

大萩集落跡の紅葉

先ほどの参拝客で賑わっていたお寺とは異なり、人っ子ひとりおらず静寂に包まれながら眺める紅葉も良いものだなとしみじみ感じます。

大萩集落跡の紅葉
大萩集落跡の紅葉

気が済むまで紅葉を眺めたところで再びバイクに乗って目的地の道の駅を目指します。

走行中に見える山々も鮮やかに色づいており、この景色があるおかげで細くて曲がりくねった道路も楽しく走る事ができます。

滋賀県道34号

さらに進んだ所で、またしても気になるスポットが見えてきました。

黄色いイチョウの落ち葉が地面を覆いつくす小さなお寺が目に飛び込んで来たので、思わずバイクを停めて立ち寄ってみる事にしました。

門のあたりにある石碑に刻まれた文字を見ると、ここは照曜山 光徳寺というお寺の様です。

照曜山 光徳寺

特に派手さのない素朴な造りのお寺ですが、しんと静まった雰囲気とイチョウの絨毯に魅せられ、ここでもしばらく留まってしまいました。

照曜山 光徳寺

門を出ようと振り向くと、門の屋根にも落ち葉が積もっており、視界の多くがイチョウの黄色に埋め尽くされてしまいました。

照曜山 光徳寺

門を出て、今度こそ道の駅まで一気に走ろうと再びバイクに乗ります。

滋賀県道34号

道の駅が近づいてきた辺りに橋が架かっており、この両サイドに見事に色づくもみじが見えたため立ち止まって眺めてみようかと思いましたが、今回は堪えてバイクを降りずに写真だけ撮って先に進みます。

神崎川沿いの紅葉

道の駅まであともう少しの所まできました。この付近の道路沿いにに続く普通の木々の紅葉も、何気ない美しさがあります。

国道421号の紅葉

道の駅 奥永源寺渓流の里

途中何度も立ち止まったため少し時間がかかりましたが、ようやく目的地の道の駅 奥永源寺渓流の里に到着しました。

ここは廃校になった中学校の校舎や体育館を利用した道の駅になっており、確かに学校の様な佇まいをしていました。

道の駅 奥永源寺渓流の里

入ってすぐの駐車場はおそらく旧グランドで、奥に見えるのは旧校舎、右奥には体育館があり、やはり学校の面影がそのまま残っています。

二輪専用の駐車スペースは体育館前あたりにあるので、ここにバイクを停めます。

この道の駅は以前も何度か来ていますが、いつもバイクが多く停まっており、ちょっとしたライダーの憩いの場になっている様な気がします。

道の駅 奥永源寺渓流の里 二輪駐車エリア

この道の駅に到着した時はすでに14時を回っていましたが、まだ昼食を取っておらず空腹を感じていたため、ここで何か食べようとお食事処のあるあたりに向かいます。

以前ここに来た時には、時間帯が早すぎたり遅すぎたりしていつもお食事処が営業時間外だったため、ここで食事をしたことがありませんでしたが、今回は営業時間内のため、何とか食事にありつけそうです。

お店は2つあるのですが、そのうちの1つ「ふる里 まなびや」というお店で、今まで食べた事のない岩魚の天丼がメニューにあったため、こちらのお店の食事をする事にしました。

ショッピングセンターやサービスエリアなどのフードコートの様なシステムになっており、窓口でお目当ての岩魚天丼1,200円(2022年11月時点)を注文して呼び出し用の番号札(1番)を受け取ります。

その後、学校の運動会で本部や観覧席に使われる様なテントが設置された共有の飲食エリアの席に座って料理が出来上がるのを待ちます。

ふる里 まなびや

しばらく待っていると、自分の番号札の呼び出しが掛かったため、料理を取りに行きます。

料理が乗ったお盆を受け取ると、見た目にもボリューム満点の天丼がどっしりと鎮座していました。
意外と小鉢料理の品数もあるため、何か得した気分になります。

岩魚天丼

早速岩魚の天ぷらを食べてみると、川魚特有の生臭さは感じず、ふっくらした岩魚の白身とさっくりとした衣の組み合わせが美味しいです。

塩焼きでしか食べた事がない岩魚でしたが、天ぷらもアリだと思いました。

他にもマイタケ、シシトウ、さつまいもなどが入っており、味もボリュームも大満足でした。

岩魚天丼

遅めの昼食を終えたところで、もう少しこの道の駅を散策してみる事にします。

旧校舎をそのまま利用したメインの建物にリノベーションの際に設置したと思われる階段があり、2階の方に登れる様になっていました。

この2階に登り、少しうろうろしてみる事にします。

道の駅 奥永源寺渓流の里

廃校前に学校で利用されていたと思われる生徒さん用の椅子が置いてある一画があり、元々ここが学校であったという名残りを改めて感じさせてくれます。

二階から道の駅全体を見渡してみると、割と広く感じます。

下に降りて少し散策してみると、滋賀県内のあちこちで見かける子供の飛び出し注意を促す看板、とびだし坊や(とび太君、とびだし小僧などとも呼ばれる)を取り入れた記念撮影用のパネルまでありました。(下の写真の右下)

道の駅 奥永源寺渓流の里

この道の駅周辺の案内図があったので、現在地と先ほど滞在していた百済寺の場所を確認してみると、結構な山奥のルートを走ってきたのだなと改めて感じます。

この案内図の下の方にある永源寺も紅葉の名所で、こちらも是非お勧めしたい紅葉スポットです。
今年は訪れませんでしたが、昨年この永源寺を訪れた様子を記事にしていますので、もし良かったら読んでみてください。

まとめ

今回は、先日紅葉の見頃を迎えていた百済寺訪問後に立ち寄った道の駅 奥永源寺渓流の里の様子と、それに至る道中の様子を書いてみました。

この道の駅にあるお食事処の「ふる里まなびや」では、あまり他では見かけない岩魚の天ぷらが乗った看板メニューの岩魚天丼を食べる事ができましたが、思った以上に美味しかったです。

お店が営業している時間に訪れる事ができたらぜひ食べてみてほしい一品です。

他の看板メニューにダムカレーがあり、時期によって岩魚のフライか鹿肉のメンチカツがトッピングされるそうで、今度訪れた時にはこちらも食べてみたいです。

また、周辺にはキャンプ場があったり、夏には渓流釣りもできるため、夏場にアウトドアの拠点としても利用してみたいと思う道の駅でした。

住所〒527-0207 滋賀県東近江市蓼畑町510番地
電話番号0748-29-0428
営業時間4月~11月 9:00~17:30、12月~3月 9:00~16:30
定休日:毎週火曜日・年末年始(12月29日~1月3日)
※火曜日が祝祭日の場合は、翌日水曜日が定休日(GW・11月は休まず営業)
※駐車場・トイレは無休、24時間利用可
営業時間(お食事処)「ふる里 まなびや」(4月~11月 11:00~17:30、12月~3月 11:00~16:30)
「うをまつ」(4月~11月 10:00~17:30 ※食事メニューは11:00から、12月~3月 11:00~16:30)
アクセス(電車・バス)近江鉄道 八日市駅→近江鉄道バス永源寺車庫行き乗車(永源寺車庫下車)→ちょこっとバス 君ヶ畑行き乗車(奥永源寺渓流の里下車)
アクセス(自動車)京阪神方面から:名神八日市ICから国道421号経由で約25分
名古屋方面から:東海環状自動車道大安IC外回り出口から国道421号経由で約25分
公式ホームページhttps://okueigenji-keiryunosato.com/
道の駅奥永源寺渓流の里(2022年11月時点)
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