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目が覚めると既に夜7時を回っていました。大体3時間ぐらい眠っていた様です。
まだ昼間のお酒が残っている様な残っていない様な感じでしたが、飲みに行けるぐらいの状態には復活していました。
このまま朝まで宿に居るのももったいないので、ちょっとだけ飲みに行こうと思い、散歩がてら道頓堀の方まで行ってみる事にしました。
【後半(2ページ目)の目次】
正宗屋 相合橋店
道頓堀までの道の途中に、何とも渋い感じの大衆酒場「正宗屋」が見えたので、近くまで行ってみます。
何となく常連ばかり居そうで入りづらい感じもしましたが、私の好きな昭和の雰囲気溢れるその店構えに惹かれ、思い切って入ってみる事にしました。
一瞬他のお客と目が合い怯みかけましたが、一人客も何人か居たりして、ふらっと入っても気にならない雰囲気だったのでほっとしました。店内の様子も期待した通り昭和の大衆酒場そのものでした。
カウンター席に座り、店内に貼り出しているメニューを見渡すと、何とビール大瓶が390円と書いてありました。400円台でも安いと思っていたのに、ついに300円台に遭遇してしまいました。
迷わずビール大瓶を注文し、店内のメニューを見渡し何を食べようかと考えます。
軽く飲むつもりだったので料理は控えめにし、まぐろユッケとおでんのみにしておきました。
おでんは朝も食べたのですが、目の前におでん鍋がありおいしそうに見えたので、あまり見かけないものを中心に3品(ねぎま、竹の子、じゃがいも)注文しました。
寝起きからあまり時間が経ってない状態での1杯目でしたが、暑かったせいもありスルスルとビールが喉を通ります。
料理はどれもおいしく、ビールがますます進みます。
おでんの竹の子とじゃがいもに至っては結構ボリュームがあり、料理が無くなるよりだいぶ先にビールの方が無くなってしまいました。
次は日本酒に切り替えようか少し迷いましたが、再び大瓶390円の貼り紙が目に留まり、喉を潤すべくもう一本ビールを注文してしまいました。
やがて料理も無くなり、2本目のビールも飲み終えたので、そろそろお店を出る事にします。
お会計は全部で1,600円ぐらいでした。ここも安かったです。
住所 | 542-0074 大阪市中央区千日前1-4-14 |
電話番号 | 06-6211-0339 |
営業時間 | 平日・土曜日11:30〜22:00、日曜日9:00〜21:00 定休日 水曜日 |
最寄り駅 | 地下鉄日本橋駅、近鉄日本橋駅(徒歩約3分) |
公式ホームページ | http://masamuneya.com/ |
公式SNSアカウント(Twitter) | https://twitter.com/masamuneya1981 |
どうとんぼり神座 道頓堀店
再び道頓堀の方を目指して歩いて行くと、だんだんネオンが眩しいにぎやかなエリアになってきます。
色々と気になるお店があり目移りしてしまいますが、先ほどビールを大瓶2本も飲んだという事もあり、お酒はもういいかなと思い始めていたところなので、居酒屋にはあまり反応しませんでした。
一方で軽く何か食べたいという気持ちもあり、何か良さそうなお店は無いかと歩いていると、見覚えのある名前のラーメン店「神座」(かむくら)が目にとまりました。
神座は東京にも何店か店舗があり、滋賀に移住する前は好んでそちらのお店に足を運んでいました。
しかし、久しくこのラーメンを食べていなかったため無性に食べたくなり、気づけば外の券売機でラーメンの食券を購入していました。
お店に入ってカウンター席に座り、「おいしいラーメン」と書かれた食券(710円)を店員に渡します。
おいしいラーメンというのはこのお店のノーマルなラーメンの名称で、最初はこのネーミングセンスどうなのと思った事もありますが、今では名前通りおいしいラーメンだと思っています。
しばらく待っているとおいしいラーメンが運ばれてきました。
スープを一口飲んでみると、久しぶりという事もあり若干懐かしい思いに浸りました。
白菜の甘みと鶏ガラスープがよく合うあっさりスープで、東京の店舗に通っていた頃はお酒を飲んだ後やこってりラーメンに飽きていた頃に良く食べていた事を思い出しました。
麺も特徴的で心なしか、他店よりつるっとしている様に思います。
このラーメン、そのままでもおいしいのですが、卓上に置いてあるニラの薬味を入れると辛みと旨味が加わり深みのある味になります。
個人的には、最初からこのニラを入れた状態で出してほしいぐらい好きな薬味です。
後で調べてみると、この道頓堀店は神座発祥の店舗で本店に相当する様です。何年か越しに偶然にもお気に入りのラーメン店の本店を訪れる形になりました。
久々の再会を果たしたラーメンを十分味わった後、お店を後にしました。
住所 | 〒542-0077 大阪府大阪市中央区道頓堀1丁目7-25 |
電話番号 | 06-6211-3790 |
営業時間 | 平日11:00~22:00、土日曜日・祝日の前日11:00~23:00 |
最寄り駅 | 地下鉄なんば駅(徒歩約5分)、近鉄阪神大阪難波駅・地下鉄日本橋駅(徒歩約7分) |
公式ホームページ | https://kamukura.co.jp/ |
あっちち本舗 道頓堀店
途中寄り道をしてしまいましたが、ようやく道頓堀までやって来ました。
上の写真は有名なグリコサインのある戎橋の一つ手前の橋からの夜景ですが、都会の川の風景もなかなか絵になりますね。
写真ではなかなか伝わりませんが、歩道に座り込んで談笑している人や、酔った仲間に肩を貸しながら歩いている大学生風の集団、2人だけの世界に入っているカップルなど、色んな人間模様が交錯しており、眺めているだけで面白い場所です。
そんな道頓堀川沿いを中心にしばらく散策していると、なかなか目立つ看板のたこ焼き屋「あっちち本舗」が見えてきました。
そういえば、大阪に来てからまだたこ焼きを食べていない事を思い出し、テイクアウトで買って帰る事にしました。
お店の前まで来ると、店員さんがせっせとたこ焼きを焼いており、いいにおいが辺りに漂っています。
とりあえず1人前を持ち帰りで注文したところ、味付けをどうするか聞かれたので、無難なソースマヨネーズを選びました。
たこ焼き1人前を受け取り、お代の500円を支払ってお店を後にします。
下の写真は宿に持ち帰った後に撮影したたこ焼です。
その後はそのまま宿まで帰り、このたこ焼きと、昼間に立ち寄った大興寿司でテイクアウトしたお寿司をつまみにお酒を飲み、飲み歩きの一日をようやく締めくくる事ができました。
住所 | 〒542-0084 大阪市中央区宗右衛門町7-19 |
電話番号 | 06-7860-6888 |
営業時間 | 土曜日・祝日前9:00~翌3:00 それ以外の日9:00~翌2:00 |
最寄り駅 | 地下鉄日本橋駅・近鉄阪神大阪難波駅(徒歩約10分) |
公式ホームページ | https://www.acchichi.net/ |
阪神甲子園球場(高校野球観戦)
翌朝になり、いよいよメインイベントの夏の甲子園を観戦する日がやってきました。
今回誘ってくれた職場の同僚とは現地で合流する事にしていたので、宿を出てから直接甲子園球場へ向かいます。
大阪難波駅から阪神電車に乗り、約20分ほどで甲子園駅に到着しました。
甲子園駅前で無事同僚と合流し、駅から見える甲子園球場まで歩きます。
程なくしてテレビ等でよく見かける、蔦に覆われた甲子園球場の外観が見えてきました。
お目当ての近江高校の試合は、この日(第7日目)の13:00開始予定の第3試合です。
まだ第1試合の途中ですが、チケットは1日通し券になっており、当日の全試合を観戦できるので、スタッフにチケットを見せ、早速入場します。
球場の中に入ると売店があり、ビールも売っていましたが、トイレが近くなり頻繁に席を立たなければならなくなりそうなので、観戦中はがんばって控える事にします。
席に着いた時にはちょうど第1試合が終わった頃で、勝った方の高校の校歌が流れているところでした。
その後、第2試合の八戸学院光星(青森)VS愛工大名電(愛知)の試合をフルに観戦しましたが、愛工大名電がリードされていた3点差を終盤にひっくり返して勝利するという、なかなか見ごたえのある試合でした。
そして、いよいよ我らが滋賀県代表の近江高校が登場する第3試合が始まります。
両選手がグランドに整列して一礼し、試合開始です。手前の青いユニホームが近江高校の選手です。
試合の内容は、序盤の2回の裏に1点近江が先制するも、3回表に逆転され2点を追う形になります。
しかし、その裏にすぐ逆転し近江が逆に2点リード。その後着実に得点を重ねて8-3で近江が無事勝利しました。
エースで四番の山田投手が2桁奪三振を取り圧巻の投球だったので、安心して観ていられました。
当人はプロ志願届を出したそうなので、どの球団になるか今年のドラフト会議が楽しみです。
今回夏の甲子園を観戦してみた感想ですが、高校野球はプロ野球とはまた違った楽しみ方があると感じました。
選手のひたむきな姿に感動を覚える事が一番の魅力ですが、グランドの選手以外にも応援団や、工夫を凝らしたブラスバンドの演奏を見るだけでも楽しませてくれます。
例えば、甲子園常連校など一部のブラスバンドはその独特な選曲やパフォーマンスで高校野球ファンに注目されている学校もあるそうです。
近江高校のブラスバンドも有名らしく、試合がチャンスの局面になるとお決まりのチャンステーマ曲「Fire ball」を演奏し、同校のファンならずとも手拍子を誘ってしまうほど会場が盛り上がります。
この通り、すっかり高校野球の魅力に目覚めたので、来年もまた夏の甲子園に来ていそうな気がします。今回誘ってくれた同僚には本当に感謝です。
大衆酒場 天神大ホール
野球観戦を終えて甲子園球場を出た後、近江高校の祝勝会という名目で今回誘ってくれた同僚と共に一杯やりに行こうという流れになりました。
甲子園球場付近はお互い土地勘が無いので、大阪に寄って梅田周辺のお店で飲むことにしました。
大阪行きの電車の中で、そういえば関西に来てからほとんどホッピーを見かけないという事を同僚に話したところ、関西にもちゃんとホッピーを出す店があるからそこに行こうという事になりました。
その同僚が連れて来てくれたのが、梅田のお初天神通り商店街にある「大衆酒場 天神大ホール」というお店でした。
中に入ってみるとかなり広い店内で座席数も多く、お店の名前の通り大きなホールという感じでした。
席に着くと、とりあえず瓶ビールを注文し、その後お互いに食べたいものを注文し合います。
下の写真に写るのは上段左から、どて焼き、トラフグてっさ、わかさぎ天、下段左から、ニラ玉、ジムビームハイボール(メガサイズ)です。
これ以外にも、料理を3、4品ほど、お酒も何杯か注文した様な気がします。
どの料理も安くておいしく、特にトラフグてっさについては500円程度だったと思います。フグがこの値段とはさすが大阪ですね。
また、写真を撮り忘れていましたが、気になっていたホッピーもちゃんと置いてあり、滋賀に移住して以来久しぶりに飲むことができました。
昨日の一人飲み歩きも楽しかったですが、複数人で楽しく語りながら飲むお酒もまたいいもんです。
そんな楽しい時間もあっという間に過ぎ、1~2時間ぐらい飲むつもりが、結局お店を出る頃には3時間以上経っていました。
お会計は割り勘で一人あたり大体3,000円ぐらいでした。結構飲み食いした気もするのですが、その割には安かったと思います。
店内も広く座席数も多いので、何人かでワイワイやるにも良いお店だと思いました。
住所 | 〒530-0057 大阪府 大阪市北区曾根崎2-8-15 K’sスクエアビル 1F-C区画 |
電話番号 | 06-6131-1755 |
営業時間 | 日~木曜日14:00~24:00 金土曜日・祝日前14:00~翌5:00 |
最寄り駅 | 地下鉄東梅田駅(徒歩約2分)、地下鉄梅田駅(徒歩約4分) |
公式ホームページ | http://joujou.co.jp/ |
まとめ
今回は今年の夏に大阪でひたすら飲み歩き、翌日初めて夏の甲子園を観戦してきた思い出を書き綴ってみました。
今読み返してみても、ただ飲んで食べてるだけのお話でしたが、私にとってバイクに乗ってツーリングの旅に出かけるのと同じくらい楽しいひと時であるという事が、何となくお伝えできたかなと思っています。
最後に今回立ち寄った場所と、そこで支払ったおおよその金額をまとめました。(これらは2022年8月時点の情報をもとに、おおよその金額を算出しています)
立ち寄った場所 | 出費額(概算) | 備考 |
---|---|---|
大阪屋 | 2,200円 | |
ヨネヤ 梅田本店 | 1,600円 | |
ホルモン道場 | 2,200円 | |
大興寿司 南店 | 2,400円 | 店内食事とテイクアウト合計 |
かすうどん 恵美須屋2号店 | 720円 | |
正宗屋 相合橋店 | 1,600円 | |
どうとんぼり神座 道頓堀店 | 710円 | |
あっちち本舗 道頓堀店 | 500円 | テイクアウト |
ビジネスホテル | 5,000円 | 宿泊代(1泊朝食付) |
阪神甲子園球場 | 4,000円 | 内野席チケット代(事前決済・手数料込) |
大衆酒場 天神大ホール | 3,000円 | 割り勘後1人当たりの金額 |
【合計】 | 23,930円 |
これらには移動の際の交通費は含まれていませんが、この金額を高いと感じる方、安いと感じる方、様々だと思います。
個人的には、これだけ楽しく飲んで食べて、おまけに高校野球まで見る事ができたので、安いものだと感じました。
これは一重に、安くて美味しいお店がたくさん集まる大阪という街のおかげだと思います。
(酒好きにとっては)街全体がテーマパークだと思っていますので、またふらっと大阪に来て飲み歩きをしたいと思います。
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